2016年12月29日木曜日

父子の絆

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日刊スポーツ 2016年12月29日9時43分
井上尚弥、父子の絆でKOだ V3戦後には父家出も
 30日のダブル世界戦でメインを務めるWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(23=大橋)は28日、都内で調印式を終えた。前WBA同級王者河野を迎えるV4戦に、「いまいちの試合が続いているので、自分のボクシングをして16年を終えたい」と士気を高めた。
 9月のV3戦では、親子に溝が生じた。試合中に腰痛の再発を父真吾トレーナーに言えずに10回KO勝ちしたが、その不出来に父は激高。連絡を絶って家出し、車中泊で2日過ごすほどだった。完治したという息子の言葉を信じたため、練習の成果をまるで発揮できない姿に虚脱感があった。父に心配をかけたくない息子の意図-。ボタンの掛け違いだった。
 いま父は「空回りした」と振り返る。会話がないまま、試合後に米国に視察にいった井上は、帰国後空港から実家へ直行。「話がしたい」と互いの気持ちを打ち明けた。幼少期から二人三脚。家出するほどの仲たがいは初も、互いの胸の内をさらけ出す好機になった。
雨降って地固まる。「状態はここ最近で一番良い仕上がり。内容にこだわる」。父子の絆でKOを生む。




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