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RakutenNews J-CASTトレンド / 2017年8月16日 18時20分
タオル投入批判に「外野は黙ってろ!!」 山中慎介のTKO負けで
「4回TKO負け 山中タオル深層」(東京スポーツ)、「衝撃タオル 神が負けた」(日刊スポーツ)、「『神の左』にタオル 記録挑戦無残」(毎日新聞)――2017年8月16日は、報道媒体の見出しに「タオル」が多数並んだ。
前日に行われた世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトル戦で、王者の山中慎介選手(34)が、同級1位のルイス・ネリ選手(22、メキシコ)に4回2分29秒TKOで敗れた。リングには「タオル」が舞い、具志堅用高氏(62)が持つ13度の防衛記録に並ぶことができなかった。
会長「最悪なストップ」
この、大和心トレーナーが投げ入れた「タオル」のタイミングをめぐり、賛否両論が巻き起こっている。
試合を中継した日本テレビ系の番組で解説をつとめた具志堅氏は、タオル投入直後に「タオル早かったねえ」と率直な感想を漏らす。
元プロボクサーの竹原慎二氏(45)も、15日のブログで、
「俺だったらあんな止められ方は納得いかないな」
と苦言を呈す。
極めつけは、山中選手が所属する帝拳ジムの本田会長だ。試合後、
「(トレーナー)個人の感情が入った。最悪なストップ」
と怒りを隠さなかった。
山中選手「責める気持ちはないです」
業界内からは、厳しい声が多数あがっているが、ファンたちにはどう見えたのか。ツイッター上では、「たしかに早かった」と同意する声も少なくないものの、
「タオル早いって怒ってる人は山中選手を殺したいのか?近くで見てるセコンドがヤバイと判断したならそれが正しいでしょ」
「お二人側の信頼関係の上での本気の本気の本気の判断なんだからタオルどうこうは他人に分かるわけ無し」
とトレーナーの判断を擁護する声や、
「外野は黙ってろ!!」
「山中選手自身の発言は致し方ないというか当然だと思うがジムの会長の発言は試合直後とはいえダメでしょ」
と、前述の批判は筋違いだとする主張も多かった。
山中選手は試合から一夜明けた16日、都内で記者会見を開き、
「ストップのタイミングは、自分の中で効いている感覚は無かったけどバタついていたのはあったろうし、周りを不安にさせてしまったのはあると思う。これまで大和トレーナーは常に近くで自分を見てくれていたし責める気持ちはないです」
とコメントしている。
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Sportsnavi 2017年8月16日(水) 13:30
山中を狂わせた“倒すため”の闘争本能
進退は保留 続行ならネリとの再戦優先
プロボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチは15日、京都の島津アリーナ京都で行われ、王者の山中慎介(帝拳)が同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)に4回2分29秒TKO負けを喫した。2011年11月の獲得以来、5年9カ月に渡って12度防衛してきた王座を明け渡す結果となった。期待された具志堅用高氏の世界王座連続防衛の日本記録13に並ぶことはかなわなかった。
そのような構図で捉えられていたサウスポー対決。最も警戒していたネリの連打に山中は捕まった。フィニッシュラウンドとなった4回。山中は挑戦者が思いきりよく振ってくる左右のフックを受ける格好になった。ラウンド中盤。左から返した右フックでバランスを崩したところにさらに右を追撃され、山中はロープ際まで後退する。ここは体を入れ替えて逃れたが、22歳の若きメキシカンの攻勢は続いた。
迎えたラウンド終盤。ネリの放り込んできた左ロングフックが肩越しから直撃。バランスを失った山中はまたもロープ際まで後退した。連打にさらされながら、山中も頼みの左を何度も打ち返す。懸命のダッキングで決定打は許さなかったものの、ロープに体をもたせかける山中の体勢は悪く、左は空を切った。ネリの連打の圧力に押され、ロープ際に釘づけになった状態での攻防がひとしきり続くと、大和心トレーナーが棄権の意思を示すタオルを投げ入れながらリングに飛び込んで山中を抱きかかえ、レフェリーが試合終了を宣した。
しばらく呆然とした表情で結果を受け止められない様子の山中だったが、こみあげてくる涙を抑えることができなかった。リングの中央に進み、2階席までぎっしり埋まった四方の観客に向かって気丈に礼をする山中の首には、いつの間にか、入場時に提げていた長男・豪祐くんが手作りしたWBCのメダルがかけられていた。赤いガウンを着て、フードで顔をすっぽりと覆い、リングを降りていく山中を「シンスケ・コール」が追いかけた――。
ポイントの“足”を使えなかった
「ビデオを見てみないと分からないですけど、4回の(最後の)場面は自分としては(パンチを)もらってなかったですし、効いてもいなかったんですけど、(同じ場所に)止まり過ぎて、セコンドを心配させてしまったことが原因なので」
控え室で会見に応じた山中は「まだやれるという思いはありました」と吐露したが、タオル投入のタイミングは置いておいて、なぜ注意を払っていたはずの連打を序盤から許してしまったのだろうか。
ネリに2発、3発と連打をつながせないために山中と大和トレーナーが試合前、ポイントに挙げていたのが“足”だった。つまりフットワークを駆使し、同じポジションにとどまらないこと。だが、山中がこの“足”を使うことは、ほとんどなかったと言っていい。
