天心、パンチでＫＯ勝利

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スポーツ報知  2017年2月12日21時58分
“神童”那須川天心、井岡を倒した男にパンチでＫＯ勝利

４ラウンドＫＯ勝利を飾った那須川天心
　◆キックボクシングイベント　ＫＮＯＣＫ　ＯＵＴ　Ｖｏｌ．１　▽セミファイナル　５６・５キロ契約　○那須川天心（４回２分３９秒ＫＯ）アムナット・ルエンロン●＝３分５ラウンド＝（１２日、東京・大田区総合体育館）
　試合前会見でパンチで倒すと宣言していた“神童”那須川天心（１８）＝ＴＡＲＧＥＴ＝が、ＷＢＡ世界フライ級王者・井岡一翔（２７）を倒した元ボクサーでＩＢＦ世界フライ級王者のアムナット・ルエンロン（３７）を４回２分３９秒、パンチのコンビネーションでマットに沈めた。
　那須川はアムナットの老かいなテクニックに苦しみ「負けない戦いをしてくる相手に、もっともっとプレッシャーをかけられるようにならなくてはいけない」と反省。「想定内だった」というが３回には那須川が水面蹴りを出したときに、アムナットから倒れ間際に反則の蹴りを入れられた。
　アムナットが、元世界王者だと感じた場面を問われると「自分のジャブが当たらなかった。いつも僕はジャブで距離を掴むんですけど、ジャブがあまり入らなかった。打たない方がよいのかなと思いました」。それでもタイの強敵と長いラウンドを戦えたことは「経験になりました」。「負けない戦いをする選手に対してどうやって勝ちに行くのかというのを克服できたのは大きいと思う」と納得していた。