岩手日報 2014.9.6
壮絶打ち合い、八重樫散る WBCフライ級世界戦
【東京支社】世界ボクシング評議会(WBC)ダブルタイトルマッチ各12回戦は5日、東京・代々木
第二体育館で行われ、フライ級は王者の八重樫東(あきら)(大橋、黒沢尻工高-拓大)が同級1位のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に9回2分24秒、TKOで屈し、4度目の防衛に失敗した。3回に左フックでダウンを奪われ、9回に2度目のダウンを喫し力尽きた。戦績は24戦20勝(10KO)4敗。ゴンサレスはミニマム、ライトフライに続く3階級制覇を達成し、40戦全勝(34KO)とした。最強挑戦者の強打に屈す
壮絶な打ち合いの末に王者はリングに沈んだ。八重樫東(あきら)(大橋、黒沢尻工高-拓大)は39戦全勝33KO、「軽量級最強」の異名に違わぬ挑戦者ローマン・ゴンサレスの強打に打ち負けた。
試合前、王者は「最初は足を使うがどこまで通じるか。中盤からは打ち合うことになる」と予想したが、相手からの重圧もあり「(出し入れのボクシングは)長くは続けられない」と早くも2回途中から打ち合いに。3回には強打を受けてダウンし4回終了後の公開採点では0-3。攻めるしかなくなった。
ゴンサレスがじわり前に出てプレッシャーをかける。八重樫は上下、左右となめらかで素早いコンビネーションで的確に打たれた。相手のお株を奪うショートアッパーからの連打などで反撃するが、ポイント差は拡大。ダメージも蓄積された。
あまりの強さに対戦相手が決まらない挑戦者に対し、「それなら僕がやる」と自ら「いばらの道」を選んだ防衛戦だが、敗れ「悔しい」と涙を流した。
ただ強者同士の迫力ある打ち合いにファンは留飲を下げた。9回、八重樫の足元はふらつき、会場に悲鳴に近い声が聞こえる。だが相手の強打を受けながらまた1発、2発と返す。数度繰り返し、最後は連打を浴びリングに腰を落とした。
試合後も鳴りやまない「アキラ」コール。4千人の観衆は最後まで諦めない思い、真の強者の姿を胸に刻んだ。「まだまだ僕のボクシング人生は終わっていない。まだ八重樫の試合を見たいと言ってくださる方がいる限り、何度でも戦う」。声援を受け、八重樫は前を向いた。
http://www.iwate-np.co.jp/sports/y2014/m09/spo1409051.html
岩手日報 2014.9.5
八重樫いざゴンサレス戦 きょう5日、注目の防衛戦
【東京支社】世界ボクシング評議会(WBC)ダブルタイトルマッチ(5日、代々木第二体育館)の計量は4日、東京都内のホテルで行われ、北上市出身のフライ級王者八重樫東(あきら)(大橋、黒沢尻工高-拓大)と同級1位の挑戦者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)はともに1回でパスした。八重樫はリミットの50・8キロ、ゴンサレスは50・7キロだった。王者は一発クリアを確認すると親指を立て、安堵(あんど)の表情。ジュースやゼリーなどを口にした。
迎え撃つ「最強の挑戦者」の体つきを見て「想像通り(いい)。コンディションは良さそう」と評価。「今は落ち着いている。『悟り』の心境。いつも通り一生懸命戦う」と大一番に向けて集中力を高めていた。
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