2017年5月14日日曜日

油断なく

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サンスポ 2017.5.14 05:01
八重樫、ジムに苦言「周りも緊張感、気合を持ってほしい」/BOX
同級王者の八重樫東(34)=大橋=が13日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。暫定王者との王座統一戦を前に、やや緊張感に欠ける陣営に対して八重樫が自らたしなめる場面があった。
 温厚な八重樫らしからぬ発言だった。公開練習前の会見。「世界戦なのでフレッシュな気持ちで迎えたい。僕だけでなく、周りも緊張感、気合を持ってほしい」と、言葉を選びながら陣営にくぎを刺した。
 思わぬ苦言に、大橋秀行会長(52)は背筋を伸ばした。「その通りだ。今回の興行で、ジムの世界戦が40戦になる。世界戦じゃない雰囲気になっていた」と、慣れが生んだ緩みに反省しきりだった。
 言葉だけでなく、動きでも陣営を鼓舞した。減量が厳しい時期だが、ミット打ち、サンドバッグなどで1時間以上も汗を流した。相手のミラン・メリンド(29)=フィリピン=について「一筋縄ではいかない」と表情を引き締め、「期待より不安の方が大きい。その上で腹をくくる。今は気持ちを作ることが大事」。3度目の防衛戦に向けて、油断はなかった。

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サンスポ 2017.5.14 05:00
【矢尾板貞雄】
八重樫スタイル一新!!小刻みな連打
ミット打ちなどの動きから、八重樫がメリンドを徹底的に研究したことが透けて見えた。ガードが固い相手に想定して、スタイルを一新させた。
 特に目立ったのは、小刻みな連打。これまでは渾身の力を込めて、一発一発を打っていた。“一発主義”では簡単に相手のガードを打ち崩せず、逆にペースを握られる恐れがある。そこで小気味よく連打を放ち、ガードを打ち破り、その直後、距離を詰めてショート気味の右ストレートを浴びせる作戦を立てたようだ。理にかなっている。
 ベテランになると、簡単に自分のスタイルを変えられないもの。短期間で相手に合わせたスタイルを作り上げた。本当に器用だし、研究熱心だ。 

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