2016年7月28日木曜日

激戦のSフェザー級戦線

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B.N.T BoxingNews&Topics  2016.07.27
三浦隆司は暫定王座戦へ?Sフェザー級戦線の動向
三浦隆司は暫定王座戦へ?ロマチェンコVSサリドに意欲を燃やす殿堂入りプロモーター。療養中のバルガスと挑戦を切望する猛者たち・・・Sフェザー級戦線の今をピックアップ!
ボブ・アラムがロマチェンコVSサリドⅡの締結に意欲
ringtv.comの報道によると、トップランク社のボブ・アラムは、10月もしくは11月にHBOの放送のもと、ワシル・ロマチェンコVSオルランド・サリドⅡの実現に意欲を示している模様。
既にサリド陣営と話し合っており、好感触を得ているようだ。あとは金銭面の問題をクリアしなければならないとのこと。
強気のサリド、ロマチェンコ、バルガス両陣営に”金”を要求
当初は上記2名に加え、対戦を希望する相手として”Takashi Miura”の名を挙げていたサリドだが、少なくともboxingscene.comの報道では2名に絞られている。
ロマチェンコに唯一土をつけ、バルガスとファイト・オブ・ザ・イヤー候補に挙げられる激闘を演じたサリドは、今や試合を選ぶ立場にある。「ロマチェンコが私と闘うためには大金を用意しなければならない。それはバルガスも同じだ」と発言。強気の姿勢を貫いている。
バルガス戦後、ロマチェンコとの再戦についてはやや消極的な姿勢を見せていたサリドだが、アラムからのオファーに心が動いたのか、態度は軟化。プロである以上当然だが、ロマチェンコVSサリドⅡが実現するか否かは、アラムが提示するファイトマネー次第となる。
フランシスコ・バルガスの現在
主役の一人フランシスコ・バルガスはというと、現在、サリド戦で負傷した傷の治療を行っており、激闘続きの体を癒すべく休養中。
リング復帰について陣営は、ことしの終わりから来年の初旬を見据えている模様。少なくともすぐに次戦決定とはいかない状態にある。
それでも対戦を希望する者は後を絶たない
王者が充電中の状態にあっても、前王者で現在WBC1位にランクされる三浦隆司をはじめ、バルガスへの挑戦を希望する者は多い。
最近の報道では、同級2位につけるミゲール・ローマン、23戦全勝のキャシー・ラモスがバルガスへの挑戦に名乗り上げたほか、ハビエル・フォルトゥナを下してWBA世界Sフェザー級王座をつかんだジェイソン・ソーサも統一戦希望を表明している。
サリド戦で2年連続の年間最高試合を視野に入れたバルガス株は上昇の一途。また、激闘型・好戦的で隙があると目されている面もあるだろう。今や同階級の有力選手の多くがバルガス戦を欲している。
三浦隆司は暫定王座決定戦へ?メキシコも猛者が浮上
バルガスは休養状態にあり、再戦の早期実現は厳しい。また、サリドから対戦希望を公に語られていたものの、残念ながら今のところ表だった伸展はなし。三浦隆司の今後はどうなるのか。
気になる三浦の今後についてふれたのは、メキシコのメディアだ。過日、バルガスとの対戦を目指すうちの一人として挙げたミゲル・ローマンが、三浦隆司とWBC暫定世界Sフェザー級王座を争うとの報道が出た。
手負いの現王者は防衛戦ができないため、暫定王座を設け、同級1位の三浦隆司と2位のミゲル・ローマンがタイトルを争うというものだ。
ローマンは、かつて三浦隆司に挑戦したダンテ・ハルドンに敗れて以降18連勝をマーク。メキシカンらしい好戦的なファイターは海外のリングにもたびたび登場し、精力的に経験値を積み上げた。三浦よりも2つ年下のローマンが築き上げたキャリアは、三浦の倍に迫る67戦(56勝43KO11敗)にも及ぶ。
その内容も充実しており、ファン・カルロス・サルガド、ダニエル・ポンセ・デ・レオン、ホルヘ・ソリス、ジョナサン・ビクトル・バロス、ハビエル・フォルトゥナ、アントニオ・デマルコなど、さまざまな強豪としのぎを削り、勝ち負けを経ながらも生き残ってきた。
三浦とて一筋縄ではいかないだろう。対戦が実現すればおもしろい一戦になりそうだ。
三浦隆司、フランシスコ・バルガス、ワシル・ロマチェンコ、オルランド・サリドなど、激戦のSフェザー級を彩る主役たちに動きが出始めた。期待で胸を膨らませつつ、もう少し様子を見てみよう。


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