2015年12月31日木曜日

大差3-0で判定勝ち

http://www.nikkansports.com/battle/news/1585354.html
日刊スポーツ 2015年12月29日18時29分
八重樫3階級制覇へ前日・当日計量の追い風
 29日のダブル世界戦の前日計量が、28日に都内で行われ、3階級制覇を目指すIBF世界ライトフライ級8位八重樫東(32)は偉業達成に静かに闘志を燃やした。
 八重樫は最初の関門を突破した。王者ハビエル・メンドサ(24=メキシコ)と同じ48・7キロ。リミットを200グラム下回って前日計量をクリアした。IBFは当日計量という最終関門があるが、八重樫には追い風ともいえる。1年前のWBC同級での挑戦は、左ボディーでまさかの7回KO負けを喫した。「リングに上がると体が動かなかった」。計量から9キロリバウンドしての失敗だった。当日計量は半分の4・5キロ増がリミット。「数字は決めてないが、体の感覚で抑えめにしていく。多ければ落とせばいい」とまで言った。
 当日計量に備えて都内のホテルに宿泊した。練習に集中するため、妻子と離れて単身でマンション生活してきた。今回は2カ月近くいつもより長めだったが、久しぶりにつかの間の対面をした。「いかされていると認識した」と子供の笑顔が力になる。直訴しての同級への再挑戦。「わがままを聞いてくれた大橋会長に本当の意味で恩返ししたい」と3階級制覇を誓った。
 メンドサのコメント 試合ではメキシコでやってきた高地トレーニングの成果が出る。テクニックとスタミナで勝利する。

http://www.nikkansports.com/battle/news/1585589.html
日刊スポーツ 2015年12月29日20時31分
八重樫が3-0判定勝利で日本人3人目3階級制覇

<プロボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇東京・有明コロシアム
 国際ボクシング連盟(IBF)世界ライトフライ級8位の八重樫東(32=大橋)が同級王者ハビエル・メンドサ(24=メキシコ)を3-0判定で破り、日本人3人目となる3階級制覇を達成した。
 激闘を物語るように両目がふさがった状態で「途中でだめかなとも思った。でもここであきらめなければチャンスがくると思って踏ん張りました」。3階級制覇に関しては「あくまでおまけです。強い選手と戦うことがボクサーとしての喜びなので」と話した。
 試合はサウスポーのメンドサに対し、八重樫がスピードと手数で対抗。序盤から両者ともにボディを中心に果敢に打ち合った。3回には八重樫が接近戦での連打からタイミング良く右フックをボディに決め、観衆を沸かせた。中盤以降、強打のメンドサも逆襲。7回には八重樫がコーナーに追い込まれ、連打にさらされる危ない場面もあった。終盤に入っても両者は一歩も引かず、接近戦で最後まで壮絶に殴り合った。最終12回を終えると、勝利を確信し左手を突き上げた。最後は判定の末、激闘を制した。
 八重樫は11年10月にWBAミニマム級王座、13年4月にはWBCフライ級王座を獲得。3階級制覇に初めて挑んだ14年12月のWBCライトフライ級王座決定戦はKOで敗れており、今回が2度目の3階級制覇挑戦だった。
 ◆日本人の3階級制覇 これまで亀田興毅、井岡一翔の2人が達成。亀田は06年にWBAライトフライ級王座決定戦を制し、09年にWBCフライ級王者内藤に勝利。10年のWBAバンタム級王座決定戦を制し、3階級制覇を達成。井岡は11年にWBCミニマム級王者オーレイドンから王座を奪い、12年にはWBAライトフライ級王座決定戦に勝利。15年4月にWBAフライ級王者レベコに勝利し、3階級を制覇した。八重樫は3階級ともに王者を破っての達成となった。

http://www.nikkansports.com/battle/news/1585805.html
日刊スポーツ 2015年12月30日9時16分
八重樫勝利に大橋会長「3階級で一番うれしい」
<プロボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇東京・有明コロシアム
 激闘王が日本から4人目の3階級制覇を成し遂げた。IBF世界ライトフライ級8位八重樫東(32=大橋)は足を使って右ストレートでリードし、強打の王者ハビエル・メンドサ(24=メキシコ)を圧倒。ダウンこそ奪えなかったが、ジャッジ1人がフルマークと大差3-0で判定勝ち。1年前に調整失敗でKO負けも同級にこだわり、再挑戦で雪辱してみせた。
 勝者がコールされた瞬間、大橋秀行会長は両拳を突き上げて、リングになだれ込んだ。愛弟子の王座返り咲きに喜びを爆発。「積み重ねの勝利。3階級制覇した中で一番うれしい。あきらめず、こつこつやってきたからまたこういう日を迎えられた」と拳を握った。
 試合に向け、勝利を願った会長なりの験担ぎがあった。所属選手、トレーナーが試合会場で着るチームジャージーを、八重樫がフライ級で世界王座を獲得した時の赤一色のモデルに戻した。昨年末に「赤・黒」のモデルを新調も、その試合で八重樫はKO負け。「今回は全員、真っ赤でいくからな-」。12月中旬、練習前にそう伝えると、八重樫もすべてを理解した。
 練習への姿勢、実直な性格は、ジムの後輩たちの手本となってきた。大橋会長は「あいつがいたから、今の大橋ジムがある」と言う。師弟の絆は、再び大輪の花を咲かせた。会見が終わると、真っ赤なジャージーを着た2人が、がっちりと握手した。

