岩手日報 2015/12/29
八重樫「不安よりも楽しみ」 IBF世界戦きょう29日
【東京支社】ボクシングのダブル世界戦(29日・東京有明コロシアム)の計量は28日、東京都内のホテルで行われ、国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級タイトルマッチに臨む、北上市出身の元世界2階級王者で同級8位の八重樫東(大橋、黒沢尻工高-拓大)と、王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)はともに1回でパスした。八重樫は「楽しみ」と決戦へ気持ちを高めた。八重樫、メンドサともにリミットより0・2キロ軽い48・7キロだった。両者ともに落ち着いた表情を見せ、計量をパスするとガッツポーズを見せた。
八重樫は「27日の会見で相手が『死ぬ気で取りにこい』と言ってきたのを聞いてすごくわくわくした。不安よりも楽しみの方が大きい。そのわくわく感が(ファンに)伝われば良い」と笑顔を見せ、「応援してくれている人、見てくれている人、みんなで戦えるように、そして最後は勝てるように頑張るので力を貸して下さい」と呼び掛けた。
IBFは当日計量があり、前日計量から約4・5キロ増がリミットになる。
八重樫は「ちゃんとやります」とおどけつつ「もちろん抑えめにはするが、具体的な数字は決めてない。体の感覚でやる」と万全な最終調整を期した。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?sp=20151230_1
岩手日報 2015/12/30
八重樫、不屈の栄冠 ボクシング・ダブル世界戦
【東京支社】国際ボクシング連盟(IBF)と世界ボクシング機構(WBO)のダブル世界戦12回戦は29日、東京・有明コロシアムで行われ、IBFライトフライ級タイトルマッチで、同級8位の八重樫東(あきら)(大橋、黒沢尻工高-拓大)は王者のハビエル・メンドサ(メキシコ)に3-0で判定勝ちし亀田興毅、井岡一翔(井岡)に続く日本人3人目の3階級制覇を果たした。八重樫は、立ち上がりから動き良く相手を攻め立て、中盤以降もスタミナが切れなかった。終盤は猛攻で相手を追い詰めるなど完勝した。戦績は八重樫が28戦23勝(12KO)5敗、メンドサは28戦24勝(19KO)3敗1分けとなった。
WBOスーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)は右拳を故障した昨年末の世界戦以来の試合で、同級1位ワルリト・パレナス(フィリピン)に2回TKO勝ちで初防衛に成功した。
足動かし流れつかむ
不屈の男、八重樫東(大橋、黒沢尻工高-拓大)の腰に世界王者のベルトが戻ってきた。ジャッジ1人がフルマークを付けた完勝。「この位置に戻ってくるためにボクシングを続けて来た。やったぜ」。1年越しの再挑戦で3階級制覇を成し遂げ、喜びをかみしめた。
偉業達成を支えたのは持ち味の足を使ったボクシングだ。「足が動くのは調子の良い証拠」と立ち上がりから巧みな出入りでリズムに乗った。
間合いをうまく取り、カウンターの右ストレートやボディーで的確にダメージを与えた。「(相手が)意外と近い距離にいてくれた。これでいいんだなと感じた」と戦い方に手応えをつかんだ。
5回に相手が左目の上をカットするなど優勢に試合を運んだが、7回には打ち込まれ危ない場面もあった。しかし百戦錬磨は慌てない。「以前もこういう場面があった。だから逆にずるずるいきたくなかった」と、再び足を動かし、悪い流れを断ち切った。
体を左右に動かしながらパンチをかわし、素早い右をどんどん入れた。「相手のパンチがずっと怖かった。一発もらったら厳しいと思っていた」と振り返るが、勢いを増した終盤は相手を寄せつけなかった。
快勝の陰には最終調整の成功もあった。昨年末の世界戦の敗戦は、前日計量からのリカバリーに問題があったと分析。今回は4キロほどの増量にとどめ「うまくいった」と評価し「実りのある1年だった。この階級でも(強さを)証明できた」と力を込めた。
3階級制覇に「あくまでおまけで、強い選手と戦うことが喜びであり仕事。まだ実感はない」としながらも「王座にいる限りは誰の挑戦でも受ける」と力強い。
「岩手の人は勝っても、負けても応援してくれる。岩手にベルトを持って帰れるのが本当にうれしい。良い年越しができます」。顔を大きく腫らしながらも、晴れやかな笑顔が印象的だった。
http://urx.blue/qbaB
岩手日日 12/29 21:03 配信
八重樫、3階級制覇達成=井上尚は初防衛に成功-ボクシング世界戦ボクシングの世界タイトルマッチ12回戦2試合が29日、東京・有明コロシアムで行われ、国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級は挑戦者で同級8位の八重樫東(大橋)がチャンピオンのハビエル・メンドサ(メキシコ)に3-0の判定で快勝し、世界王座3階級制覇を達成した。
八重樫は過去にミニマム級、フライ級で世界王座を獲得しており、階級を下げての快挙となった。国内ジム所属の男子選手で3階級を制覇したのは亀田興毅、ホルヘ・リナレス(帝拳)=ベネズエラ=、井岡一翔(井岡)に続き4人目。
八重樫は右ショートなどを有効に使い、上下にも打ち分けて圧倒。戦績を23勝(12KO)5敗とした。2度目の防衛に失敗したメンドサは24勝(19KO)3敗1分け。
世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級は、王者の井上尚弥(大橋)が同級1位のワルリト・パレナス(フィリピン)を2回1分20秒TKOで下し、初防衛に成功。ガードの上から強烈な右でダウンを奪い、さらに連打で倒した。戦績は井上尚が9戦全勝(8KO)、パレナスが24勝(21KO)7敗1分け。
http://www.iwanichi.co.jp/kitakami/9101.html
岩手日日 12/30
八重樫、悲願達成に沸く IBF・Lフライ級王座戦
ファンら勝利後押し
東京・有明コロシアムで29日夜に行われた国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級タイトルマッチで、元世界2階級王者で同級8位の八重樫東選手(32)=大橋、北上市出身=は王者のハビエル・メンドサ(24)=メキシコ=を3―0の判定で破り、3階級制覇を果たした。会場には八重樫選手のファイトを見届けようと地元北上からの後援会をはじめ、東京や兵庫、愛媛など全国各地のファン合わせて100人以上の応援団が駆け付けた。そろいのTシャツや鉢巻きなどを身に着けた応援団は激しい打撃戦が繰り広げられると、大声援で八重樫選手を後押しした。
試合後の控室での勝利インタビューで八重樫選手は「結果的には大差がついたが、試合中はポイントをリードしている感じはしなかった」と試合を振り返り、「昨年の大みそかに比べて体が動いた。新しいトレーニングや体重調整がどんぴしゃだった」と述べた。
また、11月に死去した祖母・清水ヨリさんの写真を手にし「ばあちゃんが守ってくれた。これで胸を張ってお墓参りに行ける」と笑顔を見せた。
地元のファンに対しては「勝っても負けても応援してくれてとてもありがたい。これからも精いっぱいのファイトをするので応援してほしい」とメッセージを送った。
県立黒沢尻工業高校のボクシング部顧問として八重樫選手を指導した鈴木栄利さん(72)は「終始動きが良く、安心して見られた」と感想を述べた。会場には八重樫選手の家族も駆け付けた。毎回試合を客席で見守ってきた父昌孝さん(68)は「どんな形でも勝ってくれて良かった。お疲れさんと言ってあげたい」と息子の健闘をたたえた。八重樫選手の長男圭太郎君(10)は「いつも通り強いパパでとても格好良かった」と話していた。
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