2017年5月16日火曜日

資質や評価は高いかもしれないが回避のイメージ

https://goo.gl/lt8bdg
リングサイドで野次を聞いた 2017-05-16 08:35:45
私が叔父さんになったら

先日、久々に井岡叔父が柳明佑から世界王座を奪取した試合を観ました。井岡がもっと左で圧倒してるかと思いましたが、思いのほか柳もロングからのフックを当てており、競ってる印象。
それでも井岡の勝ちは揺るがないでしょうが。

この時代、一般人にも知名度があって人気を博したのが辰吉。
鬼塚は翌年のタノムサク1で良くも悪くも知名度が広まってしまいました。疑惑判定の負のイメージも大きかったと記憶してます。
井岡は、非力で判定が多い・・・なんか頼りないというイメージが構築されてましたが、これはストロー級時代の名残が影響してたと思います。あとはナパとの3戦でのやられっぷり、不完全燃焼のイメージかな。

それでも後年、ボクシング・ファンを中心に井岡叔父の評価は低くはないと感じます。結果として3階級制覇はならなかったものの、強い王者に挑み続けたこと、そして何よりも柳からの勝利。
極論すればたった一試合がボクサーの印象を変えることがあります。
対して甥の方はロマゴン戦回避のイメージが色濃く残ってます。
今後はフライ級で防衛を重ねようが、4階級を制覇しようが、あのとき、あのタイミングでの対戦を回避したという事実は陣営が思った以上にのしかかってきます。
3階級制覇を最初にかけたアムナット戦での黒星、あそこで初黒星を献上するくらいだったらロマゴンとやって結果、負けたとしても失うものが少なかったのではないか。
結果論ですが、策を弄するとロクなことにならないことの証左にもなってしまった様に思います。
確かに井岡のボクサーとしての資質や評価は叔父よりも高いかもしれないが、ファンの信頼や記憶に残るという点では足元にも及びません。
それはプロとしてプライズ・レス、お金で換算できない大事な部分。

せっかくレベコに連勝しても正当に評価されないのは、やはり、陣営のしたたかさというか、計算高さをファンが敏感に察してるからだと思います。
今の叔父と同じ状況になったとき、叔父と同じ評価を得られるのか。
井岡に求められてるのは万人が納得する強豪とのヒリヒリする様な試合です。一度失った信用を取り戻すのはかくも大変なものですね・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