2017年1月2日月曜日

「力業」TKO

https://goo.gl/5nxlVT
朝日新聞 2016年12月31日05時00分
井上、怪物の証明 八重樫、「力業」TKO ボクシング・世界戦 30日
東京・有明コロシアムであり、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級は、王者の井上尚弥(23)=大橋=が、世界ボクシング協会(WBA)同級前王者の河野公平(36)=ワタナベ=に6回TKO勝ちし、4度目の防衛に成功した。国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級は、王者の八重樫東(あきら)(33ログイン前の続き)=大橋=が、同ミニマム級8位のサマートレック・ゴーキャットジム(32)=タイ=を12回TKOで下し、2度目の防衛。
 世界戦と併せて行われたタイトルをかけない契約体重73・4キロの10回戦では、2012年ロンドン五輪男子ミドル級金メダルの村田諒太(30)=帝拳=がメキシコ選手に3回KO勝ち。プロデビューから12連勝とした。

 ■WBOスーパーフライ級タイトル戦12回戦
井上尚弥(大橋)52・1キロ TKO 6回1分1秒 河野公平(ワタナベ)52・1キロ
 ■(ハイライト)強烈フック、12戦無敗・4度目防衛
 6回、井上の強烈な左を顔に浴びた河野がひざから崩れ落ちた。「手応えばっちり。作戦通り」。カウンター気味に合わせたフックで、この試合初めてダウンを奪う。立ち上がる河野に猛然とラッシュをかけ、レフェリーが試合を止めた。
 世界戦で自身初の日本人対決。「やる前からタフだとわかっていた」。13歳上のベテラン対策として準備した「引き出し」が効いた。序盤から近距離の打ち合いに応じつつ、左ボディーなどで動きを止め、チャンスをうかがった。「誘いながら合わせるイメージ」と井上。中盤、河野が右を狙って踏み込んだところを見逃さず、仕留めた。
 「名誉挽回(ばんかい)」(父・井上真吾トレーナー)がテーマだった。今年は5月に拳、9月には腰を痛め、防衛戦に苦戦。その教訓から再発を防ぐためスパーリングの数を従来の半分近い60ラウンド程度に減らした。1日最長5ラウンドに抑え、質を上げて調整した。
 無敗のままデビューから12連勝。1年間のうっぷんを晴らすような快勝にも「接近戦で体のぶれがあった。70点ですね」。今回、同じリングに上がるはずだった弟・拓真が世界初挑戦前に右拳を痛め試合が中止となり、「兄弟世界王者」の夢は新年に持ち越しとなった。「今回は今回で良かったが、また試行錯誤。(来年は)大きい試合をやっていきたい」。4度目のベルトを守り、「怪物」ここにありと改めて示した。
 ■36歳河野、一発に泣く
 河野は一発に泣いた。6回、攻めに出たところで相手の左フックをまともに食らいダウン。10カウント寸前で立ち上がったものの、直後に連打を浴びてキャンバスに沈んだ。
 ボクシング界で誰もがその強さを認める若き王者に対し、36歳は至近距離で打ち合い、ロープ際に追い詰めるなど見せ場はつくった。「相手がうまかった。少し休んで、それから(進退を)考えます」とうつむいた。

 ■IBFライトフライ級タイトル戦12回戦
八重樫東(大橋)48・7キロ TKO 12回2分13秒 サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)48・7キロ
 ■2度目防衛も反省の弁
 試合後の八重樫の顔は12回途中まで戦ったとは思えないほどきれいだった。「いけいけの雰囲気の時ほど『危ない』と思ってしまう人間なので」。豪快な一発はなくても、余裕で2度目の防衛を果たした。
 何度も挑戦者をロープに追い込みながら、なかなか仕留めきれなかった。12回、打ち合って、右であごを捉えた一発が決定打になった。試合後は反省の弁ばかり。「結局、力業。コンビネーションも技の強弱も単調になってしまった」
 同じく3階級制覇を果たした長谷川穂積(36)が今月、引退を表明。33歳の八重樫も引退を意識しないわけではないが、まだ先の話だ。
 「すぐに次の試合を目指しますよ。次はもっと良いパフォーマンスができるようにします」

