2014年12月4日木曜日

凄い男が来る!ボクシング界の超大物

http://urx2.nu/eR0H
LaBOLA 2014/12/04 18:39:41
凄い男が来る!
ラボにはあまりボクシングファンがいないので恐縮ですが…
ボクシングのこと、コアに熱く書いても良いですか?(笑)
年末に向けて国内でも続々と魅力的なカードが発表された。
30日に八重樫東が3階級制覇を賭ける試合も決まった。
まだロマゴン戦のダメージが残っていないかと心配だが、せっかく転がり込んできたチャンス!
万全に仕上げて、是非とも3階級制覇を成し遂げて貰いたい。
同日のメインは井上尚弥が2階級制覇を狙って、オマール・ナルバエスに挑む。
ナルバエスは世界タイトルマッチ、29勝1敗という一級品のチャンピオンですが、井上の力も底知れない。若さか経験か?
非常に興味深い試合です。
また、翌31日は内山高志の1年ぶりの防衛戦もある。
ここは難なくクリアして、次戦は進境著しいWBCチャンピオン・三浦隆司との王座統一戦を期待したいところ。

で、日記タイトルの凄い男とは…
31日に大阪で天笠尚の挑戦を受ける、WBA&WBO統一世界スーパーバンタム級チャンピオンのギジェルモ・リゴンドウのことである。
天笠が日本でリゴンドウに挑戦するというニュースを聞いた時、何かの間違いかと思った。
あのリゴンドウが極東の小さな島国に来る訳がないと…
ギジェルモ・リゴンドウといっても一般の人にはピンと来ないでしょうけど、サッカーでいえばネイマール、野球でいえばAロッドくらいの、ボクシング界の超大物。
リゴンドウの略歴を簡単に説明しますと
2000年と2004年のオリンピックで2大会連続で金メダルを獲得し、プロに転向。
プロ転向後も難なく世界タイトルを獲得し、日本でもお馴染みのノニト・ドネアにも完勝している。
かつての歴史を紐解くと、日本にもこれまで数々の名世界チャンピオンが来日してきた。
古くはエデル・ジョフレやモハメド・アリ。(アリの相手は猪木だったけど笑)
他にも、ジョージ・フォアマン、マイク・タイソン、アレクシス・アルゲリョ、ウィルフレド・ゴメス。
最近ではリカルド・ロペスや、八重樫を破ったローマン・ゴンザレスも歴史上、最強の部類に入る選手だ。
しかし
もちろん人それぞれの考えは違えど、このギジェルモ・リゴンドウは、アリやタイソンのようなカリスマ性には欠けますが、少なくとも実力的には上記の選手達の誰よりも強くて速いと個人的に僕自身は思う。
普通なら、わざわざ大晦日に来日して、世界的には無名である天笠の挑戦を受けるような選手ではないのである。
そんなリゴンドウがなぜ、日本に来るのか?
その理由は、リゴンドウは超絶テクニックを武器にプロでも破竹の快進撃を続けているが、激しい殴り合いを好まず、天才的なディフェンス技術とスピードで「打たせずに打つ」慎重なボクシングを徹底するので、本場ラスベガスでは実力の評価とは裏腹に人気が出なかったのだ。
強いけど試合に客を呼べない。
強いけどPPVの契約が取れない。
強いけど不人気なので大手プロモーターとの契約も切れ、それでいて強いので対戦相手も決まらず、いわばリゴンドウは最強のチャンピオンでありながら試合も決まらず、宙ぶらりん状態であった訳です。
天笠をプロモートする協栄ジムの金平会長がそのリゴンドウの「空白」に目をつけ、オファーを出したら試合枯れしていたリゴンドウが乗ってきたという…
野球ファンに分かりやすくいうと、かつてブレーブスとの契約で揉め、一時退避するような形で日本に身を寄せたホーナーみたいな感じです(笑)
リゴンドウのボクシングは、確かに打ち合いを好むファンには面白くない。
ですが技術は超一級品!
細かなことは省きますが、とにかくムダが無く、動きもパンチも全てが速い。
ぜひ、皆様にもリゴンドウのボクシングを観て貰いたいですね。
そんなリゴンドウに挑戦する天笠尚。
天笠も悪い選手ではないし、巡り合わせによっては世界チャンピオンになってもおかしくはない選手だと思います。
会見で天笠が
「リゴンドウと戦うかと聞かれて3日悩んだ。ですがリゴンドウと対戦出来るなんて、後にも先にももうない。僕が勝つ確率は1%。その1%、その1発に賭けたい」
と悲壮な覚悟で語りました。
僕が思うに、悪いけど天笠がリゴンドウに勝てる確率は1%もないと思う。
思うけど、それでも戦うのがボクサーというもの。
もし天笠が超アップセットを起こしたら、日本を飛び越えて世界中のボクシングファンが驚愕します、マジで(笑)
そのくらい、ギジェルモ・リゴンドウは凄いってことです。
リゴンドウのことを熱く書きましたが、別に僕はリゴンドウのファンではない(笑)
皆さんにリゴンドウの凄さは観て貰いたいけど、勝つのは天笠であって欲しい。
大晦日!
たぶんテレビでやりますので、紅白の合間にでも観てやって下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