ボクシング ~最強のチャンピオン~ 2016年5月17日
八重樫東 3階級制覇 達成!!
ライトフライ級転向後、ダイレクトで 三階級制覇 への世界戦!
ロマゴン に破れた 八重樫東 選手はその試合内容がとても良かったということもあり、復帰戦となる25戦目にいきなり大橋ジムの後輩の 井上尚弥 が返上したライトフライ級のタイトルをかけて、自らの世界タイトル 3階級制覇 をかけた王座決定戦 をやることになります。相手はWBCライトフライ級世界1位の ペドロ・ゲバラ 選手です。
フライ級から1階級落としてライトフライ級を制して 3階級制覇 を狙う前WBCフライ級チャンピオンの 八重樫東 選手は、足を使った出入りの激しい ボクシング で試合を組み立てようとします。
初回に左フックを当ててゲバラ選手がふらつく場面があったけど、やりにくそう感じがしました。
八重樫東 選手は持ち味の連打が思うよう伸びず、4ラウンドを終わっての採点は38-38、39-37、39-37でゲバラを支持されます。
5ラウンドから前に出てパンチをだそうとします。
ここから盛り返すのがいつものパターンですけど、6ラウンドには再びゲバラに攻勢を許してしまいます。
ここからなかなかペースを上げることができず、簡単にロープを背負い、ゲバラのワンツーを浴びて効いてしまいます。
7ラウンド目、劣勢の八重樫がゲバラの左ボディブローを浴びると、一瞬の間を置いてキャンバスに崩れおちます。そのままテンカウントを聞き、KO敗けとなります。
これでローマンゴンザレス戦に続き2連敗となってしまった八重樫東選手は、それでも現役続行を表明します。
その時のボクシングビートの編集部が作った、ボクシングニュースの記事を貼り付けます。
「前回の敗戦で限界を感じたわけではなく、家族もいるし、このまま続けてもいいものかと。去年1年は走りっ放しだったので、自分を見詰め直すいい機会でした」と考え抜いた末の結論だった。意識的にボクシングを遠ざけ、年が明けてからの1カ月間は子どもの送り迎えと家事に追われる毎日だったという。八重樫の背中を押したのは「また頑張って」というファンの声だった。「そういうことが重なって、ですね。『もう辞めたほうがいい』とか『よくやったよ』という人はいなかった。ありがたいことです。最終的に決めたのは自分ですけど、家族とも話し合って、子どもたちも賛成してくれた」と家族の後押しも受け、決断に至った。
ボクシングの1戦の敗北というのはとても重いです。
繰り返しその辛い気持ちを味わって、立ち上がっている 八重樫東 選手というのはとても強靭な精神力の持ち主だと思います。八重樫 選手はその後、タイのソンセーンレック・ポスワンジム・インドネシアのサイド・サイドという2選手との調整試合をいずれもKO勝し、2015年12月29日、再度3階級制覇をかけた,IBFライトフライ級タイトルマッチに挑みます。
相手は ハビエル・メンドーサ です。
”激闘王”の名にふさわしい、激しい打ち合いとなり、12ラウンド目にはストップ寸前に追い込み、3ー0 (111-117、109-119、107-120)という、ジャッジの一人がフルマークをつけるという大差判定勝ちという最高の結果でついに世界タイトル3階級制覇を成し遂げます!
これは亀田興毅選手・井岡一翔選手に続く国内でまだ3人しか成し遂げていない快挙であり、各団体の最上位の世界王座だけの獲得による、日本人初の世界3階級制覇王者でもあります。
激闘王八重樫東選手についてこれまで話してきました。
現在3階級目のタイトルを1回防衛を果たした状態で、現在現役バリバリの選手です。
これからどこまで防衛記録を伸ばせるのか、はたまた国内初の4階級制覇王者を目指すのか、今後の八重樫東選手から目が離せません。
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