2016年10月15日土曜日

エストラーダ次戦

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in44y  2016/10/14
エストラーダ次戦以降、コンセプションへの挑戦を希望した!
エストラーダ、スーパーフライ級にアジャスト
「スーパーフライ級でも問題はない」13ヶ月ぶりにリングへ復帰する前そう語っていたのは元WBA・WBO世界フライ級統一王者・ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)である。
 故郷であるメキシコのソノラ州プエルトペニャスコにあるフランシスコ・レオン・ガルシア・スタジアムで、スーパーフライ級10回戦でレイモンド・タブゴン(フィリピン)と対戦し3-0の大差の判定勝利を収めている。
 スーパーフライ級10回戦で行われたこの試合、復帰戦の相手は隠れた強豪が多いフィリピン出身の選手。このタブゴンも間違いなく実力者だろう。13ヶ月ぶりの復帰戦、フライ級からスーパーフライ級へ上げてのテストマッチと考えると適当な相手。むしろ、復帰戦の相手としては難的か。
 タブゴンを相手にフルマークで完勝。エストラーダの言葉どおり、スーパーフライ級で問題ないことを示した試合だと言える。フィリピ人特有のパワーがあり、フィジカルも強いタブゴンを難なくクリア。適正階級を超えてしまったWBC世界スーパーフライ級王者・ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と比較してもスーパーフライ級にもきっちりアジャストした感がある。
タブゴン戦で右拳を負傷
 エストラーダは12月に次戦を計画してるが、タブゴン戦で右拳を痛めたことが判明。試合後、エストラーダの右拳が腫れ上がっており、ファンの間で心配されていた。エストラーダをサンフェール・プロモーションと共同プロモートするファン・エルナンデス氏は、拳の怪我の詳細について明かしてないが、深刻な状況ではないという。
 ファン・エルナンデス氏は「右拳の怪我については深刻な状態ではありません。以前、出術した怪我と今回の怪我は無関係です。1週間ほど治療に専念し、経過を観察し年内12月の試合が出来るか判断する。」と述べている。
エストラーダ、WBA王者・ルイス・コンセプションへの挑戦を示唆
 エストラーダは、元WBC世界スーパーフライ級王者・カルロス・クアドラス(メキシコ)への挑戦を表明していたが、クアドラスはゴンサレスとのダイレクト・リマッチが濃厚。エストラーダ陣営は、WBA世界スーパーフライ級王者・ルイス・コンセプション(パナマ)への挑戦に方針を転換することを示唆している。
 コンセプションは次戦、英国のリングで英国界のトップ・プロスペクト、カリド・ヤファイとの初防衛戦が大筋合意。クアドラス戦が難しいと判断したエストラーダ陣営は、コンセプションが初防衛戦に成功した場合、母国メキシコのエルモンシージョでコンセプションへ挑戦する意向を示している。
今後の予測は難しい
 エストラーダは井上尚弥との対戦を望んでおり、ゴンサレスとの直接対決前の一戦としてファンの期待は高まっている。実際、米国デビューを目論む井上陣営として、ゴンサレスの再戦相手として注目が集まるエストラーダ戦が実現すれば、北米の舞台でゴンサレスとのスーパーマッチが今以上に、現実的なものとなってくる。
 井上尚弥の北米デビュー戦としては、2017年以降ローマン・ゴンサレスのアンダーカードが濃厚。その対戦相手としてエストラーダ戦が決まれば、ゴンサレスとの直接対決前として理想的なシナリオ。注目カードとして扱われるのは間違いない。
 しかし、ボクシングのマッチメークはファンの期待通どおりに実現しないことは多い。選手の怪我、プロモーター、TV局の思惑、選手の報酬、勝敗も大きく影響し青写真どおりには上手くいかないもの。この先のマッチメークは、エストラーダ、コンセプション、ゴンサレス、クアドラスの動向も有り予測が難しい。
 そして、ゴンサレス、井上尚弥のスーパーマッチを2017年末日本で開催すると帝拳プロモーションズ 本田会長が明かし、北米デビューの期待がかかる井上尚弥の先行が不透明となっている。

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