2017年3月2日木曜日

山中慎介圧巻の7回TKO勝ち

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ボクシングニュース 2017年3月2日木曜日
山中慎介が圧巻の7回TKO勝ち、国内単独2位のV12
  WBC世界バンタム級タイトルマッチが2日、両国国技館の「ワールド・プレミアム・ボクシング25」のメインイベントで行われ、王者の山中慎介(帝拳)が挑戦者6位カルロス・カールソン(メキシコ)に7回57秒TKO勝ち。世界タイトル連続防衛記録を国内単独2位となる12に伸ばした。
 昨年9月、アンセルモ・モレノ(パナマ)との再戦に勝利し、年間最高試合選手賞と年間最高試合賞、KO賞の3冠に輝いた“神の左”山中が両国で世界初挑戦のカールソンを迎えた。
 初回、カールソンは上背がありながら低く構え、ガードを上げ、体を振って山中に迫ろうと試みた。山中は少し様子を見ると、タイミングが合うとみたのか、左ストレートを思い切って打ち込んでいく。2回には左カウンターをヒットして挑戦者を下がらせて連打。カールソンは左目下を早くもカットだ。4回を終わっての採点は40-36×2、39-37で山中がリードした。
 あとは山中がどうKOするのか─。だれもがそう思った5回、山中の左が期待に応えるかのように炸裂した。カールソンはダウン。このチャンスに山中はフィニッシュを目指し、再び挑戦者をキャンバスに突き落とす。しかし立ち上がった挑戦者が力を振り絞って反撃。左を山中の顔面に合わせた。
 6回は山中の左が再び火を噴いた。左をダブルで決めて、この試合3度目のダウンをゲット。ここでもカールソンは立ち上がり、執念の反撃を見せるが、さすがにこれ以上は続かなかった。山中は7回に左を決めて4度目のダウンを奪うと、さらに5度目のダウンで主審が試合を止めた。
 リング誌ベルトも守った山中は27勝19KO2分。「KOできましたけど、相手が攻めてきたときの対処など反省点もあった。具志堅さんのV13? 前から言っているように意識していない。みなさんに楽しんでもらえて、その期待にこたえたらいい」と語った。世界初挑戦失敗のカールソンは22勝13KO2敗。

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ボクシングニュース 2017年3月2日木曜日
岩佐亮佑“世界前哨戦”快勝、ビロリア不発の判定勝ち
 2日両国国技館の「ワールド・プレミアム・ボクシング25」のアンダーカードにIBF・S・バンタム級3位の岩佐亮佑(セレス=写真右)が登場。124ポンド8回戦でフィリピン・フェザー級6位グレン・メデュラに3回2分55秒TKO勝ちした。
 岩佐は昨年11月に予定されていた挑戦者決定戦がルイス・ロサ(米)の体重超過により中止に。指名挑戦権を得たものの、この日は8か月ぶりのリング。王者の小國以載(角海老宝石)がリングサイドで見守る中での“世界前哨戦”となった。
 スピードとリーチで勝るサウスポー岩佐がスタートからカウンターの左をヒット。メデュラはそれなりのパワーを感じさせたが、スピードと技術では岩佐に及ばない。岩佐は2回に左をきれいに決め、メデュラの動きを一瞬止めた。
 3回早々、左でグラつかせた岩佐はここから詰めの作業。メデュラは懸命に手を出して抵抗したが、右を合わせるとついに比人がダウン。続けてラッシュしたところでストップとなった。
 リング上で岩佐は「ぼくの人生をかけて小國さんを倒しにいきます」と宣言。リング下の小國と拳をタッチした。両者の対戦は夏以降に実現する見込み。小國は「リズムに乗せたら強いですね。リズムに乗せないようにクリンチしまくります」といつも通りおどけてみせた。岩佐は23勝15KO2敗。メドゥラは8勝5KO2敗1分。

 元2階級制覇王者のブライアン・ビロリア(米=写真左)はルーベン・モントーヤ(メキシコ)と114ポンド契約8回戦。36歳のビロリアは1年3か月ぶりの試合となった。
 ビロリアは初回から重厚なブローを打ち込んでが、モントーヤも負けじと力強いボディブローや左右のフックを打ち込み、大物刈りへの意欲を見せた。
 ビロリアはモントーヤのパンチをブロックしながら、ボディ打ちなどで崩しにかかり、有効打で上回るものの、モントーヤの前に出る力はなかなか衰えない。ビロリアは最後までモントーヤを引き離すことができず、判定決着となった。
 ハワイアンパンチ爆発とはいかなかったビロリアは37勝22KO5敗2無効試合。「もっといい試合を見せたかったが、復帰戦としてはよかったと思う」と語った。健闘が光ったモントーヤは14勝9KO5敗1分。

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ボクシングニュース 2017年3月2日木曜日
尾川堅一が2-0判定でV4、杉田聖は健闘及ばず
 日本S・フェザー級タイトルマッチが2日、両国国技館の「ワールド・プレミアム・ボクシング25」のセミで行われ、チャンピオンの尾川堅一(帝拳)が指名挑戦者の杉田聖(奈良)に2-0判定勝ち。4度目の防衛に成功した。スコアは96-94、97-93、95-95。
 WBC12位、IBF4位、WBO6位につける尾川が日本タイトル卒業を目指し、初防衛戦で9回KO勝ちしている杉田と再び拳を交えた。  杉田は第1戦で昨日した得意のジャブから、いかにパンチをつなぐかが課題だったが、初回にジャブを当てると、2回には立て続けにワンツーをヒット。3回には杉田のパンチで尾川が左目上部から出血した。
 相変わらずパワフルな尾川は4回に右をかぶせて杉田の思うようにはさせず、5回にも力強いパンチで杉田を下がらせた。5回終了時の採点は48-47×2で尾川、49-46で杉田と割れた。
 6回は尾川のパンチで杉田が左目上部をカット。王者も出血箇所が再び開いた。後半戦は、尾川は先手、手数を意識して攻撃姿勢を強め、挑戦者もいいジャブ、ワンツーで対抗した。競った展開は続き、尾川は9回にマウスピースを2度吐き出しながら、最終回は攻め込んで試合を終えた。
 尾川は試合後「初防衛戦も苦戦で今回も苦戦。成長する姿を見せられなかったのは悔しい」とコメント。戦績は21勝16KO1敗。あともう一撃が出なかった杉田は12勝7KO4敗1分。

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