2016年2月10日水曜日

激闘、二人ともハートが強い

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なんへん 2015.12.31 25o-00
年末「ボクシング世界タイトルマッチ」第一弾!八重樫&井上!結果と感想
三浦 隆司元王者の激闘から1ヶ月。再びこんな激闘が見られるとは思ってもいませんでした。
八重樫東選手です。
1 IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ
同級13位 八重樫東 対 王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)
メキシコ人王者ハビエル・メンドサの戦績は27戦24勝(19KO)2敗1分。KO率は8割近くで年齢は伸び盛りの24歳。対する八重樫選手は32歳でそれまでの戦績は27戦22勝(12KO)5敗。対戦相手のレベルははるかに八重樫選手の方が上回るとしても、KO率、年齢、リーチ差等を考慮すると、苦戦は必至と考えていました。
序盤戦、相手はさすがにメキシコ人王者。ボディーのストレート、アッパー、フックと多彩なパンチを繰り出してきます。しかも休みなく。しかし、さすがこれまでも数々の難敵(井岡一翔やエドガル・ソーサ、そしてローマン・ゴンサレスなどなど)とグローブを合わせてきた八重樫選手!すごく冷静で落ち着いているように見えました。カウンターの右が良く当たります。
前半は一進一退の攻防。メンドサ選手は、そのKO率ほどパンチ力があるようにはみえません。
八重樫選手、試合前のインタビューで「自分は泥臭い試合をいつもしていますが、相手も好戦的なので、泥臭い展開になることは重々承知していますし、気持ちの面で絶対に折れないように覚悟を作って、試合に臨むつもりです。」と、語ったように、頭をつけあい打ち合いの展開に。こうなると、右が的確に当たっている八重樫選手の方が徐々に優勢になってきたのですが、これがメンドサ選手もしぶとい。打たれ強い!八重樫選手の右が当たっても決してひるむことなく前に出てきます。もう完全に消耗戦。
となれば、あとは、”気持ち”の強い方が勝つ!のですが、二人ともハートが強い!
だからこその激闘!
9ラウンド以降、八重樫選手の目が腫れて気になるものの、これもいつもの展開か!
そしてラストラウンド、足を使って相手をかく乱する八重樫選手。さすがに疲労の色が濃いメンドサ選手は追う足がない。
そして八重樫選手の右ストレートがクリーンヒットし相手がぐらついたところに連打、しかし惜しくもゴングが鳴らされました。

判定は、八重樫選手が思った以上にポイント差をつけての3-0判定勝ち!
見事「3階級制覇」を達成しました!
日本人選手では、亀田興毅氏、井岡一翔選手に続き3人目。
※しかし、「王座決定戦」ではなく、ちゃんとした正規王者を倒しての3階級制覇は、日本人初!
熱い試合で本当に感激しましたが、やはり気になるのは毎試合腫れあがる目です。そのボクシングスタイル、強い相手との戦いなどで仕方ないのかもしれませんが、打たれ過ぎですよね(;´・ω・)。まあ、腫れやすい体質というのもあるかと思いますが・・、心配になります。
ここで引退とは言いませんが、リングに上げられた家族のことを思うと、ここはしっかり休養・検査して次戦に臨んでほしいなぁと(大きなお世話ですけど)思ってしまいます。

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