http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20140906-OHT1T50328.html
スポーツ報知 2014年9月7日6時2分
“激闘王”八重樫、あっ腫れ!激励殺到
プロボクシング前WBC世界フライ級王者の八重樫東(31)=大橋=が王座陥落から一夜明けた6日、横浜市内の所属ジムで、同門のWBC世界ライトフライ級王者の井上尚弥(21)と会見した。世界3階級王者のローマン・ゴンサレス(27)=ニカラグア=に9回TKOで敗れながらも最後まで食い下がった奮闘ぶりに、ジムに激励の電話やメールなどが殺到していることが分かった。
所属ジムの大橋秀行会長(49)は「八重樫の試合に感動した方々からの電話やメールが殺到しています」と明かした。6日朝からファンから次々と意見が寄せられた。「勇敢だった」、「すごい試合をありがとう」、「王座返り咲きに期待」など感謝や激励を示す内容ばかり。大橋会長は「八重樫の頑張りで、ボクシングを知らない人たちにもその素晴らしさを伝えられたんじゃないかな」と誇らしげだった。
“激闘王”の八重樫はまぶたが腫れた顔で登場。敗者が一夜明け会見を行うのは異例で、人柄のいい男は「(激励は)ありがたい。悔しさはある。ゴンサレスは強かったけど、自分なりには一生懸命できた」と敗戦から目をそむけなかった。今後はライトフライ、フライ、スーパーフライ級の3階級をターゲットに入れ、「違う色のチャンピオンベルトにも興味がある」と既に獲得したWBC、WBA以外の団体の王座も狙う姿勢。「みんながワクワクするカードができるならどの階級でもいい」と闘志はまだ燃え盛っている。
http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20140906-OHT1T50066.html
スポーツ報知 2014年9月6日6時0分
【セレス小林ジャッジ】八重樫記憶に残る名勝負
… 八重樫は「これぞボクシング」という記憶に残る名勝負を見せた。もっと前後の出入りを使うかと思ったが、打ち合いを挑んだ。私が(21勝21KO無敗の最強挑戦者)ムニョスと対戦した時(02年3月)もそうだったが、本当の強打者とは打ち合いたくなるのがボクサーの習性なのだ。スピードとパンチの回転力で、ゴンサレスを追い詰める場面もあった。フィジカルも強いので、スーパーフライ級に上げて3階級制覇を目指してほしい。
井上は序盤、生命線の左リードジャブが良かった。挑戦者が前に出なかったので、わざとパンチを出さずに誘いをかけるなど冷静だった。バランスよく大小のバックステップを使い、決して危ない位置にとどまらなかった。接近戦でも相手が打てないような、上半身の使い方ができていた。
ただ6、7回に左手を痛めたのだろうか、中盤以降はリードジャブが出なくなった。きれいに倒すことにとらわれず、強引にパンチをまとめていれば、もう少し早い回に仕留められたはず。階級を上げてもパワーは十分に通用するし、より本来の力が出せるだろう。
村田は序盤のリードパンチは良かったが、パンチのバリエーションが課題。右ストレートにつなげるまでの課程のバリエーションを増やせば、もっと右が生きる。とはいえ、プロデビューから1年で、すごいペースで成長している。
http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20140906-OHT1T50053.html
スポーツ報知 2014年9月6日6時3分
WBC世界ライトフライ級王者の井上尚弥(21)=大橋=が同級13位のサマートレック・ゴーキャットジム(29)=タイ=を11回TKOで下し、初防衛に成功した。WBC世界フライ級王者・八重樫東(31)=大橋=は元世界2階級制覇のローマン・ゴンサレス(27)=ニカラグア=に9回TKOで敗れ、4度目の防衛に失敗。
八重樫が壮絶に散った。9回、ゴンサレスの左アッパーであごが上がった。慌てて右を返そうとしたところに右を被弾し、コーナーまで後退。5発目の左クロスでキャンバスに尻餅をついた。続行可能をアピールしたが、2度目のダウンのダメージの深さを見てレフェリーに止められた。わけもなく笑みがこぼれた。
試合直後のリング上では、ゴンサレスに対して「めっちゃ怖かった」と本音を漏らした。控室に戻ると、人生初のKO負けに悔しさが膨らんだ。7日に1歳の誕生日を迎える次女の一永ちゃんを抱き、タオルで目を覆った。長男・圭太郎君(8)に「泣いてないよ」と強がった。
捨て身だった。KO率84%の挑戦者を相手に、距離を取るアウトボクシングを選ばず、初回から接近戦を挑んだ。「初回に動いて見て(作戦を)決めた」。3回に左フックのカウンターを浴びてダウン。それでも手を休めず、何度も盛り返した。歓声が背中を押した。
誰もが対戦を避けたゴンサレスを相手に選んだ。周囲から賛辞をもらったが「負けたら意味がない。戦ったから偉い、なんていう話じゃない」とはねのけた。ただ、報道陣には「終わったのは何回だったんですか?」と尋ねた。かつてない高揚感を胸に、試合に没頭した。
8月6日から横浜市内のジム近くのマンションで一人暮らしを始めた。7月にウイルス性の風邪が家族に流行し、八重樫も39度の高熱を出した。体調を気遣った彩夫人に別居を提案された。3人の子供と会えるのは週1回ほど。寂しさに耐え、家族総出で戦った。
所属ジムの大橋秀行会長(49)は「これがボクシングの原点ですよ」と激闘を演じたまな弟子をたたえた。今後は1階級下のライトフライ級に転向し、3階級制覇を狙う計画もある。八重樫は「失敗、挫折の経験をボクシング人生に生かせればいい」。雑草魂に支えられ、武骨な男の物語は続く。
http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20140905-OHT1T50263.html
スポーツ報知 2014年9月5日23時45分
八重樫、9回TKO負けで4度目防衛に失敗
WBC世界フライ級チャンピオンの八重樫東(31)=大橋=は挑戦者の同級1位ローマン・ゴンサレス(27)=ニカラグア=に9回2分24秒、TKOで屈し、4度目の防衛に失敗した。戦績は24戦20勝(10KO)4敗。ゴンサレスはミニマム、ライトフライに続く3階級制覇を達成し、40戦全勝(34KO)とした。
八重樫は開始からゴンサレスのスピード、パワーに劣勢。3回には左フックでダウンを奪われる。それでもひるまず接近し、打ち合いを挑んだ。右を軸に抵抗したが、9回に強烈な左で2度目のダウン。
八重樫東「打たれたら打ち返すという根本的な部分でしか勝負できなかった。向かっていくしか選択肢がなかった。八重樫の試合を見たいと言っていただければ、何度でも立ち上がる」
ローマン・ゴンサレス「勝ててとても気持ちがいい。ニカラグアに栄光をもたらすことができた。八重樫はパワフルでいいボクサー。一番強かった」
内山高志(WBA世界スーパーフェザー級王者)「(八重樫に)ガードをおろそかにしてパンチをもらいすぎた。でもあの相手にあそこまで打ち合うことは思っていてもできない。大したもの」

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