2016年8月5日金曜日

佳太、尚弥、恒成、一翔

http://goo.gl/NBFqUB
B.N.T BoxingNews&Topics 2016.08.05
小原佳太、井上尚弥、田中恒成、井岡一翔関連ニュース
なかなか正式発表されなかった小原佳太の世界挑戦がようやく正式発表された。小原が挑む王者トロヤノフスキーとは?
そのほか、井上尚弥がロマゴンの4階級制覇挑戦を視察、ニエテスのフライ級転向で生じる余波をピックアップする。

小原佳太の世界初挑戦が正式発表
9月9日、小原佳太が敵地ロシアでIBF世界Sライト級王者エドゥアルド・トロヤノフスキーに挑むことが発表された。
トロヤノフスキー陣営からは既に発表されていたが、日本でもようやく正式発表となった。小原は指名挑戦者としてトロヤノフスキーに挑む。
IBF世界Sライト級王者エドゥアルド・トロヤノフスキーとは
ロシア出身の36歳。オーソドックスファイター。24戦全勝21KOの戦績を残し、現在14連続KO中。
足を使いながらプレッシャーをかけ、さまざまな角度から硬質な力強いパンチをコンビネーションで放つ。倒せるパンチの打ち方を知るボクサーだ。フットワークはディフェンスでも生かされ、攻めてよし、守ってよしの実力派王者。
挑戦者・小原佳太は世界王座をつかめるか
岩手県出身の29歳。オーソドックスファイター。17戦15勝13KO1敗1分の戦績を残す。アマ2冠の実績を引っさげてプロデビューするも、初戦で黒星。しかし、以降1分けを挟んで15連勝中。
小原も世界トップを争うに足る選手だと思うが、相手が相手だけに厳しい試合になることが予想される。挑戦者決定戦で闘ったウォルター・カスティーリョも好戦的でいい予行演習になったが、トロヤノフスキーは一段も二段も上の選手と見ていいだろう。
集中力を切らせば一気にやられてしまう。敵地で試合を優勢に進めた上での引き分けを経験しているだけに、再びアウェーでの決戦にKO決着を意識した発言が多い小原だが、勢いに任せることなく、冷静に、我慢強くチャンスをうかがってもらいたい。

井上尚弥がロマゴンVSクアドラスを視察・・・注目点は
9月4日にペッチバンボーン・ゴーキャットジムとのV3戦を控えるWBO世界Sフライ級王者井上尚弥が、9月10日に米国で行われるWBC世界Sフライ級王座戦カルロス・クアドラスVSローマン・ゴンサレスを視察する模様。
米国進出と近未来の統一戦を見据えた現地視察は、それだけで胸躍るといったところ。
しかし、個人的には井上尚弥の本当の世界的注目度をはかる意味で「”モンスター”井上尚弥が現地におもむいた際、世界のメディアがどのように反応するか?」に注目してみたい。
カルロス・クアドラスVSローマン・ゴンサレスを放送するHBOが井上尚弥の姿を映し、ハイライト映像でも流してくれれば最高だが・・・どうなるか!?

ドニー・ニエテスがフライ級に進出!井岡一翔、田中恒成への影響も
長らくWBO世界Lフライ級王座を守ってきたドニー・ニエテスが階級を上げ、フライ級に進出する。フライ級転向初戦の対戦相手は元王者エドガル・ソーサ。試合は9月24日に米国で行われる。
WBAスーパー&WBO世界フライ級統一王者ファン・フランシスコ・エストラーダとの対戦の話があったニエテスだが、エストラーダに対してWBAから井岡一翔との対戦指令がなされたため、ニエテスVSエストラーダは来年に持ち越されることに。
そこでニエテス陣営は、フライ級でのテストマッチを挟むことを選択し、ソーサ戦が組まれた。この具体的な動きによって生じる日本人トップボクサーへの影響は・・・



ファン・フランシスコ・エストラーダは井岡一翔戦に照準か
たとえ統括団体から指令がなされても、各陣営や統括団体の間で交渉がなされ、指令の回避がなされることもしばしばあるこの世界。
エストラーダVSニエテスは軽量級においてビッグマッチになるだけに、さまざまな可能性が考えられたが、ニエテスがソーサ戦に舵を切った以上、エストラーダ陣営は井岡一翔戦に進むことを決断したと思われる。
よほどのアクシデントでもない限り、井岡一翔キャリア最大の試練は年末にも実現するだろう。
ニエテスの王座返上でWBO世界Lフライ級王座が空位に・・・田中恒成は決定戦へ?
王者ニエテスのフライ級進出でWBO世界Lフライ級王座が空位になるため、王座決定戦が行われる流れができた。現在のランキング上位5傑は以下のとおり。
モイセス・フェンテス(メキシコ)
田中恒成(畑中)
原隆二(大橋)
ミラン・メリンド(フィリピン)
ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)
順当に進めば、モイセス・フェンテスVS田中恒成で王座決定戦となる。以前の報道ではWBC王座もターゲットにしていると語っていた畑中陣営だが、費用面など経済的に考えても王座決定戦に進むのが普通だろう。
現在、右手首・拳にけがを抱える田中恒成。年末であれば問題ないとの話だが、何らかの理由で王座決定戦への出場を辞退した場合、原隆二にチャンスがめぐってくる可能性も。
ドニー・ニエテスの決断で一気にLフライ、フライ級の両階級が動き出しそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