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デラホーヤ(魚)のGLOVEびいき 2019年11月8日
一夜明け 井上尚弥 x ノニト・ドネア 関係者コメントまとめ
超最高の試合を観れた…。さいたまスーパーアリーナ超満員総立ち!関係者のコメントを読んで余韻に浸る。
”モンスター”井上尚弥
試合後
「(相手のパンチは)ブロッキングで何とかなるかなと思った。出だしの手応えが良すぎた。速く踏み込めばわりと対応できるかと思った」「フェイントからのあの左フックはうまかった。完全にボディーにくると思っていた。あれをもらって全てが狂った。そこから12ラウンドまで相手が二重に見えていた」「自分やセコンドの中では7、8ラウンドに入るまで、ポイントは取っていた。だから捨てるラウンドも作って、残りを取っていこうと思った。右目が全然見えなくて、その状態で不用意に打てば左フックを合わせられるから右ストレートも打てない状態。だったらポイントアウトしようという作戦に切り替えた」
一夜明け
「眠いです。一睡もできていない。眠いけど、アドレナリンで眠れない不思議な感覚です。ちょこちょこ打たれたので、後頭部にちょっと痛みがある。今までにない体の状態。心地がいいですね。やっと世界戦をやれた、ボクサーになれたという感じです。傷があって。変な気持ちですね。9回のピンチを乗り越えられたのは、息子(2歳の明波君)の存在が大きい。バチンと効いて、息子の顔が一瞬よぎった。初めてですね。やっぱり家族の存在がボクシングに与える影響はデカいなと。これから家族とゆっくりしながら普通の生活がしたい。平和な日常が戻ってくる嬉しさを噛みしめたい。しばらくバンタム級に残って、まだまだやりたい選手がいる。スーパーバンタム級が適正階級だと思ったら陣営と相談したい。自分はウーバーリとやりたい。気持ち的には拓真の敵討ちがしたい」
”閃光”ノニト・ドネア
「イノウエが真の王者だと証明した試合だった。今までの対戦相手の中であれだけ私のパンチを耐えられた選手はいなかった。素直におめでとうと言いたい」
”フェニックス”大橋秀行 会長
「正直、1、2ラウンドで倒すこともあると思っていた。お客さんは喜んでくれたと思う。俺は面白くなかったけど。苦しい展開になったし、尚弥にパンチが効いたシーンもあった。知り合って初めて見たシーンだった。ダウンを取って素晴らしい試合になった。尚弥の心配していたタフネス、それを証明できた。とてつもなく価値がある。11ラウンド(のドネアのダウン)は10カウントしたんじゃないかな(笑)。20秒くらいあったように思えた。尚弥が大きく成長できた12ラウンドだった。アクシデントを乗り越えたのが大きい。技術、気迫があった。これがボクシング。成長を感じさせる一戦だった」
井上真吾トレーナー
「優勝おめでとう。本当にヒヤヒヤしたけど、いい意味で初心に戻れる試合になった。左フックをもらってまぶたを切ってから少し想定外の展開だった。今後、精進して、いろいろと挑戦していきたいと思います。ナオのことを天才って言われたりするけど、内心、冗談じゃねえよって。できないこともできるようにするため、血と涙がにじむような練習を小1から続けてきた。そんなに簡単に片付けられたくない。努力は天才に勝るんです。これからも父としてボクサー・井上尚弥、拓真に接していく。3人で一緒に戦っていきたい」
浜田剛史
「技術面、精神面に駆け引き。両者が12ラウンド、全力を出し尽くした素晴らしいファイトだった。その中で光ったのはドネアの経験だ。2回に右目上から出血して焦りがあり、これほど打たれたのは初めての井上に対し、倒された経験など修羅場をくぐってきたドネアは、パンチを効かされても平気な顔で次のラウンドを戦っていた。苦戦して自信が揺らぐことはある。だが、この苦戦は井上にとって自信でしかない。倒されるかもしれない、というシーソーゲームを12ラウンド戦った経験は圧勝の数試合分に値する。米国で人気のドネアに勝ったことで評価はさらに上がり、米国へ進出してもビッグマッチが実現しやすくなる。そして、苦しんだこの日の経験が、その試合でも生かせるはずだ」
畑中清詞
「すごい試合だった。私の採点は尚弥116対111。1回から緊張感を持って見ていたが、さすがレジェンドとモンスターの戦い、一瞬も目が離せなかった。会場もハラハラドキドキの連続だっただろう。駆け引きにも見応えがあった。ドネアもさすがだった。尚弥のスピードと若さを十分警戒していたのだろう。最初からパンチも大振りを避けていた。尚弥の速いジャブも距離をつぶしてショートの連打で応戦。打たれたら打ち返して尚弥のバランスを崩していた。ただ、尚弥が右目上を切らなければ試合はもう少し早く終わっていただろう。尚弥はまだまだ強くなる。パッキャオを抜くのも夢ではない」
