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box観戦記録 2015-10-18 12:25:26
ローマン・ゴンサレス対ブライアン・ビロリア(2015/10/17)
WBCフライ級タイトルマッチ
3階級制覇のローマン・ゴンサレス選手(Roman Gonzalez)が2階級制覇の元王者ブライアン・ビロリア選手(Brian Viloria)の挑戦を受けた注目の一戦は米国ニューヨーク州のMSGで行われ、ロマゴン選手が9回TKOで完勝してタイトル防衛に成功しています。
思い切った踏み込みからのボディ攻撃などでスタートから出てきたビロリア選手。パワーもスピードも感じられる先制攻撃でロマゴン選手の機制を制する好スタートを見せます。しかし挑戦者のこのスタートダッシュにも慌てることなく冷静に守りを固めながらじわじわとプレスをかけて初回終盤には既にペースを奪いかけていたロマゴン選手。スムーズに出る左アッパー連打などで初回を終え、2回に入ってからは右ストレート左アッパー、さらにボディ攻撃などの流れるように出る正確で強いコンビネーションブローでビロリア選手を追い詰めていきました。
3回には鮮やかに合わせた右ショートでノックダウンも奪った王者。以降クオリティの高い攻撃を次から次に決め続けられる苦しすぎる状況の中、ボディブローを中心にした効果的な反撃を何度も決めて踏ん張るビロリア選手なのですが、攻撃の質のみならずボリュームでも圧倒され、削られ続けるラウンドを重ねた末に9回途中にレフェリーが一方的な試合を止めた最後でした。
メイウェザー選手の引退を受け、ロマゴンを新たなP4Pキングに推す声が多い現状の中その高い評価が間違いではないということを見せつけたこの日のパフォーマンス。毎度毎度のことですが、慎重ながらもアグレッシブな攻めで確実に相手の戦力を削り、追い詰め、そして仕留める戦いぶりはこの日も見事でした。
ロマゴン選手は44勝(38KO)。ビロリア選手は36勝(22KO)5敗2ND。
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