http://boxingnews.jp/news/31423/
ボクシングニュース 2015年10月30日金曜日
12.29細野悟vs下田昭文 “事実上の挑戦者決定戦”
日本フェザー級王者の細野悟(大橋)と元世界王者の下田昭文(帝拳)が12月29日、東京・有明コロシアムで行われる井上尚弥(大橋)と八重樫東(大橋)のダブル世界タイトルマッチの前座で対戦することが決定。両選手が30日、横浜市の大橋ジムで記者会見して発表した。
細野悟と下田昭文が激突(ボクシングニュース)
WBA3位、WBO6位など世界4団体でランクされる細野に、元WBA世界S・バンタム級チャンピオンの下田が挑戦する。試合は日本タイトルマッチで細野の3度目の防衛戦となるが、大橋秀行会長は「事実上の世界挑戦者決定戦」とこの一番を表現。フェザー級の国内トップと目される細野と下田が激突するのだから、勝った方が世界に近づくと考えるのは当然だろう。
下田を迎え撃つ立場の細野は「楽しみでしょうがない感じ」とこの一戦を迎える気持ちを表現した。これまで3度世界に挑戦して届かず、4度目を目指す立場だが、最近は試合内容が冴えずにモチベーションが下がっているようにも見えた。その点、今回の相手は申し分なく、細野からは「ヘタしたら(下田の)ワンサイドになってしまうかもしれない」と驚きのセリフまで飛び出すほど。もちろん負けるつもりは毛頭なく「最近は試合のイメージができなかったけど、下田の試合は見ているのでイメージが沸く。しっかり崩していきたい」と決意表明。持ち前の馬力とパワーで、スピードとキレの下田に勝負を挑む。
一方の下田は昨年2月にマカオでマルビン・ソンソナ(フィリピン)に敗れ、長期ブランクを余儀なくされた。「去年の年末は復帰戦もできない状態で、仕事をして、練習もまともにできなかった」というどん底を味わった。今年6月の復帰戦にこぎつけ、10月の再起第2戦にも快勝すると「国内で最強を証明できるし、勝てば世界ランクをもらえる。自分はゆっくりしているヒマはない」と照準を日本王者にロックオン。「馬力のあるファイター、うまさもある」と細野を評価しつつ「さらに上がっていくためにちょうどいい相手だと思う」とも。この試合をステップに再び世界の舞台に立つ考えだ。
これで12月29日の有明コロシアムは、井上が指名挑戦者ワルリト・パレナス(フィリピン)を迎えるWBO世界S・フライ級タイトル初防衛戦、八重樫が王者ハビエル・メンドサ(メキシコ)に挑戦するIBF世界L・フライ級タイトルマッチ、井上拓真(大橋)がレネ・ダッケル(フィリピン)の挑戦を受けるOPBF・S・フライ級タイトルマッチを合わせ、4つのタイトルマッチが並ぶことになった。
http://boxingnews.jp/news/31414/
ボクシングニュース 2015年10月30日金曜日
小原佳太がマイアミに出発、11.7IBF挑戦者決定戦
11月7日(日本時間8日)米フロリダ州マイアミでIBF世界S・ライト級挑戦者決定戦に出場する同級6位の小原佳太(三迫)が30日午前、成田空港から渡米した。小原は指名挑戦権をかけて同級9位ウォルター・カスティーリョ(ニカラグア)と対戦する。
ここまで順調に練習を重ねてきたという小原。最近は特にフィジカルの強化に力を入れてきたとあって「背中の筋肉や腹筋がついて減量はきつくなった」と言うものの、出発時点でリミットまではあと6キロ。試合4日前に5キロオーバーが小原のペースというから、ウエート調整も計算通りにきている。
好戦的なカスティーリョとの対戦について「相手が出てきて迎え撃つことになると思うが、それでも先手を取って主導権を握りたい」とイメージを描きつつ、「相手のプレッシャーは強いと思うけど、どんな形でもいいから勝ちたい」とも。今回の試合に限っては、内容よりも結果がすべてだと強く認識している。
11月7日は東洋大の先輩で、ミドル級世界ランカーの村田諒太(三迫)がラスベガスで米国デビュー戦に挑む。小原は「村田さんと場所は違うけど、同じ日というだけでうれしい。この試合をきっかけに、自分も知名度を上げていきたい」と成り上がりを宣言。五輪金メダリストの先輩よりひと足早く世界へのキップを手にする意気込みだ。
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