2017年1月2日月曜日

不屈の男が、古里岩手に気分良い1年の締めくくり

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岩手日報 2016/12/31
八重樫、声援背に飾った100戦目 IBF王者、2度目防衛
【東京支社】「名勝負製造機」とファンを心酔させる不屈の男が、古里岩手に気分良い1年の締めくくりをもたらした。国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東(あきら)選手(33)が30日、12回TKO勝ちで防衛。くしくもプロアマ通算100戦目の節目となったが、これまでの歩みのようにしぶとさと力強さを遺憾なく発揮した。王者のまま新年を迎える喜びを3人の子どもとリング上で分かち合う姿に、興奮の会場から大きな拍手が送られた。
 「お父ちゃん頑張れ」。何度も叫ぶうちにかすれてしまった長女志のぶちゃん(6)の声援に背中を押され終盤、前に出て打ち合った八重樫選手。試合を決めると、リング上で次女一永(ひとえ)ちゃん(3)を抱っこし、チャンピオンベルトを長男圭太郎君(11)に渡した。
 地元や、東日本大震災の復興支援活動を通じて生まれた横浜市の後援会などから300人近くが応援に駆け付けた。八重樫選手の父、昌孝さん(69)は「今の東があるのは本当に多くの皆さんのおかげ」と感謝した。
 「まだまだ未熟。もっと日々精進していく」とリング上で誓った八重樫選手。ボクサーパンツに入った「懸命に悔いなく」の文字通り、これからもひたむきに一戦一戦に向かっていく。

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岩手日報 2017/01/01
八重樫「もっと発展」 IBF2度目の防衛で会見
【東京支社】国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者で2度目の防衛を果たした八重樫東(あきら)(大橋、黒沢尻工高-拓大)は世界戦から一夜明けた31日、横浜市内の所属ジムで会見した。八重樫は「TKO(勝ち)にはなったが、それまでの過程で甘い部分もあった。またたくさん練習していきたい」と反省と意気込みを語った。
 今や試合後のトレードマークとなった顔の腫れはほとんどなく、すっきりした表情で会見に臨んだ八重樫。「激闘王」の異名を持つが今回は足を使った戦いが光った。「収穫もあったが、まだまだ。もっと発展していけるスタイルを目指している」と内容には満足していない様子だった。
 左肩の治療中は「悶々(もんもん)とする時期もあった」という王者は「勝って終われたので、結果オーライ」と2016年を振り返った。本県への帰省は未定だそうだが、「家族との時間をしっかり過ごしたい」と父親の顔をのぞかせた。
 次戦は17年春に暫定王者のミラン・メリンド(フィリピン)と指名試合が組まれる見込み。「また生き残れたことでネクストマッチもある。気を抜かず精進していきたい」と決意を込めた。

2016年12月31日岩手日報一面ほか












































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