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拳論 2015.12.23
有明ボクシングフェス 井上、八重樫、細野×下田!
12・29有明コロシアム「ボクシングフェス2015」
▼WBO世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
王者・井上尚弥(大橋) × 同級1位・ワルリト・パレナス(フィリピン)
▼IBF世界Lフライ級タイトルマッチ 12回戦
王者・ハビエル・メンドサ(メキシコ) × 同級13位・八重樫東(大橋)
▼東洋太平洋Sフライ級タイトルマッチ 12回戦
王者・井上拓真(大橋) × 同級1位・レネ・ダッケル(フィリピン)
▼日本フェザー級タイトルマッチ 10回戦
王者・細野悟(大橋) × 同級1位・下田昭文(帝拳)
▼10回戦
WBO世界バンタム級4位・松本亮(大橋) × ジェストニ・アウティダ(フィリピン)
▼6回戦
井上浩樹(大橋) × ジャクソン・コエラピー(インドネシア)
ナルバエス戦であまりに完璧なKO劇をやってのけた井上だが、右拳の負傷で1年間の戦線離脱。しかし、左のみを使ったスパーリングを4月から始め、むしろジャブを強化させた。世界ランカー相手でも左のみでワンサイドに持っていったというから、プラスに作用させたのは間違いない。9月には右で思いきり打てるようになったというが、拳の負傷は慢性化することが多く、だからこそ1年という十分な間を空けたのだとも思う。そのあたりの不安を除けば、技術的に優位は動かない。唯一、早熟スターゆえ実戦キャリアで積まれる対応力の点を気をつけたいぐらいだが、相手のパレナスは強打者ではあるものの、ジャブからカウンターを狙うタイプで、その一発さえもらわなければ、読めないスタイルでもない。順当なら井上がジャブの差し合いで勝って先に決定打を決めそうだ。パレナスは過去の黒星でKO負けが多く、打たれ弱さが弱点でもある。油断はできないが、危なげなく井上が勝てば、来年の海外進出に期待が高まる。
予想アンケート(投票感謝です)でも、井上勝利が圧倒多数。247-27(ドロー2)でおよそ9-1。予想コメントでは序盤か中盤のKO予想で別れた感じで、中盤予想が、まなパンチさん、モロダシ・ボンさん、それっぽい練習生さん、ローカルさん、けんたぼんさん、桃色竿さん、らいだーさん、栗原幕さん、浪速のドサ拳さん、川流河童さん、ハイロ67さん、おどけたピエロさん、ヒサシヤマさん、おいろんさんら。序盤予想が、F5さん、メキシコのOTTOさん、地方土人さん、MJさん、非Aさん、石寺操縦士さん。そしてTSさんは「意外と粘られ10ラウンドあたりまで長引く」と予想している。
井上はアメリカの大手ケーブル局HBOも興味を示すローマン・ゴンサレスとの試合について「あと4~5試合のキャリアが必要」と当面は決戦を急がず防衛戦をこなす見通し。そのため、今回無事防衛すれば、まずはアメリカのファンに顔見せする米デビュー戦につなげたいところ。あとはナルバエスとのリマッチという線もあるだろう。
八重樫は厳しい内容の敗戦から再び3階級制覇に挑むが、今回相手メンドサはジャブの多彩なパンチもあるサウスポーで、バッティングの恐れもあるぐらい圧力も強い。八重樫のファンを感動させる激闘スタイルは今回、命取りになりそうだ。スピードを生かして本来のクレバーな戦いをしないと、耐久力の低下も見られる中で前回同様の結果もありうる。エドガル・ソーサを攻略したような足を使ってのポイントアウトが妥当に思えるのだが、どうだろうか。予想アンケートでは129ー96(ドロー7)で、半数強が王座奪取としたが、期待値も考えれば厳しい戦いが見越されているとは思う。
「7-8Rあたりでメンドサのラッシュに捕まりレフリーストップ負けでしょうか」(マントさん)
「序盤から不用意なパンチをもらう場面が続き、中盤から終盤にかけて、足を止めて打ち合うもダメージ蓄積によりストップ負け」(栗原幕さん)
