2017年1月8日日曜日

観戦記

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Sportsnavi+人生マイペンライ 2017年01月07日 18:05
観戦記1254 IBFライトフライ級王座戦 八重樫東vsサマートレック・ゴーキャットジム
《本日のTV観賞》
井上尚弥選手の圧倒的なTKO防衛 『観戦記1251』 村田選手の豪快なKO 『観戦記1252』 がありました12月30日の有明コロシアム大会でしたが 「名勝負製造機」 八重樫東選手のIBFライトフライ級2度目の防衛戦もありました!
あの井岡一翔選手とのWBA&WBCミニマム級統一戦 『観戦記210』 で判定負けし、6ヶ月強のブランクがあった事があるものの、だいたい約4ヶ月間隔で試合をしていた八重樫選手だが(ローマン・ゴンザレスにKO負けした後も4ヶ月弱で再起) 今年、5月のマルティン・テクアペトラ 『観戦記1122』 との防衛戦後に(前に?)肩の怪我が判明しさすがに間隔を明ける。本来は、WBC暫定王者のフィリピンのミラン・メリンドと防衛戦予定もメリンドが鼻を負傷し統一戦が流れる~そして、IBFライトフライ級8位のサマートレック・ゴーキャットジムとの防衛戦になりました!
サマートレックは26歳で国際式ボクシングでデビューしているので、多くのタイ人同様にムエタイ⇒ボクシングだと思われるがムエタイでは目立った戦績はなかったみたいだ。デビュー戦は勝利するものの、2戦目に後に河野公平選手のWBAスーパーフライ級王座に挑戦する 『観戦記1126』 インタノン・シッチャモアンに判定負け~その後3連勝し、2011年3月にフィリピンのデンバー・クエリョとWBCインターナショナルミニマム級王座を争うも9RにTKO負け。2011年11月には来日し沖縄で知念勇樹選手と戦い判定負け~2012年4月には、後のWBAライトフライ級暫定王者のランディ・ペタルコリンとPABAパンアジアライトフライ級王座決定戦で争うも判定負け~2013年3月にヨハン・ワユディと、PABAパンアジアミニマム級暫定王座決定戦を判定勝ちで王座栄冠~10月には、インドのサンディープとABCO(WBCアジア)ミニマム級暫定王座決定戦で争い8RにKOして王座栄冠~その後も3連勝し、2014年9月に当時はWBAライトフライ級王者だっ た井上尚弥選手に挑戦するも11RにTKO負けで王座奪取ならず。
再起後は5連勝し、インドネシアのファンザー・ンダヒューWBCアジアミニマム級王座決定戦を8RにTKOで降し栄冠~2016年1月には、ヘングキー・バランサノとPABAパンアジアミニマム級王座決定戦を3RにTKO勝ちで王座獲得~初防衛戦で、後に井岡一翔選手と戦い判定負けも 『観戦記205』 井岡選手にプロ・アマを通して初ダウンを奪うヘリ・アモルに判定勝ち~その後も連勝を重ね、PABAパンアジアミニマム級王座を3度防衛、WBCアジアミニマム級王座を2度防衛。
迎え撃つ八重樫選手は、イメージは雑草ですが高校時代にインターハイ優勝~拓殖大学時代には国体で優勝~2005年3月にデビューし1RでKO勝ち。4連勝後、5戦目でウィラサック・チューワッタナと東洋太平洋ミニマム級王座決定戦を5RにKOし栄冠~1度防衛後に当時の日本最速世界王座を目指して、7戦目でイーグル京和のWBCミニマム級王座に挑戦するも偶然のバッティングから顎を2ヶ所骨折するなどあり判定負けで大橋会長、米倉会長からの7戦目での世界王座奪取の悲願ならず。
再起後は連勝するも、日本ミニマム級挑戦権獲得トーナメントの準決勝で辻昌建選手に判定負け~しかし、2009年6月に堀川謙一選手との日本ミニマム級王座決定戦を判定勝ちし王座獲得~3度防衛後に、WBAミニマム級王者のポンサワン・ポー・プラムックに挑戦し10RにTKO勝利で王座栄冠 『観戦記1』 初防衛戦はあの井岡一翔選手とのWBA&WBCミニマム級統一戦 『観戦記210』 判定負け。再起戦は、ほぼフライ級(50.8kg)の50kg契約でセンムアンルーイ・ゴーキャットジムを9RにKO勝ち。そして、2013年4月(生観戦しました!) WBCバンタム級王座戦 山中慎介vsマルコム・ツニャカオ 『観戦記447』 WBCスパーフェザー級王座戦 ガマリエル・ディアスvs三浦隆司 と同日に、WBCフライ級王者の五十嵐俊幸選手に挑戦し判定勝ちで飛び級で2階級制覇。初防衛戦は、8位のオスカル・ブランケットに判定勝ち。2度目の防衛戦は、1位の元WBCライトフライ級王者のエドガル・ソーサに判勝ち。3度目の防衛戦は、8位のオディロン・サレタを9RにTKO 『観戦記749』 そして、4度目の防衛戦は大感動のローマン・ゴンザレスとの激闘も9RにTKO負けで王座陥落。
再起戦は、1階級落として井上尚弥選手が返上したWBCライトフライ級王座の決定戦を、1位のペドロ・ゲバラと争うも7RにボディーでKO負け。2連敗となり、引退も考えたそうですがソンセーンレック・ポスワンジム 『観戦記999』 サイド・サイドにKO勝ちし、2015年12月に IBFライトフライ級王者のハビエル・メンドサに挑戦し判定勝ちで3階級制覇 『観戦記1039』
日本人で3階級制覇は、亀田興毅さん、井岡一翔選手。しかし亀田さんは、WBAライトフライ級はファン・ランダエダとの決定戦。WBCフライ級は内藤大助さんから奪う。WBAバンタム級は、アンセルモ・モレノをスーパー王者に格上げさせての決定戦。井岡選手はミニマム級は、王者のオーレドン・シスサマーチャイから奪取。しかしライトフライ級は、ローマン・ゴンザレスをスーパー王者に格上げさせての王座決定戦 『観戦記361』 WBAフライ級はファン・カルロス・レベコから奪取 『観戦記861』 しかし、WBAフライ級ではスーパー王者ファン・フランシスコ・エストラーダがいた。
そうです!八重樫選手は3階級ともに王者を破って&スーパー王者がいない、日本人初の本当の3階級制覇をとなった。初防衛戦は、IBF11位のマルティン・テクアペトラの手数にポイントを持っていかれ2-1の薄氷防衛 『観戦記1122』
八重樫選手の肩の怪我の回復はどうなのか!?暫定王者のミラン・メリンド戦前に正規王者の強さを魅せたい!2年前に井上選手に負けた後は、14戦14勝7KOでPABAパンアジアミニマム級王座も獲得しているサマートレックが体格では劣るが念願の世界王座を奪えるか!?
2016年12月30日 IBFライトフライ級王座戦 八重樫東vsサマートレック・ゴーキャットジム

