2017年3月19日日曜日

初黒星のロマゴンに言葉が見つからない

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スポニチ 2017年3月19日 13:03
ロマゴン、まさかの初防衛失敗!井上尚弥も「言葉が見つからない」
 ボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は18日(日本時間19日)、米ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで行われ、4階級制覇の王者ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア、帝拳)が元王者で同級2位のシーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)に0―2で判定負けして初防衛に失敗した。プロ初黒星を喫したゴンサレスは47戦46勝(38KO)1敗、3年ぶりの王座返り咲きとなったシーサケットは47戦42勝(38KO)4敗1分け。
 序盤から意外な展開となった。積極的に打って出たシーサケットはゴンサレスの回転の速い連打にもひるまず前へ出て、打ち合いとなった。1回の終盤にはシーサケットが右アッパーを振るった際に頭が当たり、ゴンサレスがバランスを崩してダウン。2回にはボディーを打たれたゴンサレスが苦しそうな表情を見せた。
 しかし3回、偶然のバッティングで右目尻から出血したゴンサレスがペースを上げた。ワンツーやアッパーの連打をたたき込み、当初は体をぶつけて打ち合いに応じていたシーサケットが5回に後退。6回には左ボディーのダブルから攻勢をかけ、さらにバッティングでゴンサレスを新たに出血させたシーサケットが減点1となった。
 7回はシーサケットが盛り返し、その後は互角の打ち合いが続いた。パワーではシーサケット、精度ではゴンサレスが精度で勝っていたが、最終12回には失速したシーサケットが足を使って逃げ、場内からブーイングが起きた。判定は1者が113―113、2者が114―112でシーサケットを支持。まさかの王座交代となり、ゴンサレスとの対戦を希望していたWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)もゲスト解説を務めたWOWOWの生中継で「ちょっと言葉が見つからない」と驚きを隠せなかった。全階級を通じて最強を決めるパウンド・フォー・パウンド(PFP)1位のゴンサレスを破ったシーサケットは「タイの皆さんの応援で勝てた」と喜んだ。

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