2014年9月12日金曜日

ボクシングの醍醐味

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スポーツ えっせい 2014年09月06日
ボクシングの醍醐味を味あわせてくれた八重樫 東
 昨日 代々木第2体育館で行われたWBCフライ級タイトルマッチで、王者の八重樫東が元2階級制覇王者ローマン・ゴンサレスとの壮絶な打ち合いの末に9RTKO負けでタイトルを失った。
 とはいえ試合が終わった直後から敗れた八重樫に対して場内から万雷の拍手が送られたし、ネットのコメント欄でも八重樫の頑張りに対する賞賛の声が殆どで批判するような声は皆無といっていいぐらいだった。
 これを見てボクシングファンがボクサー達に何を求めていたかが分かるではないか。
 最近のボクシングは階級や団体が増えた事もあって日本人選手の勝利が増えたのと引き換えに、かつての世界戦では当たり前だった強豪同士の試合が あまり見られなくなってしまった。
 日本のボクシングファンは日本人選手が酷い内容で勝っても喜ばないどころか酷評する傾向があり、強敵との対戦を徹底的に避けて長期間防衛したり複数階級制覇に拘るような者は勝ち続けても賞賛しない。
 ところが視聴率の奴隷と化した民放地上波TV局は視聴率アップのためにスターを作ろうと、怪しげな戦績の相手を連れて来て連勝させ複数階級制覇などの肩書きを持たせようと画策し遂には実力的にも空辣な自称ボクサーまで生み出してしまった。
 これでは心あるボクシングファンからは総スカンを食い、人気が低迷するのも当然だろう。
 格闘技の原点は より強い者を相手に死力を尽くして戦うからこそ観客や視聴者の心を打つわけで昔の世界戦では当然だったのが、今では珍しいものになってしまった。
 だからこそ八重樫が自らをミニマム級統一戦で破った男が対戦を避けたローマン・ゴンサレスの挑戦を受ける事を表明した時にファンは喝采を送ったのだ。
 それを考えれば八重樫-ロマゴン戦が日本ボクシング界の起爆剤になる事を願って止まない。

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