2019年10月16日水曜日

勝ち残って上昇

https://bit.ly/2BeAz6T
ボクモバニュース 2019.10.16

[世界戦発表会見]
八重樫東「命を懸けて戦う」
同い年には負けたくない!
 世界3階級制覇王者の八重樫東(36=大橋)が2年半ぶりに世界戦のリングに立つ。16日に都内のホテルで会見が開かれ、八重樫は12月23日(月)、神奈川・横浜アリーナで開催される「FUJI BOXING トリプル世界戦」でIBF(国際ボクシング連盟)フライ級王者モルティ・ムザラネ(37=南アフリカ)に挑むことが発表された。
これまでミニマム級、ライトフライ級、フライ級を制し、残るスーパーフライ級で4階級制覇を目指してきた八重樫は、「このままスーパーフライ級で挑戦を待ち、能力が落ちていくぐらいならチャンスのあるフライ級で戦い、勝ち残って上昇した方が良い」と話し、「決まったからには命を懸けて戦う」と決意した。
今年5月のムザラネvs黒田
 ムザラネは昨年7月にモハメド・ワシーム(パキスタン)との王座決定戦を制し、かつて返上したIBF王座を再度獲得。大晦日にマカオで坂本真宏(六島)を10回終了TKOで、今年5月には後楽園ホールで黒田雅之(川崎新田)を判定で退け2度目の防衛に成功した。戦績は40戦38勝(25KO)2敗。キャリア20年目のベテランは攻防の駆け引きに長けた技巧派で、36戦目の"激闘王"八重樫も「打ち合いに引き込みたいが、一筋縄ではいかない相手。相性は決して良くはない」と警戒した。
メインに村田諒太(帝拳)、セミに拳四朗(BMB)の防衛戦がセット
 それでも、苦しみながら辿り着いた世界戦の舞台に感謝した八重樫は、「前回の世界戦で初回KO負けを喫し、どうやってボクシングを卒業するか考えてきたが、根本はボクシングが好きなんだと思い至った。着地点に向かうことは間違いないが、この試合で線引きはしたくない。(負けたら辞めるという)逃げ道を作らず、今を楽しんで体と精神面を追い込み、試合に臨みたい」と想いを込めた。
結果を出して会長に応えたい
 会見に同席した大橋秀行会長も「互いにベテランの味を出す凄い戦いになる」と期待し、八重樫も「同い年の相手には負けたくない。これぞオヤジファイト」と自嘲気味に話しつつ、「会長がくれたこのチャンスに結果を出して応えたい。これから実戦練習が多くなるが、勝てるよういろんな引き出しを用意していきたい。やってやりますよ!」と気合いを入れた。

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日刊スポーツ 2019年10月16日14時30分

八重樫「激闘へ」12・23王座返り咲き目指す 
ボクシング元世界3階級制覇王者八重樫東(36=大橋)が王座返り咲きを目指す。12月23日に横浜アリーナで、IBF世界フライ級王者モルティ・ムザラネ(37=南ア)のV3戦で世界挑戦する。WBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)のV1戦がメインのトリプル世界戦となる。
八重樫は6度目の世界挑戦で、17年5月にIBFライトフライ級王座のV3失敗から、2年7カ月ぶりの世界戦となる。スーパーフライ級で4階級制覇を狙っていたが交渉がまとまらず。「待っていたら、おじいちゃんになっちゃう」と方針を変更した。
ムザラネは18年大みそかに坂本真宏(六島)を10回TKO、今年5月に黒田雅之(川崎新田)に判定と、日本人に連勝防衛している。八重樫は黒田戦のテレビ解説を務めた。「やると思っていないので、どうでもいいな」と見ていたと笑った。
試合2カ月後の来年2月には、国内規定では定年の37歳となる。ムザラネが相手に決まると「ざわっときた。同じ年なので負けたくない」と気合が入った。ただし「キャリアあり、強豪とも戦い、堅実で崩しにくい」と強敵と見る。カギには「激闘へどうもっていけるか」と分析している。
結果次第で年齢から進退も問われる一戦と言える。「試合後にどういう気持ちになるか。最後と思うと逃げ道になるし、楽しめない。勝ちだけを見て、練習も追い込むよりも楽しみたい」と話した。
ベテラン対決に大橋会長は「まさにシルバー・タイトルマッチ」と表現した。八重樫は「最高峰のおやじファイト。命を懸けて戦い、勝ちます」。フライ級は13年にWBC王者五十嵐俊幸(帝拳)から王座を奪い、14年にローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に敗れるまで3度防衛。約6年ぶりの王座奪回を誓った。

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