2019年6月26日水曜日

待ったなし

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BOXING MOBILE  2019.6.26

インタビュー OPBFフェザー級王者 清水聡(大橋)

7/12(金) エディオンアリーナ大阪
WBOアジアパシフィックSフェザー級タイトルマッチ
ジョー・ノイナイVS清水聡
清水聡「世界まで待ったなし!」
 OPBF東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(33=大橋)は、7月12日(金)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)でWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者のジョー・ノイナイ(23=比国)に挑戦する。清水は、ここまで危なげない強さを見せつけてきた。次戦では、階級を上げてフィリピンの強豪に挑むが、「パンチをもらわず圧倒したい」と自信を示した。
 当日は、ロンドン五輪でともにメダリストとなった、親友の村田諒太(帝拳)がメインイベントでリベンジマッチに臨む。約2年7ヶ月ぶりにメダリストの競演となるが、「先に勝ってプレッシャーをかけたい」と笑顔を見せた。
■7ヶ月ぶりの試合が決まりました。なかなか試合が決まらなくてヤキモキしたのではないでしょうか?
清水 半年以上、空きましたね。ただ、会長もいろいろと動いてくれているので、安心して任せています。決まった試合をやるだけです。
■千葉県勝浦で八重樫東選手と内藤未来選手(E&Jカシアス)の2人と走り込み合宿を行いましたね。キャンプを張ることになったきっかけを教えてください。
清水 未来君の母の実家が勝浦にあり、泊まれる場所があるということでお邪魔させてもらったのですが、すごく良かったですよ。山、海、砂浜と走りました。E&Jカシアスジムでやっているメニューに加えて、八重樫さんが考えたメニューを消化しました。2泊3日でしたが、かなり筋肉痛になりましたよ。
■清水選手は週末に階段トレーニングをしていますが、違うものなのでしょうか?
清水 砂浜は足を取られるので使う筋肉が違いますね。
■八重樫選手とは合宿などで同じ時間を過ごすことが多いのですが、そばで見て感じることはありますか?
清水 (八重樫さんは)疲れ知らずですね。僕より全然疲れが溜まらないというか。良いサプリメントを飲んでいるからですかね。僕もその情報を聞いて参考にさせてもらっています。今が競技人生で一番練習していると話していました。
■チャンピオンのノイナイ選手の印象を聞かせてください。
清水 前回、日本人選手が倒されているので、パンチ力があるのかなと。警戒しながらパンチをもらわないことに一番気をつけたいです。
■清水選手は強烈なパンチ力がありながら、これまでも何度もパンチをもらわないことに第一優先にしてきました。いつからこのようなことを考えるようになったのでしょうか。
清水 岡山でボクシングを始めた頃にコーチに言われていたので昔からそういう考えですね。
■普段から相手の映像は見るのでしょうか?
清水 何試合か見ますよ。僕は選手の癖を見つけるのが得意なので、大体わかりますね。今回も見つけたわけではないですがイメージはできています。
■ノイナイ選手と拳を交えた坂晃典選手(仲里)は、試合後に「上体の柔らかさは天性のものだ」と話していました。アマ時代も含めてこのようなタイプの選手はいましたか?
清水 アマチュア時代は、上体が柔らかい選手ばかりだったので特に問題にしていないです。柔らかい選手はパンチを当てるのが上手いので、自分のボクシングを心掛けてジワリジワリと攻めていきますよ。
■今回は、階級を上げたスーパーフェザー級での試合になりますが。
清水 チャンスを広げるためです。昔より体が大きくなり、身長もプロに入ってから3㎝伸びて180㎝になりました。30代になってから伸びたのですが、なかなかそういう人っていないですよね。
■現在33歳ですが、年齢は気になりますか?
清水 多少は気になりますね。特にここが落ちているとか、疲れが抜けにくいとかはないですが消耗品みたいなもので。
■当日は村田選手と同じ会場での試合になりますが。
清水 はい。先に勝ってプレッシャーをかけますよ(笑)。連絡はしようしようと思っているのですが、していないです。
■(スパーリングを終えて)今日の出来はご自身ではいかがでしたか?
清水 全然ダメでした。仕上がりは40%~50%といったところでしょうか。細かいパンチをもらったのと、自分の動きができていないです。残り1ヶ月くらいで100%に仕上げていきます。
■では、試合への意気込みをお願いします。
清水 そうですね…、自分のボクシングをしっかりして倒して勝つのがベストかなと思います。周りの人が世界に行っても大丈夫だと納得のいく試合をしないといけないと思います。
■どうもありがとうございました。
「ボクモバの目」
 この日行われたスパーリングでは、重厚なプレスをかけて長身から繰り出される打ちおろしの左ストレート、相手の死角から飛んでくる左ボディ、さらに返しの右フックを決めて筆者の目には絶好調に映った。対戦相手にとっては大きな壁が迫ってくるような威圧感を感じるのではないだろうか。清水には、世界へのカウントダウンとなるような試合に期待したい。

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