2015年11月10日火曜日

高校最強ボクサー梅村、全日本ボクシング選手権

http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20151109-OHT1T50167.html
スポーツ報知  2015年11月10日7時30分
高校最強ボクサー梅村、村田超えの初出場V狙う
 ボクシング・ミドル級で高校通算5冠の岩手・江南義塾盛岡高の梅村錬(3年)が、岩手・奥州市で開催される全日本ボクシング選手権(18日~22日)に東北ブロック代表として初出場する。昨夏の全国高校総体から5大会連続で全国制覇した“高校最強ボクサー”が、初めてヘッドギアを外し、社会人や大学生に挑む。憧れのロンドン五輪同級金メダリスト・村田諒太(29、帝拳)も成し遂げなかった、初出場初優勝に拳をうならせる。
 重みのあるボディーアッパーに、サンドバッグが「く」の字に浮き上がった。梅村は、初の全日本選手権に着々と準備を進める。「初めてヘッドギアを外すが、恐怖感はない。挑戦者として下がらずにどんどん攻めていきたい」
 ミドル級には11人がエントリーし、高校生は梅村だけ。対戦相手は18日の抽選会で決まる。タレントで近大ボクシング部総監督の赤井英和(56)の長男・英五郎(20)=奈良県連盟=や、前回王者の高橋諒(24)=拓殖大職員=と対戦する可能性もあるが「どの選手とも戦ってみたい。楽しみです」と、臆する様子はない。
 全日本選手権では、ヘッドギアが外れるだけではなく、1ラウンドが高校生大会の2分から3分に延びる。10月の和歌山国体後、梅村は進学が決まっている拓殖大で1週間の合宿を行った。「3分間の中でどう休むか、どう山場を作るか教わりました」。毎日の練習後にも20秒×10本の、全力でのサンドバッグ打ちを取り入れるなど、スタミナ強化を図ってきた。
 憧れの村田は、南京都高(現・京都広学館高)3年の時に全日本選手権に初出場し準優勝。梅村は小学6年の時に、江南義塾盛岡の鬼柳(きやなぎ)忠彦監督(45)を通して村田と知り合い、現在も連絡を取り合う。今大会の出場を伝えると「優勝できるという気持ちで臨め!」と激励された。「どんな大会であっても、誰にも負けたくない。1勝を重ね、絶対に優勝します」。村田より1つ多い“6冠”で、高校最後の大会を締めくくる。
 ◆梅村 錬(うめむら・れん)1997年6月2日、岩手・盛岡市生まれ。18歳。北厨川小6年時に盛岡市民ボクシング教室で競技を始める。北陵中では柔道部にも所属し、ボクシングと掛け持ち。高校では1年の時にアジアユース選手権出場。全国高校総体、国体は準優勝。2年時に世界ユース選手権出場。全国高校総体、国体ともに昨年から連覇し、今年春の選抜大会Vを合わせて高校通算5冠を達成。176センチ、75キロ。血液型O。家族は祖父母と母。

0 件のコメント:

コメントを投稿