http://www.nikkansports.com/battle/news/1585800.html
日刊スポーツ 2015年12月30日9時17分
八重樫壮絶3階級 大差判定も「最後まで怖かった」
12回終了後、勝利を確信し拳を突き上げる八重樫
<プロボクシング:IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇東京・有明コロシアム
 激闘王が日本から4人目の3階級制覇を成し遂げた。IBF世界ライトフライ級8位八重樫東(32=大橋)は足を使って右ストレートでリードし、強打の王者ハビエル・メンドサ(24=メキシコ)を圧倒。ダウンこそ奪えなかったが、ジャッジ1人がフルマークと大差3-0で判定勝ち。1年前に調整失敗でKO負けも同級にこだわり、再挑戦で雪辱してみせた。11月に亡くした祖母、清水ヨリさんとの約束も果たし、彩夫人の31歳の2日早い誕生祝いにもなった。
 八重樫はリング上で2年越しの願いをかなえた。31日が彩夫人の誕生日。インタビュー中自ら「昨年は渡せず、2日早いですが」と3人の子供を差し置いて赤いベルトを手渡した。家族を大事にし、支えられる王者らしかった。
 7回は急に足が止まり、ロープに詰まった。「ダメかと思った」がここも家族が救ってくれた。11月に母方の祖母ヨリさんが亡くなった。岩手で孫の姿をテレビで見るのが喜びだった。インターバルでセコンドが「ばあちゃんが見てるぞ!」と遺影を見せて奮い立たせた。
 20日が納骨だったが雪で延びた。「どっかで見ていてくれた。ばあちゃんが勝たせてくれた。ベルトを持って今度こそ墓参りにいける」。祖父は07年の世界初挑戦で失敗する前に亡くした。2回も約束を破るわけにはいかなかった。
 判定はジャッジ1人がフルマークなど6~13ポイント差ついた。右ストレートを何十発も当て、5回に左目上から流血させる。最後はフラフラの王者がレフェリーに寄り掛かったところでゴング。快勝に見えたが、初回には口の中を切り、試合後は顔も腫らせた。
 「最後まで怖かった。顔が痛いし、左目は見えないし」。そのインタビュー中に井上が2回KO防衛。「こっちは一生懸命にやっと勝った。若いのに苦労しないと」と思わずぐちが出た。
 1年前は左ボディー1発に沈んだ。昨年9月ゴンサレスに敗戦からどこか気持ちが乗らず、当日は計量から9キロリバウンドして体が動かず。調整失敗の悔いだけが残った。大橋会長は「階級を下げさせすぎた」とかばったが、八重樫は同級にこだわって受け入れてもらった。「この階級でできると証明できたことが一番」と自らへのリベンジも果たせた。
 年末世界戦7試合で唯一の日本人挑戦者で、コブラと呼ばれる王者を打ち破っての3階級制覇だ。初めて不調ならスパーも切り上げ休み、フィジカルトレのコーチも方法も変えた。「ドンピシャで足が動いた」とまだまだ可能性を秘める。大橋会長は日本人初の4階級を期待も「それは結果。誰とでもやります」と、優しきパパは言った。
 ◆八重樫東(やえがし・あきら)1983年(昭58)2月25日、岩手・北上市生まれ。黒沢尻工3年で総体、拓大2年で国体優勝。05年3月プロデビュー。06年に東洋太平洋ミニマム級王座獲得。07年の7戦目でWBC世界同級王座挑戦も判定負け。13年にWBCフライ級王座を獲得し、2階級制覇。家族は彩夫人と1男2女。162センチの右ボクサーファイター。
 ◆複数階級制覇 日本のジムからは3階級が最多で八重樫が4人目になる。これまでファイティング原田、井岡弘樹、粟生隆寛、長谷川穂積も挑戦したが失敗した。他に2階級制覇は柴田国明、畑山隆則、戸高秀樹、亀田大毅、井上尚弥と合計9人。世界では6階級が最多でデラホーヤとパッキャオが達成した。5階級はレナード、メイウェザーJrら5人、4階級がジョーンズJrら9人、3階級が日本勢を含めて29人となった。

http://www.nikkansports.com/battle/news/1586027.html
日刊スポーツ 2015年12月30日17時56分
八重樫東「勝ち続ける」井上尚弥「さらに力強く」
 国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者となり、日本選手3人目の世界3階級制覇を達成した32歳の八重樫東、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王座を初防衛した22歳の井上尚弥(ともに大橋)が勝利から一夜明けた30日、横浜市内で記者会見した。
 激しい打ち合いの末に判定勝ちした八重樫は目の周辺を腫らし、サングラス姿だった。「(勝因は)気合と根性。来年も勝ち続けたい」と決意を新たにした。
 圧巻の2回TKO勝ちを収めた井上尚は涼しい顔で「去年に続いてパーフェクトな内容。さらに力強くなれるよう練習したい」と話し、元日から体を動かすという。
 次戦は両者とも来春に国内で防衛戦を行う方針。ジムの大橋秀行会長によると、井上尚は昨年末の世界戦でKO勝ちしたオマール・ナルバエス(アルゼンチン)との再戦が有力。


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