BOXING TIMES 2016.05.09
八重樫、またしても激闘を繰り広げ、初防衛に成功
8日、東京・有明コロシアムで行われたボクシングフェス・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチは、王者八重樫東(大橋)が、挑戦者同級10位マルティン・テクアペトラ(メキシコ)を2-1の判定で下し、防衛に成功。立ち上がりから、プレスをかけてきたテクアペトラ。3階級制覇の激闘王八重樫の左ガードの低さを突き、右を当てていく。八重樫も要所要所で左ボディを基点に反撃を試みるものの、一進一退の攻防。接戦のさなか、両者ともに抜け出すことができないまま、クロスレンジでの打撃戦に会場はヒートアップ。
中盤以降、八重樫が少しずつ試合を支配し始めるものの、決定打は決められない歯がゆい展開。ここからはほとんど打撃戦となり、手数の落ちないテクアペトラと気持ちで負けない八重樫との熾烈で濃厚な拳と拳との語り合いが続く。
ローブローで注意される八重樫だったが、上下の打ち分けと足を止めての打ち合いで、試合を僅差でコントロール。ともに気持ちの強さを前面に出した激しいボクシングで会場は興奮の坩堝。最終回のゴングを聞いた両者の勝敗は、判定で委ねられることとなった。
2-1(115-113、113-115、116-113)の判定で、八重樫が防衛に成功した。
八重樫は、戦績を24勝(12KO)5敗2分とした。テクアペトラは、戦績を23勝(15KO)5敗とした。
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