https://goo.gl/gicfcE
日刊スポーツ 2018年3月27日9時42分
八重樫カムバック勝利、さぁ国内初の4階級制覇へ
<ボクシング:スーパーフライ級10回戦>◇26日◇東京・後楽園ホール
国内初の4階級制覇へ向けて、八重樫東(35=大橋)が2回TKOで再起戦を飾った。昨年5月にIBF世界ライトフライ級王座陥落から10カ月ぶりの一戦。インドネシア・フライ級王者パルーから2回に3度ダウンを奪い、2分24秒TKO勝ちを収めた。本来の動きができず内容に不満を口にしたが、激闘王が再び1歩を踏み出した。
八重樫は2回にあっさりと仕留めた。右フックを皮切りに左フック、左ボディーで3度ダウンを奪う。「アキラコール」が復帰を歓迎すると、リング上から「戻ってこられました。ここは楽しいところ。やっぱりリングはいい」と応えた。
ミニマム、フライ、ライトフライ級と世界を制し、2階級上げての再起は、昨年の世界戦から10カ月間隔を開けた。この2カ月間を「充実していた。こういう日々が好きなんだと」と振り返る。いつも通りの家族の声援も「張り合いになる」。2月には35歳になり、この日の山中氏ら同世代が引退していく中で現役を実感できた。
ただし、内容には「情けない。自分に期待していた分ガッカリ。まだこの階級が適正と言えない」と納得していなかった。1回は足を使ってかわし、2回は接近戦で勝負。練習してきた出入りのスタイルが出せずに「動きも悪かった」。
大橋会長は「全体的にはよかった。これで気持ちも吹っ切れる。初回は心配した。この階級では小さいかな」と話した。一気にゴーとはいかなかったが「まだ伸びシロはあり、ここがゴールではない」。八重樫が4階級制覇という新たな挑戦に向けてカムバックした。
0 件のコメント:
コメントを投稿