2019年11月1日金曜日

NHK57年ぶりテレビ中継

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朝日新聞デジタル  2019年11月1日18時07分

NHK、57年ぶりに国内プロボクシングを中継へ
NHKが、57年ぶりに国内開催のプロボクシングのテレビ中継を「解禁」することを1日、発表した。7日午後9時から、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で開かれるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級決勝、井上尚弥(26)=大橋=対ノニト・ドネア(36)=フィリピン=戦をBS8K放送で生中継する。地上波はフジテレビ系列が生中継する。
 NHKは1953年9月、日本で初めてボクシングをテレビ中継し、白井義男やファイティング原田ら往年の名ボクサーの試合を放送した。しかし、次第に中継の中心は民放となり、国内のプロの試合をNHKが中継したのは62年2月が最後だった。
 NHKで多くのスポーツ中継に携わったプロデューサーの杉山茂さん(83)は57年間の「空白」について「反社会勢力との関係が、NHKでプロボクシング放送が敬遠された理由の一つ」と話す。プロボクシング界は2007年から暴力団排除など業界のクリーン化に動き、NHKに中継復活を働きかけてきた。日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長は「ボクシングが『公共財』として認められたのでは」と歓迎する。
 NHK関係者は「公正性、透明性の担保は放送の前提」とし、今回の中継決定について「井上選手は歴史的なボクサー。映像を残したかった」と話す。会場には8Kカメラ5台を設置する予定だという。
 井上は18戦全勝16KOで「モンスター」の異名を持つ逸材。WBSSは異なる団体の王者が参加して世界一を決めるトーナメントで、7日の一戦は約2万枚のチケットが完売している。

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