2019年9月18日水曜日

全日本関東予選、元東洋太平洋ミドル級王者佐藤選手

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スポーツ報知 2019年9月16日 9時40分

元東洋太平洋王者・佐藤幸治、全日本切符で五輪前進「勝てて良かった」 プロ参戦経験者は初出場
アマチュアボクシング全日本選手権(11月21~24日、鹿児島)の関東予選会第2日が15日、都内の駒大玉川キャンパスで行われ、プロボクシング元東洋太平洋ミドル級王者・佐藤幸治(38)=日大=が、ミドル級(75キロ級)で日体大3年の小森勇典に5―0の判定勝ち。全日本切符を獲得した。プロ参戦経験者の全日本出場は初で東京五輪出場に一歩近づいた。
 佐藤はプロで東洋太平洋王座を獲得するなど20勝18KOを生んだ強烈な右で、大学生を圧倒した。アマ復帰3戦目。かつてのアマ13冠王は試合ごとに感覚を取り戻した。「連戦は前のアマ時代以来。勝てて良かった」。応援に駆けつけた知子夫人に抱かれた長男・大吉くん(3)の背中を見ながら「初めて息子にボクシングの姿を見せられた」と汗をぬぐった。
 東京五輪への道が開かれ、6月の東京予選で7年ぶりにリングへ。普段は要人の警備・警護などを担う日本シークレットサービスに勤務し、ダライ・ラマ14世の来日時も担当した。復帰には会社も理解を示し、練習優先の勤務にしてくれた。
 帝拳ジムで汗を流した先輩、後輩も応援に駆けつけた。元WBC世界バンタム級王者の山中慎介さんは「長いブランクがあっても3試合ポイントを取って勝った。日程が合えば応援に行きたい」と喜んだ。
 「疲れやすいなどマイナスポイントを修正して、今をしっかり頑張っていく」と佐藤。高3だったWBA世界ミドル級王者・村田諒太に勝ち5連覇を果たした03年以来、16年ぶりの全日本が待つ。

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