2016年7月5日火曜日

憧れのボクサーは「大橋会長です。おもしくて強い」

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THE PAGE 2016.07.05 15:52
ロンドン五輪銅の清水がプロ転向。「2年以内で世界王者に!」
ロンドン五輪のバンタム級、銅メダリストの清水聡(30)が5日、横浜の大橋ジムでプロ転向会見を行った。所属するジムは、WBO世界Sフライ級王者、井上尚弥、IBF世界Lフライ級王者、八重樫東がいて勢いのある大橋ジム。7月29日にプロテストを受験、9月に6回戦でのプロデビュー戦に臨む。
 清水は、ライト級に階級を上げて、リオ五輪出場を目指していたが、アジア・オセアニア地区予選の代表選考を決める国内選考会で判定負け、3大会連続の五輪出場の望みが途絶えたためプロ転向を決意した。
「東京五輪を目指そうかなとも考えたが、今から4年、アマチュアでやるモチベーションが沸かなかった。新たなるステージ、プロでやっていきたいと考えているときに、大橋会長に連盟を通じて声をかけていただいた。人生一回きり。勝負だと思った。長い時間はできないと思う。プロにはアマとは違う厳しさがあるとは思うが、今までやってきたように、へこたれずに上を向いてやっていく。目標は世界チャンピオン。ならなければプロでやる意味がない。いろんなものを吸収して実力がつけば大丈夫だと思う」
 清水は、中学3年生の時、父の知人だった守安竜也が会長を務めるプロの倉敷守安ジムでボクシングを始め、岡山の関西高校、駒沢大を通じてアマチュアボクシングを続け、北京五輪、ロンドン五輪と連続で五輪出場した。ロンドン五輪の金メダリスト、村田諒太のプロ転向から遅れること4年。30歳でのプロ転向は、かなり遅いが「今はプロスポーツ選手の選手受命が伸びている。内山高志さんだって、37歳でやれている。体力の衰えも感じない。練習量やサプリなどでカバーできるので問題がない」と不安を一蹴した。
 元世界王者でもある大橋秀行会長は、「長所は、長身の体格。サウスポーで左ストレートもがちんと固い。倒すことのできる威力はある。フェザー級は、選手層が厚く決して甘くない階級だが、2年以内で世界チャンプにしたい」と断言した。清水は1m79の長身とサウスポーの利点を生かしたスピーディーなボクシングが特徴。「プロではどういうスタイルでいくのか。練習や試合をしながら決めていきたい」と清水。通常体重は、63キロ前後で、アマチュアにはフェザー級がないため、ロンドン五輪ではバンタム級、リオ五輪はライト級で狙っていたが、プロでは、フェザー級を主戦場にする予定だという。
 フェザー級には、WBA、WBCの王者であるレオ・サンタ・クルス(メキシコ)や、北京、ロンドンの金メダリスト、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が、WBOの世界フェザー級王座を持ったまま、スーパーフェザー級王座との2階級制覇を果たすなど(ファザー級は返上)強豪がひしめく階級だが、清水は「ロマチェンコとはやりたくない(笑)。誰とやりたいかは、まだ考えもしていない。1試合、1試合、目の前の試合を勝っていくだけ」と、気を引き締めた。憧れのボクサーについて、「大橋会長です。おもしくて強い」と、口にすると、大橋会長からは「俺の試合見たことがないだろう(笑)」と突っ込まれていた。
「長身のボクサーはラフなファイトで、ぐちゃぐちゃにされてズルズルいってしまうという弱点もある。そこを、どうさばいていくか。私もアマから転向してそれを克服した。パワーはあるんだからやれると思う」
 大橋会長は、清水がプロ転向する際の課題を見極めたうえで、世界王者への道を用意する方向。トレーナーには、清水と同じくサウスポーで、八重樫を育てた松本好二氏が専属でつく。
 写真撮影で紛失騒動を起こしたロンドン五輪の銅メダルを首に巻いた清水は、「世界のベルトをとったらなくさないようにします。まあ大きいからなくしませんよね。いつも腰に巻いておきます」と、メディアを爆笑に包んだ。「キャラクターは今まで通りにいきたい」と、清水も言うが、こういう明るい性格は、まさにプロ向き。彼と、話をしていると、銅メダリストのプレッシャーや、30歳という年齢不安、そして、プロに適さないとされるボクシングスタイルも、すべてを吹き飛ばしてしまいそうに感じるから不思議である。

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