 ■村田、金色の右 「世界前哨戦」3回KO
 ロンドン五輪金メダルの村田が「世界前哨戦」で圧巻のKO勝ちを見せた。
 世界ボクシング評議会(WBC)地域王者のサンドバル(メキシコ)に序盤からガードを固めて圧力をかけ、3回に得意の右が決まる。左のジャブの打ち合いから右ストレートで相手の左側頭部を打ち抜き、ロープからの跳ね返りに再び右を浴びせ、沈めた。
 プロ転向から12連勝で、4試合連続のKO勝利。日本での試合は昨年5月以来で「判定やったらボロクソ言われる」と試合後におどけたが、「ガードの堅さと右の威力はこの4試合で証明できた。次(世界戦を)やりたい」と宣言した。
 ○清水 フィリピン選手に3回KO勝ち。「判定までいくかと思ったけど、流れでパンチが当たった。(村田と)2人で世界チャンピオンになりたい」

https://goo.gl/A2gybK
毎日新聞  12月30日 21時44分)
 プロボクシングのダブル世界タイトルマッチが30日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥(23)=大橋=は挑戦者で世界ボクシング協会(WBA)同級元王者の河野公平(36)=ワタナベ=に六回1分1秒TKO勝ちし、4度目の防衛を果たした。戦績は井上が12戦全勝(10KO)、河野が43戦32勝(13KO)10敗1分けとなった。
 国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東(33)=大橋=は挑戦者のサマートレック・ゴーキャットジム(32)=タイ=と対戦し、十二回2分13秒TKO勝ちで、2度目の防衛に成功した。八重樫の戦績は30戦25勝(13KO)5敗。
 2012年ロンドン五輪メダリストの2人も試合を行い、金メダリストの村田諒太(30)=帝拳=はブルーノ・サンドバル(メキシコ)と対戦し、三回2分53秒KO勝ちした。村田は通算12戦全勝(9KO)。銅メダリストの清水聡(30)=大橋=はプロ2戦目に臨み、初戦に続き、KO勝ちした。

https://goo.gl/WdkGIP
読売新聞 2016年12月30日 21時04分
井上尚弥が4度目の防衛…八重樫東は2度目
ボクシング・ダブル世界戦(30日・有明コロシアム)――世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)は、挑戦者で、世界ボクシング協会(WBA)元同級王者の河野公平(ワタナベ)を6回TKOで退け、4度目の防衛を果たした。
 井上は6回に巧みなカウンターでダウンを奪い、立ち上がった河野を連打で仕留めた。国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東(大橋)は、挑戦者サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)を12回TKOで下し、2度目の防衛。八重樫は終盤に攻勢を強め、最終回にコーナー付近に追い込んで攻め立てると、レフェリーが試合を止めた。










https://goo.gl/Rmgk9j
産経新聞 2016.12.30 20:54
【ボクシング】
井上尚弥が4度目の防衛に成功 八重樫東は2度目の防衛
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ井上尚弥対河野公平 6回TKO勝ちし、4度目の防衛に成功した。
 ボクシングのダブル世界タイトルマッチ各12回戦が30日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)は挑戦者で元世界ボクシング協会(WBA)王者の河野公平(ワタナベ)と対戦し、6回TKO勝ちし、4度目の防衛に成功した。
 国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東(大橋)は、サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)に12回2分13秒でTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。
 ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)はプロ12戦目のノンタイトル10回戦に臨み、ブルーノ・サンドバル(メキシコ)に3回2分53秒でKO勝ちした。戦績は12戦全勝(9KO)。



 
https://goo.gl/iLsqDP
日経新聞 2016/12/30 23:10
井上TKO勝ち、八重樫は2度目の防衛 ダブル世界戦
 ボクシングのダブル世界タイトルマッチ各12回戦が30日、東京・有明コロシアムで行われ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)が挑戦者で元世界ボクシング協会(WBA)王者の河野公平(ワタナベ)に6回1分1秒でTKO勝ちし、4度目の防衛を果たした。
 国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東(大橋)は、サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)に12回2分13秒でTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。
 井上は6回にダウンを奪い、ダメージが残る相手を冷静に倒した。八重樫は中盤から攻勢に出て、終盤は圧倒した。23歳の井上の戦績は12戦全勝(10KO)、36歳の河野は43戦32勝(13KO)10敗1分け。33歳の八重樫は30戦25勝(13KO)5敗、32歳のサマートレックは37戦31勝(12KO)6敗。
 ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)はプロ12戦目のノンタイトル10回戦に臨み、ブルーノ・サンドバル(メキシコ)に3回2分53秒でKO勝ちし、12戦全勝(9KO)とした。

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