2016年7月25日月曜日

引き続き動向に注目

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B.N.T BoxingNews&Topics 2016.07.25
【海外の反応】村田VSタドニッパと今後
7月23日、ラスベガスのリングで見事な初回TKO勝利を収めた村田諒太。
試合後の海外の反応は?願望と実現性を交えながら、考えられる今後に焦点を当てる。
【海外の反応】村田諒太VSタドニッパ、試合後の反応は・・・
7月23日、ラスベガスで行われたビッグイベントのアンダーカードで村田諒太が結果を残した。
元地域王者のジョージ・タドニッパを相手に、初回、ボディーブローでダウンを奪うと、立ち上がったタドニッパにストレートの連打を浴びせてTKO勝ち。
見事な快勝劇を演じた村田諒太に対する海外の関係者・ファンの反応は。
タドニッパ相手にでき得るアピールは果たしたが・・・
残念ながら、海外の反応は「ほぼ皆無」に等しい。
村田が登場した興行は、メインを初めとする4試合がペイ・パー・ビューで放送された大きなイベント。有料放送だけに好カードが多数組まれた。
パッキャオとの対戦もうわさされる無敗の王者同士によるWBO・WBC世界Sライト級王座統一戦。
スター候補バルデスが挑む無敗同士の世界王座決定戦。
無敗の元Sライト級世界王者が挑むウェルター級10回戦。
2戦連続で世界ランカーを迎え撃つ無敗の五輪銅メダリスト。
これら豪華なカードに比べると、どうしても村田の試合はかすんでしまう。
村田自身の売り文句である”無敗の五輪金メダリスト”は一流と言えるものの、対戦相手のタドニッパに関しては、世界ランカー相手に何もできずに敗れた中堅選手でしかなかった。
試合前の掛け率(村田の勝利が1.020倍)を見ても、村田の試合は”勝って当然”のもの。タドニッパ相手にできるアピールは果たしたが、そもそもの対戦カードが弱かったことは否めない。
結果、さまざまなメディアを見ても村田諒太を大きく取り上げたものはなく、サンダース挑戦を希望していると報道された程度。ファンの反応も寂しいものとなってしまった。
村田諒太の12戦目、今後は・・・
まずは日本での報道を整理してみよう。
帝拳ジムの本田会長の意向として
WBO王者ビリー・ジョー・サンダースへの挑戦に向けて交渉に入る
決まらなかければ11月にも世界ランカーを相手に試合を行う
とされている。
1の場合・・・村田の標的、WBO王者サンダースの動向は?
怪我もあってなかなか防衛戦ができなかったWBO王者ビリー・ジョー・サンダースだが、ここにきて9月17日、米国のAT&Tスタジアムで行われるサウル・アルバレスVSリアム・スミスのアンダーカードに出場することが取りざたされており、対戦相手候補にはデビッド・レミューの名が挙がっている。
KO率が高く、米国で評価の高いレミュー戦が決定すればサンダースにとってリスキーな試合になるが、そこを勝ち抜けばサンダースの評価はさらに上がる。9月17日のメインに登場するサウル・アルバレスとの対戦も話題に上るはずだ。
レミューが勝った場合も、同じゴールデンボーイプロモーションズに所属するアルバレス戦の実現に動く可能性が高く、現在の状況を考えれば村田のWBO王座挑戦は決して簡単ではない。
サンダースの9月17日出場が正式決定する前に横取りできればいいのだが・・・
2の場合・・・強敵との対戦で名前を売れるか?
世界王座挑戦が決まらなかった場合、世界ランカーと対戦する意向があるとのこと。名を上げるためにも恐れることなく強敵と対戦してもらいたいところだ。
実現性などを考慮し、候補を挙げてみたい。
元世界挑戦者マット・コロボフ
やはり1番手はこの男、マット・コロボフ。27戦26勝14KO1敗。唯一の敗戦は、当時の世界王者アンディー・リーを相手に試合を優勢に進め、逆転KO負けを喫したもの。
村田諒太と同じくトップランク社のプロモートを受けており、村田VSコロボフは一時期話題にも上っていた。実現性を考えると最も可能性が高い。
WBA暫定世界ミドル級王者アルフォンソ・ブランコ
「世界王座」にこだわるなら、今の村田にとって最も実現性が高いのはWBA暫定王座を保持するアルフォンソ・ブランコか。ゴールデンボーイプロモーションズに所属しており、戦績は12戦全勝5KO。
身長は183センチと村田とあまり変わらないが、リーチは201センチを誇る。暫定王座は日本で認められておらず、本田会長も望まないだろうが、世界に向けてアピールするためには一つの方法だろう。
その他大勢
競争力の高いミドル級においては、名を上げるための相手はいくらでもいる。
ミゲール・コットは願望でしかないとしても、ピーター・クイリン、アンディ・リーの元王者たち、次戦が宙に浮いたクリス・ユーバンクJr・・・それでも高望みだとしたら、OPBF圏内でなじみのあるオーストラリアからダニエル・ゲールはどうか。
五輪決勝などアマでしのぎを削ったエスキバ・ファルカンは、今なお村田への雪辱を狙っており、時期尚早で後にとっておきたいカードだが、話題性としてはおもしろい。いずれにしても、本場の関係者・ファンの耳目を集めるカードを提供してもらいたいものだ。
いよいよ世界に向けて走り出した村田諒太。引き続き今後の動きに注目していきたい。




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