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THE PAGE 2016.10.12 17:42
内山が大晦日の世界戦再起を正式発表!「やられたままで終われない」
再起を発表した内山はすでにビルドアップされている肉体を披露した。
前WBA世界Sフェザー級王者の内山高志(36、ワタナベ)が12日、都内のワタナベジムで大晦日の再起リングに上がる決意を固めたことを発表した。相手は、4月に2回KO負けを喫して12度目の防衛に失敗した現同級スーパー王者のジェスレル・コラレス(25、パナマ)との再戦になる。
内山は、1か月の休養ののち、「もう一度、ボクシングがしたい」「一方的にやられたまま終われない、リベンジをしたい」という気持ちが強くなり、数週間前に渡辺会長に再起の意向を正式に伝え、了承された。大晦日の世界戦については、正式に決定次第、近日中に記者発表される。
以下、記者会見での主な一問一答。
--なぜ再起を?
「4月に負けて1か月くらい休養をとり6月からジムに通いだした。気持ちが落ちると体力も落ちると言われていたが、それを感じなかった。本当にやりたいかどうか曖昧だったが、7月から本格スパーも再開してハッキリ気持ちが固まった。また試合がしたい、もう一度チャンピオンに返り咲きたいという気持ちが強くなった」
--引退の選択肢は?
「それはなかった。第二の人生を考えたこともなかった」
--コラレスとの再戦にこだわって再起したのか?
「希望はコラレスだが、違う相手であっても、もう一度やりたいと思った」
--コラレス戦への悔しさよりボクシングをやりたいとの気持ちが強い?
「何もしないで一方的にやられたまま辞めるのには悔いは残った。悔しい、リベンジしたいという気持ちも強かったが、ボクシングをやりたいという気持ちだね」
--誰かに相談したか?
「他人は他人というのが僕の性格。一人で決めた。母はこれで引退すると安心していたようだが、再起を伝えたら、じゃあ頑張ってねという反応だった」
--そこまでひきつけるボクシングの魅力は?
「11度の防衛中は負けれないというプレッシャーがあった。一戦一戦の緊張感。それがボクシングの醍醐味だった。負けて1か月間、練習をしないのは楽だな、プレッシャーがないのはノビノビできるなと思ったが、プレッシャーがなくなって半年も過ぎると寂しさに変わってきた。チケットを買って応援してくれる友の輪が一戦一戦広がって、みんなの思いが支えになった。喜んで帰ってもらいたい、というプレッシャーも楽しいものだった」
--コラレス戦の敗因は?
「準備不足だった。試合前に少しだけコラレスの映像を見ていたが、まるっきり違う積極的なスタイルでこられて一流のボクサーなら対応できたのだろうが、僕はできなかった。まだまだ二流。でも、スピードもやりづらさもわかった。次への対策は練れる。次はいける自信はある」
--年齢的な不安は?
「それはない。体力的な不安を感じたことはない」
--大晦日が内山の第二章のスタートになる?
「6年半もかけて怪我をしながらも11度防衛してきた。寂しいな、もったいなあという気持ちもあるが、またイチからというより、前までの防衛記録は忘れて、またチャンレンジャーの気持ちが出てきた」
--世界のベルトを再び巻いたあとは?
「今は、次の試合に勝つことしか考えていない」
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