”アンタッチャブル”川島郭志
「実績、テクニック、パワーのあるドネアだが、井上尚弥はその上をいった。カットにも、焦ったり、気持ちが落ちることもなく、ハートの強さも見せて切り替え。判定でも文句のないすばらしい勝利。幅の広がりも見せてくれ、またレベルアップを示した優勝になった。ボクシングでトーナメントなんて、今まで考えられなかった。それを勝ちきった。しかもレジェンドが相手。今度は井上がパウンド・フォー・パウンド1位へ、レジェンドへと踏み出す大きな勝利になった」
竹原慎二
「5階級制覇のスーパースター ドネア36歳。今回は階級下げてのバンタム級での試合。スタミナ スピード全盛期と比べても下り坂。特に軽量級はスピードが命。正直 井上は楽に倒せると思って見てましたが。開始から両者 プレッシャーの掛け合い
激しい打ち合い。素晴らしい試合だった。井上は最後までスピード スタミナは落ちるどころか気合いが増していた。ドネアも打たれても打ち返し一進一退の感動する試合だった。1人がずば抜けていてもダメだし 両者の頑張りがないとこんなに素晴らしい試合は見られない。最高の試合を見させてくれた 2人に感謝。今年の最高試合だな。井上尚弥はボクシング界の宝。竹原&畑山ジムも頑張らないと。じゃあの。」
”日本のエース”長谷川穂積
「いつまでも見ていたい。そう思わせる超高等技術のせめぎ合いだった。打ち合いだけがボクシングの魅力ではない。井上尚弥選手とドネア選手の戦いは、技の応戦の素晴らしさを見せてくれた。やる方も見る方も12ラウンドの間ずっと集中していなくてはならない、めったに見られない試合だ。僕のキャリアではモンティエル戦(V11戦で初のKO負け)がそうだった。一発で簡単に相手を倒せばその後へ勢いはつく。でも、この試合には5試合分くらいの意味があったと思う。大きなキャリアを得た王者は、ここからさらに強くなるのだから末恐ろしい」
”ゴッドレフト”山中慎介
「勢いがある井上とレジェンドのドネアの戦いは高いスキルや駆け引き、プライドなど互いの良さが出て、素晴らしい試合となった。井上が前半でKOする予想をしていたが、ドネアは序盤から出来が良く、2階級上のフェザー級も経験していたせいか、耐久力があり、試合がもつれた。今後は米国などに進出するなど大きい展開があるだろう。今回のアクシデントや苦しみは経験として生きてくるはず。井上をさらに強くするだろう」
”激闘王”八重樫東
「正直、こんな展開になるとは予想していませんでした。36歳のレジェンドの持っている何かに押されたんでしょうね。苦戦しましたけど、尚弥が楽しそうにボクシングをしていたので良かったです」
トップランク トッド・ドゥボーフ
「イノウエは米国の地で新しい機会を得るだろう。来年は米国で2試合できれば」
ドネアのプロモーター リチャード・シェーファー
「ノニトは凄まじい戦士であることを証明した。数々の王者をKOで倒してきたイノウエに厳しいダメージを与えた。鼻から出血させ、キャリアで初めてカットさせた。イノウエにとっては初のリアルファイトだっただろうか。ノニトの存在は大きな試練になっただろう。この試合でイノウエは多くを学んだことだろう。もっと偉大なファイターになるための糧を手にできたのではないか」
ウーバーリのプロモーター ロバート・ヤレン
「イノウエとノルディとの統一戦は、もちろん実現可能だ。イノウエは間違いなくWBAとIBF王者であることを証明した。バンタム級最強の王者が対決する。こちらとしても実現させない理由がない。リングに上がるまでだ。バンタム級の王者同士の戦い。最強と最強の戦いは、ボクシング界にとっても素晴らしいことだ。WBCはロドリゲスとネリ戦の勝者と戦うようにすでに命じている。WBCの指名試合ですが、統一戦となれば、指名試合より優先することはできる。試合のタイミングについては注視する必要があるが、我々が統一戦を希望するなら、それは許可されるだろう」
”ラオウ”村田諒太
「いい試合だった。ドネアの頑張りが感動する試合を生んだ」
”ジャッカル“カール・フランプトン
「なんて試合だ!両者の技巧と回復力はこれ以上ないほどの最上位だった。このスポーツの評価をたかめた」
WBCバンタム級王座を統一したノルディーヌ・ウバーリ
「タクマは非常に良く戦った。私は時差と気候の影響で60~70%の力しか出せなかった。ナオヤとも、もちろん戦いたい。その時は100%の私をお見せしたい」
おしまい
ボクシング最高!!!!!!
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