2016年1月24日日曜日

激闘賞三浦隆司(帝拳)、八重樫東(大橋)

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あるBOX(改) 2016年01月24日
ボクシング2015年年間表彰あれこれ
受賞者は(新鋭賞や特別賞を除き)全員が世界王者、または元世界王者。
この辺に日本ボクシング界の充実振りが窺える。
※その割りに人気に繋がってない事は別の機会に・・・
当然ながら、それぞれ昨年の状況が反映されての受賞となったワケだ。
技能賞の山中慎介(帝拳)は、昨年2試合で2勝1KO。
特に元王者アンセルモ・モレノ(パナマ)との強敵対決は大いに注目を浴びたが試合は2-1の判定勝ち。
対戦相手の質という意味では日本人選手として最高レベルの試合をクリアしたが、どちらが勝っても不思議じゃないような試合内容が響いたのかも。
※・・・とはいえ、時にモレノの顔を跳ね上げた右ジャブと右の アッパーに、山中の「伸びしろ」を感じさせて貰った試合でもありました。
やはり、2016年の海外試合が期待される山中。
階級を上げてでも名のある現役王者に勝利する事がMVP奪回の条件になるでしょう。
殊勲賞の井岡一翔(井岡)も普通ならMVPでも不思議ではない、「長期政権継続中の王者から王座奪取して3階級制覇」「再戦で完璧KO」という実績を残した。年間3勝も見事だったが、初防衛のソーサ戦がKO勝利ならMVPだったかも。井岡も王座統一戦や他階級から侵入してくる強豪との対戦が必須と
なるでしょう。
敢闘賞は三浦隆司(帝拳)、八重樫東(大橋)。激闘賞と名称を変えても良いかというメンバー。来年は被弾を仰える事を期待。
努力賞は4人の世界王者。
普段は苦労して王座に到達した選手などが受賞するものだが、今年は他の賞に入らなかった世界王者(河野公平、田口良一、田中恒成、木村悠)に贈られた印象だ。
KO賞の井上尚弥(大橋)は、昨年12月29日に同級1位ワルリト・パレナス(比)を2回TKOで下し、初防衛に成功。
右手負傷で1年のブランクがあったとは思えない圧勝劇だったが年に1試合という試合数が響いてMVPを逃した。
※これは一時期の内山高志に通じる事だなぁ・・・。
悔しがりながらも、それを受け入れて巻き返しを誓っているだけに2016年の井上尚弥には大いに期待したい。

新鋭賞は、井上拓真(大橋)、尾川堅一(帝拳)。
私が最早ボクシングファンと言えないな・・・と感じるのはこの辺の選手の事が分からなくなったからだよねぇ。
年間最高試合は、予想通り「三浦vsバルガス」。
海外でも評価されてるだけに当然とも言える。再戦あったら三浦に勝って欲しいが・・・。
特別賞は功労賞の意味合いあり、引退した世界王者や亡くなった関係者に贈られる。
石田氏は海外試合などのキャリアは称えて然るべきものだし、お亡くなりになった方々の御冥福を御祈りしたい。
とにかく、2016年に現役を続ける選手の方々には全員がMVPを目指して欲しいし、それに見合ったマッチメークに期待したいと思います。

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