2017年5月19日金曜日

ベストな選択

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日経新聞 2017/5/19 16:08
井上尚・八重樫、両王者が必勝誓う 21日にボクシングW世界戦
 ボクシングのダブル世界戦(21日・有明コロシアム)の調印式と記者会見が19日、東京都内で行われ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者で5度目の防衛戦に臨む井上尚弥(大橋)は「順調に来ている。自分のできる限りのボクシングをして、いい形で試合を終わらせたい」と必勝を誓った。
 挑戦者でWBO2位のリカルド・ロドリゲス(米国)も「体調は万全。自分が王者になる」と自信を示した。井上は今後の米国進出をにらみ「次につながる大事な試合」と気を引き締めた。
 国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東(大橋)は暫定王者のミラン・メリンド(フィリピン)との統一戦へ「いろんなドラマを用意してきた。ベストな選択をしていく」と対応力をアピール。メリンドは「自分は八重樫が対戦したことのないタイプ。戦術的に闘う」と意気込んだ。

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イーファイト 2017/05/19(金)
八重樫東、フィジカルに衰えなし「34歳はあくまでも数字上のもの」
5月21日(日)東京・有明コロシアムで開催される『ボクシングフェス2017 井上尚弥・八重樫東ダブル世界戦』の調印式&記者会見が、19日(金)に都内で行われた。
 IBF世界ライト・フライ級タイトルマッチで、王者・八重樫東(大橋ジム)はIBF同級暫定チャンピオンのミラン・メリンド(フィリピン)との王座統一戦に臨む。
 両者の対戦は当初昨年末に予定されていたが、メリンドが直前の試合で負傷しキャンセル。今回にスライドとなった経緯がある(八重樫は代わりにサマートレック・ゴーキャットジムを12回TKOで降し2度目の王座防衛を成し遂げた)。自らを「勝ったり負けたりのキャリア」と話す八重樫だが世界戦の経験も豊富であり、「試合は蓋を開けてみないと分からないですけど、いろんな部分を用意してきました。その上でベストな選択をしていきたいと思います」と話し、会見の間も大橋秀行会長と談笑を見せるなど、ベテラン王者らしい落ちつきを感じさせた。
“激闘系”と評される八重樫に対し、メリンドは「彼はファイトスタイルは変えてこないと思いますし、私も自分のスタイルで戦っていきたい。私のような戦術的なファイターとどう戦うのか楽しみです」と不敵に語り、両者の異なるスタイルがぶつかる試合を予感させた。
 2月に34歳となり、初の試合を迎える八重樫だが「34歳っていうのはあくまでも数字上のもので、身体的に衰えている部分はないし、フィジカルは落ちていないので大丈夫です」と不安は見せない。WBAで田口良一、WBOで田中恒成が世界王者に就き、20日には拳四朗がWBC世界王座に挑戦と日本人強者が多く立つライト・フライ級において、存在感を示し王座統一を果たせるか。

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