時事ドットコムニュース 2016/05/08-22:00
ボクシング世界戦・談話
◇これでは駄目
八重樫東 (打ち合う展開に)やっぱり僕はこういう戦い方しかできない。もっと圧倒できる試合をしたい。これでは駄目だと証明されたので、次はもっといいボクシングをしたい。
◇展開は良かった
マルティン・テクアペトラ 勝てなかったが、プレッシャーもかけられたし、展開は良かった。判定負けは仕方ない。八重樫が強かったということ。
◇崩し切れなかった
井上尚弥 皆さんの(KO勝ちの)期待を見事に裏切って、すみません。相手のカルモナがすごくタフで、ディフェンスもしっかりしていて、崩し切ることができなかった。これからは海外に進出して、いろいろな経験を積みたい。
◇強いボクシング
WBAライトフライ級元王者・具志堅用高氏 井上の強いボクシングを見せてもらった。挑戦者も強く、なかなか倒れなかった。(ダウンを奪った12回は)レフェリーが止めてKO勝ちになってもよかった。
◇実質KO勝ち
村田諒太 (井上尚は)完璧な選手。最後は相手が危ない状態で、実質12回KO勝ちだ。
◇偉大な王者だった
ダビド・カルモナ (井上尚は)偉大な王者だった。物事を思うように進められなかったが、力は全て出せたし満足できた。
◇ダウン大きい
WBCスーパーライト級元王者・浜田剛史氏 KOが難しい試合でダウンを取ったのは大きい。長く防衛するなら、きょうを糧に対応力を身につけてほしい。
http://goo.gl/fsO2Q9
時事ドットコムニュース 2016/05/08-20:42
善戦したテクアペトラ=ボクシング世界戦
 テクアペトラの善戦もあと一歩及ばなかった。序盤は右ストレートなどを当て優位。中盤に距離を詰められて盛り返されたが、最後まで豊富な手数で八重樫を苦しめた。ジャッジの採点は1-2と割れたが、「いい戦いができた。判定に不満はない」と潔かった。世界初挑戦の26歳。「大勢の観客の前でいい試合ができたのは今後の自信になる」と手応えを得た。世界的には無名ボクサーだが、再び王座に挑む機会があるかもしれない。
http://goo.gl/Vn3Kt4
時事ドットコムニュース 2016/05/08-21:21
井上尚、判定でV2=八重樫は苦しんで初防衛-ダブル世界戦・ボクシング
 ボクシングの世界タイトルマッチ12回戦は8日、東京・有明コロシアムで2試合が行われ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が同級1位のダビド・カルモナ(メキシコ)を3-0の判定で下し、2度目の防衛に成功した。国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東(大橋)は同級11位のマルティン・テクアペトラ(メキシコ)に2-1の判定で勝ち、初防衛を果たした。
 井上尚は序盤から右ストレートなどで圧倒。最終12回には激しい連打でダウンを奪ったが、KOは逃した。井上尚の戦績は10戦全勝(8KO)。八重樫は序盤に動きが硬く、足を止めて打ち合う展開で辛勝し
た。八重樫の戦績は24勝(12KO)5敗。
◇井上尚弥の略歴
井上尚弥(いのうえ・なおや)アマチュアで高校生初の7冠。12年10月、プロデビュー。13年8月、現WBAライトフライ級王者の田口良一(ワタナベ)を破り、プロ4戦目で日本同級王座獲得。14年4月、WBC同級王者のエルナンデス(メキシコ)にTKO勝ちし、6戦目で世界王座に就いた。14年12月、WBOスーパーフライ級王座を獲得し2階級制覇。右ボクサーファイター。163.7センチ。23歳。神奈川県出身。
◇八重樫東の略歴
八重樫東(やえがし・あきら)05年3月、プロデビュー。11年10月、WBAミニマム級王座獲得。12年6月、2団体王座統一戦でWBC同級王者の井岡一翔(井岡)に判定負け。13年4月、WBCフライ級王者の五十嵐俊幸(帝拳)に判定勝ちして2階級制覇。15年12月、IBFライトフライ級王者のメンドサ(メキシコ)を判定で破り3階級制覇を果たした。右ボクサーファイター。160.8センチ。33歳。岩手県出身。
http://goo.gl/W67Clp
時事ドットコムニュース 2016/05/08-21:34
打ち合って大苦戦=八重樫、薄氷踏む思い-ダブル世界戦・ボクシング
 小差の判定で王座を守った八重樫の顔は、いつものように腫れていた。目立った実績がないテクアペトラに散々苦しめられ、「これでは駄目」と猛省した。序盤は懐が深い挑戦者に対して踏み込めず、立て続けにポイントを失った。中盤以降は距離を詰めて左ボディーブロー、右フックを軸に挽回。足を止めて激しく打ち合う展開になり、被弾は多かった。ジャッジ3人の採点は2人から3点差と2点差で支持を得たが、1人は2点差で相手の勝ちとした。自身も「まずいと思った。勝っているか分からなかった」。薄氷を踏む思いだった。
4月末、拓大の先輩に当たる内山高志(ワタナベ)が世界ボクシング協会スーパーフェザー級王座の12度目の防衛に失敗した。「お手本」と慕っている存在。自分はしっかり防衛して報告したかった。「誇れる試合ではなかったが、生き残ったので続けていける」と実感を込める。昨年12月、3階級制覇の偉業を遂げて得たベルトは、何とか手に残った。
http://goo.gl/i0SnIZ
時事ドットコムニュース 2016/05/09-17:21
井上尚、また貴重な経験=八重樫「肩痛めていた」-ボクシング
 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級タイトルマッチで2度目の防衛を果たした井上尚弥と、国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王座の初防衛に成功した八重樫東(ともに大橋)の両チャンピオンが、試合から一夜明けた9日、横浜市内の所属ジムで記者会見し、改めて感想を述べた。試合中に両拳を痛めながらも大差の判定勝ちを収めた井上尚は「いろいろな戦い方を試せ、経験を積めたことはよかった」と振り返った。大橋秀行会長は「最終回に倒しにいったことはプロ根性の塊」と褒めた。
僅差の判定勝利となった八重樫は試合の3週間前に左肩を負傷して痛みがあったことを明かし、「生き残れたことが一番の収穫。肩の治療をしっかりしたい」と話した。
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