2016年12月19日月曜日

中身の濃い16年

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ボクシングニュース 2016年12月19日月曜日
有終の美、元王者・福原2回KO勝ちし引退
 19日夜、後楽園ホールの「DANGAN172」のセミで引退試合に臨んだ元日本S・バンタム級チャンピオンの福原力也(ワタナベ=38歳)が有終の美を飾った。58.5キロ契約6回戦でアルビン・バイス(比)に2回KO勝ち。起伏にとんだ42戦のプロ生活にピリオドを打った。
 バイスは15勝4KO7敗1分。開始から福原はいつもの通り左ジャブを突きつつサークリング、時に右ストレート、左フックを強く振って出る。結末は早かった。2回に左ボディーを突き刺すと、バイスは苦悶の表情でダウン。そのまま10カウントを数えられた。KOタイムはこの回2分39秒。
 千葉・市川出身の福原は2000年6月に初回TKO勝ちでプロ・デビュー。04年1月、雄二ゴメスをKOして注目され、翌年9月に木村章司の日本S・バンタム級王座に挑戦。テクニシャン木村に10回判定勝ちを収め、初挑戦でタイトル奪取に成功した。同級王座を失った後はOPBF、日本王座に計4度挑んだが王者カムバックはならず。2度の右腕骨折にもめげず、16年半の長きにわたってプロボクサーとして活躍した。生涯戦績は32勝24KO9敗1分。
 試合後に引退式が執り行われ、福原は「勝ててよかった。中身の濃い16年、いろいろとありましたが、今日を迎えられたことは光栄です」とあいさつ。「ケガもありましたが(タイトルを失って)10年踏ん張ってやってこれたのも皆さんのおかげです。ボクシングですべて学びました」。今後はワタナベジムで手伝いをしながら、ゆくゆくは独立も視野にあるという。

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