初回は山中の鋭い右ジャブが目立った。ジャブもロングレンジをキープすることで、ネリのフック、アッパー系中心の連打を出させないためには有効だが、それも“足”と連動していなければ機能はしない。ネリに得意の形を作らせない以上に恐らく山中の意識を占めていたのが自身の左をいかに打ち込むか。山中は早々に手応えをつかんでいたからだ。
相手のパンチも当たる中間距離に
試合開始のゴングが鳴り、向かい合ったときの山中の感覚は「これなら、いける」だった。映像で見たよりもやりやすい。距離も戦いやすい。ジャブもしっかり当たる。そうなると本能が倒す方向に向くのが山中である。ステップは細かなバックステップで左を打ち込む間合いの調整に、右ジャブは左のタイミングを計るために働き出す。より位置取りは正面になり、距離は自分のパンチも当たるが、相手のパンチも当たる中間距離になっていく。
「それでも、(ネリが)入ってくるところに左を狙いやすかったですし、あの距離でも自分の感覚としては左のタイミング自体は合っていたので、当てるチャンスでもあったんですよ」と山中。2回終了間際にはネリに先に左を当てられ、連打で詰めてきたところに左を合わせ、逆にぐらつかせた。だが、3回終盤のパンチの交換は、どっちに転ぶか予想がつかないくらい、スリリングに感じられた。いかに山中に自信があったとはいっても、まだネリが元気な序盤はリスクが高かったかもしれない。
「期待してくれた方に申し訳ない」と涙
ここ最近の山中はダウンを喫することもあり、被弾も目につくようになった。この11月で35歳。年齢を指摘する声もあがるようになったが、理由は決してそれだけではないだろう。
今回、山中が意識した“足”の原点は初防衛戦の頃までさかのぼる。軽量級のビッグネームで山中との一戦に3階級制覇を狙っていたビック・ダルチニヤン(オーストラリア)にヒットアンドアウェーを機能させた。ポイントリードで迎えた最終回。陣営の作戦はリスクを冒さず勝ちに徹すること。初防衛戦で迎えた強豪相手に内容的にも見事な判定勝ちだったが、以前、専門誌で山中にインタビューする機会があったとき、「倒しにいかなかった自分に後悔した」と言っていたことがあった。その悔しさが“神の左”を命名されることになるトマス・ロハス(メキシコ)戦の戦慄KO劇につながったのだ、と。
以降の山中のボクシングは、防衛を重ねるごとに、より倒すスタイルへと洗練されていったように感じる。その倒しにいく姿勢こそが防衛記録より何よりファンを惹きつけてきた山中の魅力だろう。
会見の際、ずっと涙をこらえていた山中が嗚咽を漏らしたのが「期待してくれた方に申し訳ない」と抑えきれない思いを何度も伝えようとした3度目のことだった。
「自分の防衛のたびにこれだけ多くの方が応援してくれて。それに応えられず、喜ばせてあげられなかったことが……」
そのあとは涙で言葉にならなかった。
本田会長も「ネリとの再戦しかない」
試合翌日、前王者となった山中の一夜明け会見が開かれた。
あらためて、周囲からの大きな期待に応えることができなかった悔しさを真っ先に語った山中は、今後について「ホテルで朝まで嫁といろいろ話し合い、いろいろ考えたが、すぐに答えは出せない。もう少し考えさせてください」と話し、その上で「(ネリ戦で)出し切っていない悔しさがあることは確か。自分では体は問題ないと考えているが、ここ最近、危なっかしい試合を見せている。それも含めて考えたい」とした。
一時代を築き上げてきた山中の1戦1戦にかかるプレッシャーの重さ、覚悟がうかがえたのが「正直、自分の気持ちとしては今回納得のいく勝ち方ができれば、もういいのかな、と思っていた」と明かした言葉だった。
「(現役続行となれば)もちろん考えるところはネリだけ」と山中。本田明彦・帝拳ジム会長も「(山中が)やりたいと言ったら、ネリとの再戦しかない」としている。自分の心と体にとことん問いかけながら、じっくり結論を出す。
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Frentopia公式ブログ 2017年8月17日
金子大樹引退?! マジでか。内山引退→しゃーない。三浦引退→ワカル。山中陥落→完敗だね。てか会長老害過ぎワロタww 金子引退→は?
内山再戦でコラレスに惜敗!! 2-1の判定でリベンジ失敗で引退か? ダイレクトリマッチはボディを効かせるものの攻めきれず【結果・感想】
内山高志(24勝2敗20KO)→引退
三浦隆司(31勝4敗2分24KO)→引退
八重樫東(25勝6敗13KO)→進退保留
山中慎介(27勝1敗2分19KO)→進退保留
金子大樹(26勝6敗3分18KO)→引退
ここ最近、日本のボクシング界を牽引してきた選手たちが相次いで引退を表明している。
先日13度目の防衛に失敗した山中慎介や今年5月にミラン・メリンドに1RKOで敗れた八重樫東など、進退を明らかにしていない選手もいるが、30代半ばに入った選手たちが軒並み分岐点に立たされていることは間違いない。
中でも金子大樹の引退には、個人的にかなり驚いている。
7月の試合は微妙な判定負けだったものの、決して力で劣っていたわけではない。むしろ、これをきっかけに一段レベルアップするのでは? とすら思っていたので、この引退発表は本当に意外だった。
なので今回は内山高志、三浦隆司、山中慎介、金子大樹について、僕の感想を適当に述べてみようと思う。
八重樫東については申し訳ないのだが、あまり思い入れがないので省略させていただく。
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