2016年1月28日木曜日

一年前の雪辱

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スポナビ 2015年12月26日 21:37
ひとりボックスRound 3
闘う年の瀬2015part2・八重樫&井上尚「一年前からの旅立ち」
2015年の闘う年の瀬、今回は昨年12月30日に明暗が別れた二人のボクサーが挑む、12月29日のダブル世界戦を取り上げましょう。
まずは、王者のハビエル・メンドサ(メキシコ)選手に八重樫東(大橋)選手が挑戦する、IBF世界ライトフライ級王座戦。
八重樫選手は昨年12月30日、世界三階級制覇を懸けて、WBC世界同級王座決定戦に出場するも7RTKO負け。当時は有名なローマン・ゴンサレス(ニカラグア)戦での激闘から、僅か三ヶ月で動きもベストとは程遠いものでしたが、八重樫選手はそこからノンタイトル2戦を順調に消化。
今回は一年前に果たせなかった三階級制覇へ再び挑む訳ですが、メンドサ選手はKO率が75%を越える打ち合い上等の選手。まぁ、「激闘王」と言われる程、八重樫選手が打ち合いを好むのは有名ですが、個人的には彼の本来のスタイルである、左フックから足で崩すボクシングが一番望ましいんじゃないかなと思いますが、果たして一年前の雪辱は果たせるでしょうか。
そして、もう一つは王者の井上尚弥(大橋)選手にワーリト・パレナス(フィリピン)選手が指名挑戦者として挑む、WBO世界スーパーフライ級王座戦。
前回は最強王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)選手相手に、衝撃の359秒KOを果たした尚弥選手。この時に右拳をケガし、初防衛戦が一年後の今まで延びてしまうも、尚弥選手はケガの間、内山高志(ワタナベ)選手のような「左の進化」に成功。
ケガが癒えた今回は一年前よりもグレードアップした形で初防衛戦に臨みますが、対するWBO世界同級1位のパレナス選手はKO率が80%を超え、尚弥選手よりスーパーフライ級での活動歴が圧倒的に長い選手。
尚弥選手のケガで設置された、今年7月のWBO世界同級暫定王座決定戦では惜しくも引き分けたものの、かつて日本で「ウォーズ・カツマタ」として活躍していただけあって、日本人ボクサーに対する苦手意識も皆無。
さぁ、こんな侮れない相手に対して、尚弥選手は果たして一年前の衝撃が偶然ではなく、実力であることを証明し、夢のロマゴン戦への道を歩めるのか。
12月29日のダブル世界戦は、それぞれが一年前からの旅立ちを果たす、大切な機会なのであります。
※余談1
ダブル世界戦の前座では尚弥選手の弟、井上拓真(大橋)選手のOPBF東洋太平洋スーパーフライ級王座戦。そして、拓真選手の前の王者である、松本亮(大橋)選手がバンタム級10回戦をそれぞれ闘います。さて、どちらが早く世界戦にたどり着けるでしょうか。
※余談2
前座では更に、細野悟(大橋)選手に下田昭文(帝拳)選手が挑戦する、日本フェザー級王座戦が行われます。果たして、現役の世界上位ランカーで3度の世界挑戦経験を持つ王者、世界二階級制覇を目指す挑戦者のどちらが勝つのか。コアファン注目の一戦は負ければ引退覚悟のサバイバルマッチです。


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