2019年11月9日土曜日

14度目の世界戦、4度目の世界王座獲得へ

岩手日報 2019.11.9

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 プロボクシング3階級制覇の八重樫東、(大橋、黒沢尻工、拓大)が12月王座返り咲きを目指し14度目の世界戦に臨む。相手は世界ボクシング連盟(IBF)) フライ級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)。来年2月で37歳になる八重樫にとって、ボクサー人生を懸けた一戦となろう。
プロボクサーのライセンスは37歳で自動的に失効となる。37歳となっても現役王者ならタイトルを失うまで、元王者らは特別診断をクリアすれば認められるといった特例はある。年齢で一律に区切ることには異論もあろうが、減量やパンチによる長年のダメージの蓄積など肉体的な安全面を考えると仕方がないだろう。
 国内では、35歳9カ月で世界3階級制覇を達成した長谷川穂積(真正)がタイトル獲得の最高齢。長谷川はこの試合を最後に引退した。八重樫の大学の先輩で「K〇ダイナマイト」の異名をとった内山局志(ワタナべ)は37歳1カ月で王座返り咲きを目指したが判定負けしリングを去った。八重樫が勝てば、国内最年記録だ。
 海外ではライトヘビー級のバーナード・ポプキンす(米国)の49歳3カ月、ヘビー級のジョージ・フォアマン(米国)45歳9カ月といった記録が残る。
 八重樫の挑戦を受けるムザラネは37歳で、同級生にあたる。年齢的には五分と五分。4度目の世界王座獲得というビックニュースを届けてほしい。

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