2017年5月13日土曜日

経験値の高い者同士の試合

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東日本ボクシング協会さんのfacebook 2時間前
★見どころ★
#5月21日(日)#有明コロシアム
<IBF世界ライト・フライ級 #王座統一戦>
#八重樫東 対ミラン・メリンド

15年12月に現在のベルトを獲得して3階級制覇を成し遂げた八重樫が、暫定王者のメリンドとIBF王座の統一戦に臨む。12年のキャリアを持つ経験値の高い者同士の試合だけに、虚々実々の駆け引きも見ものだ。
 アマチュアを経て05年にプロデビューした八重樫は7戦目で世界初挑戦したが、アゴを折られたすえ12回判定負けを喫した。その後の10年も山あり谷ありの起伏に富んだボクサー生活だが、この2年は3度の世界戦を含めて5連勝(3KO)と比較的安定している。ただ、昨年5月の初防衛戦後には肩の故障のため8ヵ月近いブランクをつくってもいる。2月に34歳になったこともあり、今後は自身の肉体との戦いも気にしなければなるまい。
 八重樫が活動休止状態のときに設けられた暫定王座についたのがメリンドだ。昨年11月、3度目の世界挑戦で念願を果たしたメリドは37戦35勝(12KO)2敗のレコードを誇る実力者で、メキシコ、マカオ(中国特別行政区)、アラブ首長国連邦など自国以外での試合経験もある。2敗はいずれも世界戦で喫したもので、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に12回判定、八重樫の前のIBF王者、ハビエル・メンドサ(メキシコ)には6回負傷判定で敗れている。メリンドは鋭い右ストレートを放つボクサーファイター型だが、最大の武器はスピードのある左ジャブといっていいだろう。この左でリズムと距離を保つのだ。
 両者間には総合的な戦力では大差がなく、序盤から競ったラウンドが続く可能性がある。カギを握るのはメリンドの左で、これを避けきれないようだと八重樫は苦戦を強いられそうだ。目の腫れ、カットの恐れも出てくるだろう。八重樫は本来の出入りのボクシングをするのか、それともリスクも高い打撃戦を挑むのか。両陣営が練る戦略、戦術にも注目したい。(原功)

八重樫=1983年2月25日、岩手県出身。大橋ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:30戦25勝(13KO)5敗。
メリンド=1988年2月29日、フィリピン出身。右ボクサーファイター型。戦績:37戦35勝(12KO)2敗。

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