「メンドサのプレッシャーの前に徐々に足が止まり、中盤打ち合いとなったところで打ち負けダウンを喫しTKO負け」(川流河童さん)
負けコメントはストップ予想が多い中、一方、八重樫勝利派は、
「序盤は前後のスピードでポイントをピックアップ、中盤から左サイドに回って明確な有効打を狙っていくこと。左の大振りの打ち終わりに左サイド飛び込めば勝機あり」(それっぽい練習生さん)
「八重樫がメンドサを上手くさばき続けて、メンドサがいら立つ展開。後半雑になったメンドサが痛打をもらって、明確な八重樫の判定勝利」(F5(フゴー)さん)
「序盤をフットワークと連打で押さえ、貯金を作る。後半戦のプレッシャーを経験、クリンチで凌ぎ失点を抑え、僅差で判定勝ち」(浪速のドサ拳さん)
といった感じ。八重樫は今回、陣営が激闘を予測していて、これが表向きPRでもないなら余裕のない中での打ち合いは危険。世界戦連敗なら進退も問われる覚悟の試合だけに、キャリアを生かした上手な攻略を願う。
世界戦ではないが注目の試合となる細野×下田。最近、出来の悪い試合を見せた細野はモチベーションの低下もあった。今回は「楽しみで仕方がない」と話していて、本来のタフなハードパンチャーが戻れば試合は面白くなる。下田はとにかくスピードが突出。ときどきやってしまうポカみたいなKO負けは集中力や冷静さを欠く悪癖による。能力自体は世界レベルにあり、結婚式を延期してまで望むこの試合、序盤は先にリズムを作ってペースを握りそうだが、中盤以降に強い細野とタフファイトになれば勝負は分からない。予想アンケートは割れた。細野120-下田91(ドロー8)だが、内訳はKOなら細野、判定なら下田という具合。
細野派は「まともに当たればバズーカは耐えられないと思います。意外と序盤で決着と予想!」(まなパンチさん)、「中盤から細野の左ボディが当たりだして、後半大の字にさせると思う」(千早兄弟さん)、「中盤まで下田ペースでいきそうですが、しつこいボディ攻めから上にハードヒットで細野選手が勝ちそうな気がします」(銭湯好きさん)など。
下田派はコメント数では上で、「思いきりのいいカウンターで効かせて連打でまとめて終盤戦テクニカルKO」(けんたぼんさん)、「中盤から下田のスピードが鈍ると細野がボディーを攻め、効かせる場面も。終盤下田の足が落ちてくると細野がポイントを取り返す。パンチをまとめるも決め切れず判定に。序盤のポイントが明暗を分け、僅差で下田の判定勝利」(それっぽい練習生さん)、「詰めの甘さが目立つ細野を、スピードで下田が掻き回す展開に。中盤までに下田がイニシアチブを握り、ペースを保てば判定勝ち」(浪速のドサ拳さん)、など。
フェザー級は世界王座にサンタクルスやロマチェンコ、海外スターが揃っていて挑戦は容易でないが、この試合は勝者がそんな有名選手との試合に期待も出る重要なサバイバルマッチだ。
ほか、アンダーカードでは、井上弟こと拓真(5勝(1KO))が東洋王座の初防衛戦を行なう。前回、向井寛史をKOしているヘラルドにダウンを奪われながらの大差勝利だった。挑戦者ダッケルは元WBCユース王者、15勝(5KO)1敗。一時期、日本滞在して那須勇樹にTKO勝ち、渡邉秀行に判定負け、川端遼太郎とドローなど。ジャブから右の強打を狙うタイプだが、順当なら拓真がそれを空転させて防衛だろう。
ノンタイトルでは、世界4位の松本が9勝(4KO)3敗のアウティダと対戦。この相手はマカオ、タイで現地選手に勝つなどアウェーでも引かない。決して気の抜けない試合だ。
それと井上の従兄弟、浩樹がデビュー戦。23歳のサウスポーで、村田諒太も出た5年前の国体では尚弥とともに優勝(ライト級)。昨年は全日本社会人選手権、今年は和歌山国体で優勝。井上兄弟と違って重いクラスなのでじっくりと育成すると見られる。当初は1勝(1KO)2敗のアリフ・マウド(インドネシア)が相手だったが変更になり、相手は過去のデータで2勝2敗の戦績が見つかったが詳細は不明。

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