2016年5月10日火曜日

八重樫選手瀬谷後援会、苦しむ「激闘王」に大声援

http://goo.gl/FeCae1
岩手日報 2016/05/10
八重樫「続ける道開けた」 IBF王座初防衛で会見
 【東京支社】国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王座を初防衛した八重樫東(あきら)(大橋、黒沢尻工高-拓大)と世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級で2度目の防衛を果たした王者の井上尚弥(大橋)が世界戦から一夜明けた9日、横浜市内の所属ジムで会見した。八重樫は、約3週間前に左肩を負傷していたことを明かし、「それで何とか取れた(勝てた)ことが救い。反省点だらけだが、生き残れたことが一番の収穫」と振り返った。
 挑戦者、マルティン・テクアペトラ(メキシコ)との激闘を物語るように、八重樫の両まぶたは腫れたまま。時折笑顔を交えながら、サングラス姿で取材に応じた。
 本人や松本好二トレーナーによると、左のフックやアッパーを打つときに痛みがあり、痛み止めを打って試合に臨んだという。
 大橋秀行会長は「1回から感覚がずれているなと。厳しい結果になるかもしれないと覚悟するくらいだった」と試合中の心境を打ち明け、「よく盛り返した」と王者の底力をたたえた。
 痛みに耐えて戦えたことについて、世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級スーパー王者、内山高志(ワタナベ)の王座陥落を挙げた。尊敬してやまない拓大の先輩の敗戦に「ただただ驚いたが、(内山に)自分が支えられていたと気がついた。先輩に届くような試合をしたいと思った」と覚悟を決めてリングに立った。
 今後は肩の治療に専念する。「勝てたことで、またボクシングを続けられる道が開けた。常に崖っぷちの状況でしっかりやっていきたい」と、33歳のベテランは決意を新たにした。

https://goo.gl/GK62xJ
岩手日報 2016/05/09
八重樫激闘、大漁旗が後押し 復興支援団体も有明に
 【東京支社】東京・有明コロシアムで8日行った国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級タイトルマッチで、初防衛を果たした北上市出身の八重樫東(あきら)選手(大橋、黒沢尻工高―拓殖大)は、家族や古里、震災復興への思いを胸にリングに立った。一方、駆け付けた応援団は挑戦者の強打と粘りに苦しむ「激闘王」の背中を大声援で後押しし、一丸で勝利をもぎ取った。
 3階級制覇後初の防衛戦は、なかなか自分のペースに持ち込めなかった。長男圭太郎君(10)と長女志のぶちゃん(5)、次女一永(ひとえ)ちゃん(2)が「お父ちゃん、頑張れ」と声を張り、同市などから駆け付けた約300人の応援団も鼓舞し続けた。
 復興支援が縁で大槌町と交流を続ける横浜市瀬谷区の「三陸沖に瀬谷丸を!実行委員会」は、活動を通じて知り合った八重樫選手の瀬谷後援会を昨年夏に設立。大型バスで150人が駆け付け、同町の住民と大漁旗を手に声援を送り、涙を流して勝利を喜んだ。
 同町安渡の仮設住宅で暮らす居酒屋店長柏崎浩美さん(55)は「困難に立ち向かう八重樫選手の試合を見ると涙が出る。瀬谷の人々と一緒に応援できて感無量だ」と喜び、露木晴雄後援会長は「大槌と八重樫選手との縁を大切に、復興へ共に歩んでいく」と誓った。
 試合に集中するため、2カ月前から家族と離れて暮らしていた八重樫選手。母の日に初防衛を果たし、母の淳子さん(62)と妻の彩さん(32)、子どもたちに感謝の言葉を繰り返した。

http://goo.gl/Gh8kqc
岩手日報 2016/05/09
八重樫、粘って初防衛 IBFライトフライ級、打ち勝つ
 【東京支社】国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級タイトルマッチ12回戦は8日、東京・有明コロシアムで行われ、王者の八重樫東(あきら)(33)=大橋、北上中―黒沢尻工高―拓大=が、挑戦者のマルティン・テクアペトラ(メキシコ)に2―1で判定勝ちし、世界3階級制覇後、初防衛に成功した。
 八重樫は序盤、挑戦者の様子をうかがいながら、出てきたところにパンチを当てて応戦。回を重ねるごとに間合いを詰め、得意の打ち合いに持ち込んだ。10回以降は互いにガードを下げ、激しいパンチの応酬に。中盤以降に猛烈なインファイトを見せた王者が辛くも判定で勝利した。
 戦績は八重樫が29戦24勝(12KO)5敗、テクアペトラが28戦23勝(15KO)5敗となった。
 八重樫は2011年に世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級、13年に世界ボクシング評議会(WBC)フライ級と2階級を制覇。15年12月にIBFライトフライ級王座に挑戦し判定勝ちで奪取。日本選手で3人目となる世界3階級制覇を果たした。

https://goo.gl/hXPQIh
岩手日報電子号外 2016/05/08






















https://goo.gl/FMBmdT
岩手日報 2016年05月09日
WBO井上尚「今後につながる」  八重樫と防衛一夜明け会見
 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級で2度目の防衛を果たした王者の井上尚弥、国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王座を初防衛した八重樫東(ともに大橋)が世界戦から一夜明けた9日、横浜市内で記者会見し、試合中に両拳を痛めてKO勝ちを逃した井上尚は「(負傷で)闘い方を考えながら勝てたことは今後につながる」と安堵した。
 23歳の王者の両拳は赤く腫れていた。「1カ月もすれば痛みは引くと思う」と冷静に話し、会見後は病院に向かった。
 小差の判定だった33歳の八重樫は、左肩周りに痛みを抱え、麻酔を打って試合に臨んだことを明かした。

0 件のコメント:

コメントを投稿