1R、八重樫選手は、色々とフェイントを入れながら様子をみる~サマートレックは勢いよく踏み込み左右のフック
2R、ロープづたいで出てこないサマートレックに、八重樫選手が打ち込んでいく!
3R、やはり八重樫選手は距離が近くなり、打ち合いになってくる
しかし、ラウンド後半は八重樫が距離を取りながらボディーを効果的にいれていく
4R、やはり、八重樫選手が足を使うと付いてこれないサマートレックは距離を潰して右!八重樫は廻って距離をとる
5R、サマートレックが詰めてきて、頭を付けての攻防になる!しかし、八重樫選手はステップを使って前後の出入りでサマートレックを翻弄
6R、サマートレックが突っ込んでくる!八重樫選手は廻りながらかわして、左フックをカウンター!
しかしサマートレックは止まらずフック、アッパーを突き上げてくる
7R、サマートレックが体ごとぶつけてくる!八重樫選手が頭を付けての打ち合いに応じる!
八重樫選手のパンチの方がインサイドをついてパンチが入る!サマートレックは下がるしかない 
8R、下がり始めたサマートレックに、八重樫選手の左ボディー!さらにボディー!
ロープに詰まるサマートレックに、八重樫選手が右を打ち込む!それでもサマートレックは、大きいフックを振り廻す
9R、打ち合いのなかから、八重樫選手の右カウンター!
サマートレックは下がる!八重樫が左ボディーの外から中から!
効いてる!
10R、いよいよ八重樫選手が極めにいく!下がるサマートレックをロープに詰めて連打!
廻るしかないサマートレックを、八重樫選手が追い込んでいく!右が度々入る!
11R、八重樫選手が細かいパンチで追い込んでいく!
右アッパー3連打!打ち合いでも完全に八重樫選手が勝る!ロープに追い込む!ボディーも効いてる!
八重樫選手ラッシュ!サマートレックも打ち返す!
12R、ポイントでは厳しく、倒すしかないだろうサマートレックは頭を付けての打ち合いにくる!
そうなると八重樫選手も倒せるチャンス!八重樫選手が速いリターンの右ストレート!さらに右!効いた!
ロープに追い込み連打!右!連打!
コーナーに逃げるサマートレックに、八重樫選手は逃がさない右!左!
見事に八重樫選手が、世界戦では2014年4月以来の3回目のTKO勝利!11Rまでのスコアカードを見ると、1Rに八重樫選手に9を付けたジャッジが1名、4Rに八重樫選手に9を付けたジャッジ1名、フルマークが1名完璧な闘いな上に、最終ラウンドでTKOに持っていくとは素晴らしい!来月には34歳になろうという八重樫選手だが、まったく衰えを感じさせない。今回は本来の八重樫選手が持っている上手さの引き出しを出しての勝利だったが、いつもの激闘スタイルだとダメージの蓄積はかなりのものだろう・・・放送席にいた長谷川穂積さんのように世界王者のまま引退するのもありなのでは。でも暫定王者のミラン・メリンドと春にでも統一戦か?フライ級で再び、井岡選手と対決なんかも観てみたいが

★足を使えば上手いのに打ち合うだよな・・・

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