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ボクシング・マガジン編集部 2020-09-27
井上尚弥、調整順調。「最高の出来です!」
10月31日(日本時間11月1日)、アメリカ・ラスベガスのMGMグランド“ザ・バブル”で、ジェイソン・マロニー(オーストラリア)の挑戦を受けるWBA・IBF世界バンタム級チャンピオン井上尚弥(大橋)の調整ぶりが、大橋ジムから届いたのでお伝えしよう。
自身が「第2章の始まり」と公言する、聖地ラスベガスでの初めての試合までおよそひと月。新型コロナウイルス対策のため、われわれメディアは立ち入ることができないが、“モンスター”の現況は俄然、熱を帯びている模様だ。
試合の正式発表は今月9日。試合決定からようやく本腰を入れる選手も多い中、黙々と日々積み上げることで、「強さを手に入れた」と言ってはばからない井上のことだ。一気に力を入れるのではなく、彼にとっては普段の状態からギアを上げた程度のことかもしれない。が、その“通常”でさえ、とんでもなく強いのだから、われわれの想像をはるかに超えるコンディションなのかもしれない。
26日は、先ごろプロデビューを飾った“ミライ☆モンスター”松本圭佑と4ラウンドのスパーリングを行い、その後はジムの6階にオープン(10月10日)する高地トレーニングスタジオ『Green Terrace』で、約30分ほど汗を流したという。
低酸素状態の中でトレーニング
「スパーリングも順調にこなし、最高の出来になっています。また、標高3000メートルの低酸素トレーニングでお世話になり 大変な効果が出ています。試合2週間前にラスベガスに出発しますが、残りの日にちを全力で練習していきたいと思います」と、本人のコメントからもその充実ぶりは伝わってくる。
井上は10月18日に日本を発ち、11月2日に帰国予定。
国内での調整は残り20日弱。牙を磨げるだけ研ぎ澄まし、本格的なアメリカ進出に向けて、悠然と乗り込むつもりだ。
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