2016年12月28日水曜日

ケガ再発防止・千代の富士スタイル

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岩手日報 2016/12/28
八重樫、仕上がり順調 30日ボクシング世界戦
【東京支社】国際ボクシング連盟(IBF)世界ライトフライ級タイトルマッチ(30日・有明コロシアム)の予備検診が27日、東京都内で行われ、2度目の防衛を狙う王者の八重樫東(あきら)(大橋、黒沢尻工高-拓大)と、挑戦者でIBFミニマム級8位のサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)は異常なしと診断された。八重樫は「状態はいい」と順調な仕上がりに自信を示した。
 身長は5センチ、リーチは1センチ、八重樫が上回った。自身より大きな相手との試合が多かった八重樫は「珍しいが、数値にはとらわれない」と気を引き締め、ジムの大橋秀行会長は「やりやすいと思うので持ち味が出せるのでは」と期待した。
 5月の世界戦と比べ首回りが1・5センチ太くなり地道なトレーニングの成果が表れた。八重樫は「予想通りだが、前回と比べて身長が低くなっているのが納得できない」と場を和ませながら、「しっかり覚悟をつくってリングに上がりたい」と大一番へ気合を込めた。


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スポーツ報知 2016年12月28日6時0分
八重樫、ケガ再発防止へ筋肉モリモリ“千代の富士スタイル”でV2狙う
 ◆プロボクシング トリプル世界戦 ▽IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ 八重樫東一―サマートレック(30日、東京・有明コロシアム)
 IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東が“千代の富士スタイル”でベルトを守り抜く。ダブル世界戦の予備検診が27日に都内で行われた。5月の初防衛戦前に左肩を痛めた影響で約8か月ぶりの試合。けがの再発防止のため、肩周りの筋肉を強化して脱臼癖を克服した大相撲の元横綱・千代の富士のように鍛えた体で2度目の防衛を狙う。またV4戦に臨むWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥、挑戦者の元WBA同級王者・河野公平ら出場する4人に異常はなかった。
 今年5月8日以来のリングを3日後に控えても、八重樫は落ち着いていた。なぜか前戦の予備検診時より身長が1・3センチも縮んで159・5センチになっていたが「身長が減っているのが納得いかない」と不満げにジョークを飛ばした。すると陣営の大橋秀行会長(51)が「年を取ったんだよ」と突っ込み、笑わせた。
 約8か月ぶりの試合でも余裕さえ感じさせるのはベテランだからこそ。だが、それだけではない。しっかりと自らの体を鍛えてきたという自負がある。5月の初防衛戦の前に左肩の肩甲下筋と関節唇を損傷。その影響で復帰が遅れた。
 そこで再発防止のため肩周りの筋肉を強化してきた。チューブなど器具を使って負傷箇所の周りの筋肉を鍛えることで克服。コンビを組む松本好二トレーナーは「千代の富士関のような感じですね」と話した。
 千代の富士と言えば、入幕直後から両肩の脱臼に苦しめられるも過酷な練習で強固な筋肉を作り上げ、けがを克服。31回もの優勝を積み上げた。その大横綱と同じようなスタイルで苦難を乗り越えた。また練習中にテーピングを施したり、「疲労していると思ったら無理に打たないこと」(八重樫)と慎重に状態を見ながら調整も行ってきた。
 王者自身も「けがなくいい状態」と手応えを感じている。「しっかり覚悟を作ってリングに上がる。あとは風邪をひいたり、階段を踏み外したりしないように」と最後の最後まで気を抜かずにV2を狙う。

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