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ボクシング チャンピオン 2018年11月23日
八重樫東さん
元世界ミニマム級、フライ級、ライトフライ級チャンピオン八重樫東さんです。
WBC,WBA、IBFの3団体のタイトルホルダーであり、
日本人初の4階級制覇を目指して現在も現役で、何年も世界の第一線で戦い続けられていてそのハードなファイトスタイルから激闘王のニックネームまでもらっています。
パンパンな上半身でいかにもボクサーらしい体型をしています。
高校インターハイ、モスキート級で優勝し、拓殖大学進学後は
国体でライトフライ級で優勝しています。
その後名門大橋ジムに進みエリート街道を歩みます。
順調にキャリアを重ねて、2007年に当時の最短世界奪取を狙って、
7戦目でWBC世界ミニマム級王者のイーグル奥田に挑戦しましたが敗戦してしまいます。
その後数年に渡り世界戦のチャンスを待ち続けます。
その間には大橋会長から引退を勧められたこともあり、厳しい期間だったようですが
日本タイトルを掴んだり、防衛したりと戦い続けました。
そして2011年、4年ぶりに迎えた世界戦は、
ターミネーターの異名をとるタイのポンサワン・ポープラマックが相手でした。
有利に進んだタイトルマッチでありましたが、後半に凄いカウンターをもらってしまい
一瞬、腰が落ちかけてしまい、かなりスリリングな試合となりましたが、
何とかこらえて10回KO勝ちで世界タイトルを奪取しました。
この試合はアメリカのボクシングサイトでも年間最高試合に選ばれるほどでした。
タイトル奪取も偉業ですが、ボクシングファンのなかでも語り継がれるのは
2014年のローマンゴンザレス戦です。
ヘビー級のマイクタイソン以来の倒し屋と形容してもいいぐらいのチャンピオンの
ローマンゴンザレスであり、対戦を嫌がる選手も多い中、八重樫選手は試合を挑み
物凄いものを日本ボクシングファンに見せてくれました。
もうだめかと思うくらいにパンチをもらいましたが、何度も挽回し
物凄い魂を見せつけてくれました。残念ながら最後は力尽きてしまい
9回TKO負けを喫してしまいましたが、日本ボクシング界で男を上げました。
普通、1流のチャンピオンに挑みいいパンチをまとめられるともうここまでかと
なるケースが多いのですが、何事もなかったかの様に何度も挽回する姿は本当に
凄かったです。敗戦後ではあっても、マイクを向けられリング上で「僕の戦いを見たいと皆様が見たいと言ってくれる限り僕は戦い続けます」と言った時には
ボクシングファンの心に深く突き刺さりました。
ボクシングの名門拓殖大学で世界スーパーフェザー級チャンピオンの内山さんの後輩で、内山さんが4年生でキャプテンをしていた時の1年生で、現在でもその上下関係は続いているようです。4年生と1年生ですから、相当なものがありそうです。
笑い話ですが、素晴らしい面構えをしていますが、
試合後半にパンチで目のあたりが腫れても、会長は、八重樫は元からこういう顔なんだと
レフリーに言っていたそうです。
現在は奥様と一緒にカフェも経営なされているそうです。
多くのボクシングファンが訪れそうですよね。
一度お邪魔して、ローマンゴンザレス戦見ました、ありがとうございました
と伝えたいです。
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