2023年11月11日土曜日

来週からタパレス対策

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井上尚弥がスパーリング組み込む異例フィジカル合宿打ち上げ、来週からタパレス対策へ

[2023年11月10日21時25分] 日刊スポーツ

ボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が最速の2階級での4団体統一を見据え、異例のハードトレ合宿を敢行した。12月26日、東京・有明アリーナでWBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)との4団体王座統一戦を控え、10日に横浜市の所属ジムで5日間のフィジカル合宿を打ち上げ。自衛隊式「耐乳酸トレ」メニューとともに週3回のスパーリングも消化する過酷なトレーニングで肉体を仕上げた。

6日から始めた異例のハード合宿を打ち上げ、井上は「やり切りました」と充実した笑みを浮かべた。最終日はIBF世界スーパーバンタム級15位エリック・ロブレス(23=メキシコ)と6回のスパーリングを消化。6日、8日は5回だったが、この日はさらに1回を追加。井上は「疲れている中で上げていけるような予備タンクづくり」と意図を明かし、大粒の汗をぬぐうと即座にフィジカル練習を開始した。

元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(40)と12年ロンドン五輪ウエルター級代表で自衛隊体育学校出身の鈴木康弘トレーナー(35)による自衛隊式「耐乳酸トレ」メニューに取り組んだ。15秒間のサンドバッグ連打、腕立てからジャンプしながらのシャドー4連打を20秒間、八重樫氏の構えるバランスボール押しを10秒間、最後に15秒間のサンドバッグ強打を計5セットをやり抜いた。続いてミット打ち3回、全力で自転車トレ器具をこぎ続け、ギリギリまで追い込んだ。

ジム内合宿は3度目だが、実戦トレを導入したのは初めて。井上は「より負荷をかけられた。フィジカルの底上げ、気持ちの切り替えがメイン。来週からはタパレスをイメージして練習に入る」と強調した。2階級での4団体統一に成功すればテレンス・クロフォード(米国)に続き、2人目の快挙。クロフォードは8年3カ月かけて達成したが、井上がタパレスを撃破すれば5年7カ月と大幅に更新する最速記録となる。試合まで約1カ月半。「今は気にするのは体調とけが」。警戒心を強め、仕上げる構えだ。



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