FNN PRIME 岩手めんこいテレビ 2018年5月22日 火曜 午後10:15
若さ躍動! 高校総体開会式 県高体連70周年
高校生のスポーツの祭典・県高校総体が開幕。
総合開会式では、各校が熱い応援合戦を繰り広げた。
一方で、開会式の廃止案も示されていて、生徒たちは特別な思いで参加した。
22日は、岩手県内82校からおよそ1万4,000人の高校生が参加し、式の前から応援で火花を散らした。
式が始まると、およそ2,300人の選手団が旗を振りながら元気よく入場行進した。
選手宣誓は、2017年のインターハイで優勝した、盛岡一高登山部の西森 優選手が務めた。
西森選手「70年の節目の年に、選手として、きょうこの日を迎えらえたことを誇りに思います」
2018年は70回目の節目の大会で、これまでのインターハイの優勝選手を代表し、プロボクサーの八重樫 東選手が表彰された。
黒沢尻工業出身・八重樫選手は「ボクシング部としてインターハイを優勝できたことは、世界チャンピオンに初めてなった時よりもうれしかったのを覚えています。1つでも勝ちを経験して、かけがえのない高校生活を歩んでほしい」と語った。
このあと、県出身のアスリートが集結し、トークセッションが開かれた。
スノーボード・岩渕麗楽選手「(競技を)楽しくやっているのを忘れたくない。次は北京オリンピック金メダル目指します」
陸上 競歩・高橋英輝選手「仲間との絆を大切にして、精いっぱい自分の力を出し切ってほしい」
開会式のあとの応援合戦は、互いの健闘を祈るため長年行われていて、各高校が特色ある応援を披露する。
一方、総合開会式をめぐっては、県高体連が少子化や職員の負担などを理由に、2018年度で廃止することも視野に検討を進めている。
そんな中、各校のバンカラが集まって、応援合戦が繰り広げられている。
みんなで心を1つに、存続を訴える。
6校の応援団が2017年から一緒に行っていて、22日は「目指せ世界一の応援合戦」と書かれた横断幕を掲げた。
花巻北応援団・小原亮太団長「絶対廃止にしたくない、この良さを何とかして伝えたいということで、6校で合同でやらせてもらいました」
岩手女子応援団・阿部優花団長「さみしいけれど、きょう、ちゃんと頑張ろうと思って来ました」
岩手女子応援団・小川紗雪副団長「できれば、来年もまたやりたいと思います」
盛岡一応援団・大友俊也団長「ここで初めて楽しい応援をすることも、開会式の意義だと思います。もちろん存続してほしい」
県高総体は6月4日までに32競技が行われ、7月の全国大会を目指して、選手たちが練習の成果を競う。
存続を訴えている6校の応援団は、今後、集めた署名を県高体連に提出し、意見交換の場を求めるという。
一方、県高体連は今後についてまだ結論は出しておらず、広く意見を求めて決めたいとしている。
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