http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?sp=20151021_1
岩手日報 2015/10/21
ボクシング八重樫、12月世界戦 再び3階級制覇挑む
ボクシングの元世界2階級王者、八重樫東(あきら)(黒沢尻工高-拓大)が12月29日、東京・有明コロシアムで国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者のハビエル・メンドサ(メキシコ)に挑戦することが20日、所属する大橋ジムから発表された。32歳の「激闘王」が昨年12月に続き、世界3階級制覇に再挑戦する。
世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者、井上尚弥の初防衛戦とダブル世界戦として行われる。
八重樫は2011年に世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級、13年に世界ボクシング評議会(WBC)フライ級を制覇。同級王座を陥落した昨年、復帰戦となった12月のWBCライトフライ級王座決定戦でペドロ・ゲバラ(メキシコ)にKO負けを喫し、3階級制覇に失敗した。
今年5月と8月のノンタイトル戦をTKO、KO勝ちで2連勝を飾り、再起3戦目で1年ぶりの世界タイトル戦が巡ってきた。
世界戦に2連敗し、約2カ月の時間をかけて現役続行を表明した八重樫は「いろいろ考えて再起し、こんなに早く世界戦ができるとは思わなかった」と述べた。
http://www.nikkansports.com/battle/news/1555418.html
ニッカン 2015年10月21日8時54分
八重樫東も1年ぶり世界再挑戦「後悔を取り戻す」
元2階級王者八重樫東(32=大橋)が12月29日に東京・有明コロシアムで3階級制覇をかけ、IBF世界ライトフライ級王者ハビエル・メンドサ(24=メキシコ)に挑戦することが決まり、20日に都内で会見を行った。
八重樫は日本人3人目の3階級制覇へ、1年ぶりに同じライトフライ級での再挑戦となった。八重樫は「わがままを全面的にくんでもらった。やり残した後悔を取り戻したい。この階級でできる、勝てると示して見返したい」と決意を口にした。
昨年9月にWBCフライ級で無敵ゴンサレスを迎え撃ったがKO負けした。年末にはWBCライトフライ級で3階級制覇挑戦もゲバラに衝撃のKO負け。大橋会長は「減量失敗」とした。フライ級かスーパーフライ級で再挑戦を助言していたが「功労者。本人に任せた」という。
王者は若い左のメキシカンファイター。勝ちにこだわり、激闘王と呼ばれる根性の勝負にいく。「燃える、面白い相手。技術は尚弥に任せ、気持ちのぶつかり合い。僕の色を出す。勝つことがすべて」。勝利の先には、ゲバラとの王座統一戦でリベンジの野望も見えてくる。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/battle/news/CK2015102102000148.html
中日スポーツ 2015年10月21日
井上尚弥と八重樫東がW世界戦 12・29東京・有明コロシアム
ボクシングのダブル世界戦が12月29日、東京・有明コロシアムで行われることが20日、発表された。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者井上尚弥(22)=大橋=が同級1位ワルリト・パレナス(32)=フィリピン=と初防衛戦を行う。また、IBF世界ライトフライ級タイトルマッチでは、国内3人目の世界3階級制覇を目指す同級13位八重樫東(32)=大橋=が同級王者ハビエル・メンドサ(24)=メキシコ=に挑戦する。
井上にとっては約1年ぶりの試合。昨年12月30日に伝説王者オマールナルバエス(アルゼンチン)に衝撃の2回KO勝ちを収め、世界に「モンスター・イノウエ」の名を知らしめた。しかし、その代償として右拳を痛めた。レーザー手術を受け、右拳は一切使わずに練習していた。だが「9月にMAXの力で殴っても大丈夫になった。1%の不安と99%の楽しみがある」と復活宣言だ。
故障中の練習は左ジャブばかりだった。だが、それによって、大橋秀行会長が「左ジャブにストレート並みの破壊力が出てきた。まさに、メガレフト」と呼ぶほど進化した。
相手のパレナスは24勝21KO(6敗1分け)と高いKO率を誇るハードパンチャー。「前半の一発には、気を付けないと」と警戒する井上だが、ここは、軽く一蹴したい。
大橋会長は「アメリカから試合に出てくれという要請がたくさん来ている。来年はアメリカで試合がしたい」と明かした。44戦全勝のニカラグアの怪物ローマン・ゴンサレスの人気が沸騰中だが「ロマゴン(ゴンサレス)が試合をする同じリングに上がってほしいというオファーが来ている。ゆくゆくは、ロマゴンとの対決になれば盛り上がるでしょう」と同会長。井上も「楽しみ。自分がワクワクする。(米国に)呼ばれるためにも次の試合がカギ」とキッパリ。年末の試合が井上の国内での見納めになるかもしれない。
◆3階級制覇今度こそ
ミニマム、フライに続きライトフライ級で3階級制覇を狙う八重樫は「いろいろ考えて再起した。一度王座取りに失敗した階級にこんなに早く再挑戦できて感謝している」と、亀田興毅、井岡一翔に並ぶ3階級制覇に意欲を見せた。
ゴンサレスやペドロ・ゲバラ(メキシコ)ら名王者とグローブを交えてきただけに、今度こその思いは強い。特にライトフライ級は昨年12月30日にゲバラとWBC王座を争い、7回に左ボディー一発でKOされてチャンスを逸した因縁の階級だ。
相手のハビエルは左のファイター。八重樫は「体を一度リセットした。やり残したものをしっかり取り戻したい」。大橋会長も「勝てば4階級も見えてくる」と夢を後押しした。
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