デイリースポーツ 2018.09.24.
田中恒成、世界最速タイ12戦目で3階級制覇 壮絶打撃戦!木村に2-0判定勝ち
同級1位の挑戦者・田中恒成(23)=畑中=が2-0(114-114、115-113、116-112)の判定で王者・木村翔(29)=青木=を破り、3階級制覇を達成した。12戦目での3階級制覇はWBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と並ぶ世界最速タイ記録。日本ジム所属選手の3階級制覇は亀田興毅(亀田)、井岡一翔(井岡)、ホルヘ・リナレス(帝拳・ベネズエラ)、八重樫東(大橋)、長谷川穂積(真正)、井上尚弥(大橋)に続き7人目。
初回から激しい打ち合いとなった試合は、2回に田中が左フックを決めてペースを握る。木村も驚異的なタフネスとスタミナで抵抗するが、田中が自分の距離でリズム良くパンチを当てた。
フルラウンドに渡って繰り広げられた壮絶な打撃戦を制した新王者は、リング上から地元名古屋の応援団に向かって「木村チャンピオンに最高の拍手を送ってください」と呼びかけ「すごいチャンピオンでした」と実力を認め合った。
田中の通算戦績は12戦12勝(7KO)。木村は通算戦績は21戦17勝(10KO)2敗2分け。
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デイリースポーツ 2018.09.24.
3階級制覇の田中恒成「生涯忘れられない試合」激闘の前王者・木村たたえる
同級1位の挑戦者・田中恒成(23)=畑中=が2-0(114-114、115-113、116-112)の判定で王者・木村翔(29)=青木=を破り、3階級制覇を達成した。12戦目での3階級制覇はWBA世界ライト級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と並ぶ世界最速タイ記録。日本ジム所属選手の3階級制覇は7人目。
初回から続いた壮絶な打撃戦を制した田中は試合後のリング上で、木村の実力を認め、たたえることを忘れなかった。
「試合ができて光栄。ありがとうございました」と感謝の気持ちを示すと、「木村チャンピオンは(前回の防衛戦を)7月にして2カ月(のインターバル)でやっていることを忘れてはいけない。内容も木村チャンピオンにもっと近づけるようにしたい」と冷静に話した。
気迫のぶつかりあいとなったフルラウンド。「気持ちの勝負。弱気になれば負けると思った」と、相手の得意とする展開にも一切退かなかった。
世界最速タイでの3階級制覇には「うれしい」と素直な感想。何をしたいか問われると「休みたい。座り込みたい」と話しながらも「もっともっと強くなりたい」とさらなる進化を誓った。
中継局とのインタビューでは「生涯忘れられない試合になった」と口にした。過去の2階級戴冠は決定戦での勝利。王者に真っ向勝負で勝利してこその、3階級制覇にこれまでにない達成感を漂わせた。

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